日本企業の業績が逆風下でも拡大しそうだ。2024年3月期の純利益は前期比2%増え、3期連続で最高益を更新する見通しだ。資源高などの一服で前期好調だった商社や海運が落ち込み、全体の増収率も1%と前期(17%)から下がるが、供給網の改善で自動車生産が回復し、稼ぎ頭が交代する。お家芸のコスト削減策を進めることも効く。日本経済新聞社が東証プライム上場企業のうち、前期と比較可能な24年3月期の業績予想(
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某所で貨幣発行益についてのお話をしてきたのですが……貨幣発行益について頻繁に話している人なのに貨幣発行益を理解していないという現象(?)があるようで... 1万円札を発行したら即1万円の貨幣発行益があるわけではないんです.そして,1万円札を発行したらある意味で1万円の貨幣発行益が得られることになるんです.本日は,この禅問答みたいな状況を整理してお届けするエントリです. 金融資産とは何か まず,ここで資産と負債について整理しておきましょう.誰かの負債は必ず誰かの資産です. 例えば,私がA氏に100万円を借りたら――私は100万円の負債を追うと同時に,A氏は100万円の債権という資産を保有することになるわけです. そして,私たちが普段使用している貨幣(現預金)もまた金融資産でなんです.銀行預金は銀行の負債です. そして,銀行には預金の一定割合にあたる額を日銀当座預金残高として保有する義務があり
というNBER論文が上がっている。原題は「Inflation Strikes Back: The Role of Import Competition and the Labor Market」で、著者はMary Amiti(NY連銀)、Sebastian Heise(同)、Fatih Karahan(アマゾン・ドット・コム)、Ayşegül Şahin(テキサス大オースティン校)*1。 以下はその要旨。 U.S. inflation has recently surged, with inflation reaching its highest readings since the early 1980s. We examine the drivers of this rise in inflation, focusing on supply chain disruptions, lab
ノースウェスタン大学のジェームス・リンドグレーン(James Lindgren)の論文より。 ・・・(略)・・・総合的社会調査(GSS)のデータに照らすと、再分配政策を大いに支持する「再分配賛成派」の面々は、再分配政策に強硬に反対する「再分配反対派」の面々と比べると、過去1週間のうちに怒ったり、誰かに腹を立てたり、激高したり、悲しみに浸ったり、孤独を感じたり、憂鬱(ゆううつ)になったりしたことがあると答える確率が2~3倍ほど高かった。翻(ひるがえ)って、再分配反対派は、再分配賛成派と比べると、幸せで悠々(ゆうゆう)とした一週間を過ごせたと答える確率が2~4倍ほど高かった。再分配賛成派は、怒りがちなだけでなく、怒りが長続きしがちでもある。さらには、直近で怒ったのはいつだったかと問われると、その時に復讐を企てたと答える確率も再分配反対派の倍以上だった。最後に、再分配賛成派にしても反資本主義者(
高知県土佐市の「カフェニールマーレ」の退去事件。発生から6日が経ち、少しずつ真相が見え始めた。若い女性店長による告発の中身が衝撃的で、ひろゆきや滝沢ガレソに宣伝されて1億回を超える驚異的な閲覧数となり、事件を知ったほとんどが女性店長を応援する世論となって沸騰した。一見して非常に分かりやすい善玉と悪玉の対立構図であり、都会から田舎に来た若い移住者が理不尽な苛めを受けているという「被害」の表象であり、私も女性店長を擁護する視線で眺めていた。だが、ネットの集合知というものは手強いもので、次々と仰天する背景事実が掘り出され、また、法的な客観的関係性が根拠を元に整理され、私の心証は当初とはすっかり変わっている。最初は、新居浜市の事件と同様、高齢の地域ボスによる専横支配と移住者追い出しの悪事かと思ったが、むしろ、カフェの方がゴネ得の居座りを図った汚い騒動だった。 カフェ側への同情と土佐市への糾弾一色で
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