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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (247)

  • 安倍首相、辞任へ: 極東ブログ

    安倍首相は、5時の記者会見で辞任する意向を正式に表明した。理由は、難病の潰瘍性大腸炎が再発したことだ。 難病の多くは寛解期と発作を繰り返す。寛解が長引き、自然寛解となることもある。私の場合は多発性硬化症だが、自著にも書いたが定期的な通院でコントロールしている。とはいえ、毎年誕生日を迎えるころの炎天下の日々にはきつい発作が起きる。この数年は安定しているから、なんとか乗り切れるかとも思った。が、その矢先、暗澹たる発作があった。幸い、短期に安定した。 難病の多くは、安定していると、傍からは、健康そうではないか、と見られる。このあたりの感覚はなかなか通じないものだと思う。立憲民主党の石垣のりこ参院議員は、安倍晋三首相の難病・潰瘍性大腸炎の再発理由での辞任表明に対して、Twitterで「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」と投稿し、多くの層から批判を受け、立憲民主党の党側からも批判を受

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    mahal 2020/08/29
    選挙負けた腹いせでメディアが嘘八百的に安倍を「ポピュリスト」と扱っていたが実はそこと縁遠かった安倍に対し、今後の首脳がどの程度ポピュリズムに振り回され、それと官邸の関係性は…という辺りは問われるのかも
  • 横田めぐみさんは、なぜ北朝鮮に拉致されたのか?: 極東ブログ

    横田めぐみさんのお父さん、横田滋さんが亡くなり、世の中の話題が少し拉致問題に焦点を当てるようになり、ふと、以前、若い人に、横田めぐみさんは、なぜ北朝鮮に拉致されたのか?と問われたことを思い出した。 横田めぐみさんは、なぜ北朝鮮に拉致されたのか? どう答えたらよいのだろうかと戸惑った。戸惑った一番の理由は、私が、その問いの解答を知らないからだ。だから、私は、「知らない」と答えるべきかと思った。それも誠実ではあるだろう。ただ、昭和という時代に生きた私は、知っているとは言えないが、思い当たることはいろいろある。それを語るべきだろうかと、戸惑いが広がった。 こう答えたと思う。「当の理由はわからない。ただ、私が思う理由を話していいかな」それに肯定的だったので、こう答えた。「日語教師にするためだと思う。」 もちろん、この答えでは疑問が続く。「なぜ北朝鮮は日語教師を必要としたのか。なぜ拉致なんてし

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    mahal 2020/06/06
    弁当センセ10歳年齢サバ読み事案/大韓機爆破事件、実行犯の金賢姫が美人だった辺りでなかなか盛り上がったけど(当時も世の中そんなもん)、その文脈で日本語を拉致被害者が教えた…という話は普通に出てはいたよね。
  • 安倍首相の「断腸の思い」は私には伝わった: 極東ブログ

    私は、いちおう述べておけば、自民党支持でもないし、安倍晋三首相の支持者でもない。ただ、それでも、彼を擁護するかに聞こえる発言をしようものなら、それだけで批判されるという昨今のネットの空気も知っているが、これは、書いておこうかと思った。 北朝鮮の国家組織による犯罪行為として、1977年(昭和52年)11月15日に、袋詰と思われる非人道的な方法で拉致された13歳の女子中学生・横田めぐみさんの父、横田滋さんが5日老衰で亡くなった。無念であっただろうと思う。 これを受けて安倍首相は、記者団に対し、思いを述べたのをNHKニュースで私は見た。曰く、「総理大臣としていまだにめぐみさんの帰国が実現できていないことは断腸の思いであり、申し訳ない思いでいっぱいだ」と。涙は流していないが、詰まらせている声はいつも喋り下手ではなく、涙が出そうな感情をこらえているように見えた。もちろん、これは私の主観である。が、彼

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    mahal 2020/06/06
    結果としては「北に何か譲歩しての解決」が輿論として合意できないほどに北への敵意がガラっと向いてしまったので、戦争に近いオプション以外がなくなってしまった感はあったりも
  • もし、緊急事態宣言がなかったらどうなっていたか? (追記あり): 極東ブログ

    もし、緊急事態宣言がなかったらどうなっていたか? 最初に明確なことがある。私にはわからないし、私には強い主張はないということだ。しかし、ある程度確かな典拠から推測できることはあるので、ブログにいち市民の歴史証言として記しておきたい。 その「ある程度確かな典拠」となるのは、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が 5月14日に発表した「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(参照PDF)での以下のグラフ「全国の実効再生産数 P4 発症日データを用いた推定、P5 発症日を特定できない感染者も含めた推定」である。 グラフで示されていることは次のとおり。「黄色の棒が感染時刻(日)別の推定感染者数であり、青の実線が推定された実効再生産数であり青の影が 95%信用区間を示す。感染から報告までの遅れの 80 パーセンタイルを考慮して全国では4月29 日以降、各地域では4月 30 日以降の推

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    mahal 2020/05/21
    欧米輸入例起因の拡大における「夜の街クラスター」は結構大きかったというのも、「K-1クラスターがなかった」と共に語られるべきかな。最終的にマスギャザそのものより、移動による戸外飲食の安全性が問われそう。
  • 米津玄師「Lemon」の”意味”をなんで人は知りたいと思うのだろうか?: 極東ブログ

    米津玄師「Lemon」でちょっと気になることがあって(それは後で述べるけど)、ネットでちょっと調べようとしたら、どうも少なからぬ人が、米津玄師「Lemon」の”意味”を知りたいと思っているような様子を見かけて、不思議な気持ちになった。 いあ、まあ、気になる作品や、世の中で大ヒットした作品をより深く知りたいと思うことはなんら不思議でもないだろうとも思うのだが、この件について、私は、当初、そんなことも考えていなかったのだった。「Lemon」の”意味”? 考えたこともなかった。 私は何を言いたいのか? ちょっと例を出して補足してみたい。例えば、こういうWebページの記事があった。《課題『この曲が売れた理由分析レポート – 米津玄師「Lemon」》(参照)。 なぜこの曲が売れたのか。生徒の皆さんから提出された分析レポート、そして一郎先生による分析も紹介していきます。 ということで、「生徒」さんの分

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    mahal 2020/03/22
    プロのVoが地声でGisまでしか出ないってのは流石にカッコ悪いけど(最高音のHは裏声だから除外)、自分が歌えるかというよりカラオケで客が原キーで歌えるかという商業的な都合が…みたいな世知辛い話とかを考えたり
  • 漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』と日赤のコラボポスターについて: 極東ブログ

    赤十字社が献血PRとして作成した、漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』とコラボポスターがネットで話題というか、問題として議論を呼んでいた。ここでは、そうした議論を整理する意図はない。ただ、いちブロガーとして個人的見解を述べておこうと思う。 話題の発端は、次のTweetのようだ。該当ポスターが結果的にここに含まれている。 I admire the work the Red Cross does, which is why I’m disappointed that @JRCS_PR in Japan would run a campaign using the over-sexualized Uzaki-chan. There’s a time & a place for this stuff. This isn’t it. #women #metoo #kutoo pic.twitter.c

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    mahal 2019/11/13
    そこを言挙げるなら、個別事例よりも公共系の広報ポスター全般における男女比が問われるとは思う。多分改善したら、能年玲奈とかが駆逐されて吉本芸人のお役所ポスターがアホみたいに増えるはず。
  • 地球温暖化問題と気候正義: 極東ブログ

    国連の「気候行動サミット」での16歳の環境活動家グレタ・トゥンべリさんの演説が話題だった。内容については、彼女が、科学に耳を傾けてくださいというのは、よく了解できたが、微妙な違和感のようなものが残った。それはなんだったか、いろいろ自分なりに思いをめぐらして、思うことがあった。地球温暖化問題と気候正義である。 地球温暖化問題については、自分なりに考えてきたが、気候正義ということについてはあまり考えてこなかった。グレタさんが訴えたことは、地球温暖化問題と気候正義の2つの側面があり、後者について、自分はどう対応していいか、よくわからないということに直面した。 気候正義とは、Climate Justiceの訳語で、それをうたったNGO FoE Japanによると、こうだ。 Climate Justice (気候の公平性)とは、先進国に暮らす人々が化石燃料を大量消費してきたことで引き起こした気候変動

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    mahal 2019/09/29
    実際やってる運動が「飛び恥」だと、正直あまり親文明的というコンセプトとは言い難いのが、この子の「環境正義」における問題なんだよな。
  • [映画] 天気の子: 極東ブログ

    新海誠監督のアニメ映画天気の子』を見た。美しく、素晴らしいアニメ映画だった。ストーリーやメッセージ性、世界観も表面的にはそれほど難しくはなかった。幅広い年代が見ることができるわかりやすい映画といってもいいだろう。だが、他方、それゆえにかもしれないが、私は、ある微妙な困惑も覚えた。それがなんであるかは直感的にはわかっていたが、うまく思いにまとまってこない。二点ある。 困惑の焦点は、私がこの作品をとてもパーソナルに見てしまったということだ。私の感動のツボはおそらくこの作品を見た多数の人と異なっているだろうと思う。が、にも関わらず、この作品の核心を受け取ったという奇妙な確信に由来する。それはとても簡単な形もしている。ある一つのシーンに集約される。 その前にネタバレにならないよう、ごく簡単に物語を紹介しておこう。主人公は離島(神津島)で暮らす高校1年生の森嶋帆高(もりしま ほだか)。島の閉鎖的な

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    mahal 2019/09/24
    ところで、先の台風15号接近時、もっと西寄りの進路を予期してた辺りで、堤防の決壊はないとしても局地的に水害のシビアな地域が発生して都内に「岸辺のアルバム」みたいな光景が現れるのかな、と思ったりはした。
  • 「合意なき離脱」の国内合意が取れない英国が病んでいるもの: 極東ブログ

    イギリスの動向が目まぐるしい。4日、EUからの離脱期限を来年1月末まで延期するよう求める法案が賛成327票、反対299票で下院で可決された。離脱強行派のジョンソン首相は、これに対抗し、それでは国民に信を問うとして、来月、総選挙を実施する動議を議会に提出し、採決。残念。必要な3分の2を超える支持を得られず否決。英国は日の首相と異なり、単独で議会の解散権はもたない、というか、日のこれも一種の解釈改憲なのでおかしいにはおかしいが。 BBCの報道を聞いていたら、事態を不思議の国になぞらえていた。ジョンソン首相は、離脱は求めているが合意なき離脱を求めているわけではない。野党労働党コービン党首は総選挙は求めているが総選挙の動議は認めない。まあ、だが今日ではない、ということのようだが、それで労働党は動議に棄権。 簡単にいうと、野党なのに、与党を倒して政権を取る気概はない。いや、気概の問題ではないだろ

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    mahal 2019/09/07
    アメちゃん、実は議院内閣制のが良いと内心思ってた可能性?>「国民から直接大統領を選び出すとおバカが立つということがある…日本の場合は、独裁的な権力が生まれないように米国がこういう仕組みの憲法を定めた」
  • 香港民主化運動の裏にあるかもしれないもの: 極東ブログ

    若者を中心とした、しかし、若者だけに限らない香港市民による民主化運動のデモの収束が見えない。私は世界が民主化されればいいと願うものなので、香港市民の民主化を求めるデモを強く支持している。少なくとも、香港返還時に英国と、そして結果的には世界と中国政府が結んだ一国二制度の契約が維持されることを願っている。 他方、続くデモの様子を見ながら、当初は想定しなかった思いも去来する。いくつかそんな思いをブログにメモ書きしておきたい。残念ながら、話はそう思ったというくらいで、情報的な裏付けはない。強く主張したいものでも、新しい陰謀論のようなものを考え出したいわけではない。あくまで印象であり、感想である。 まず、一部で主張されている、ということもないか、中国政府自身も報道官を通して主張している、米国、特にCIAの関与だが、私はそれはただのよくある陰謀論的妄想だろうと思う。もちろん過去にはイランコントラの例も

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    mahal 2019/09/04
    逆に言えば、そういう「カラクリ」がなければ香港はとうに一国ニ制度の有無に拘らず「中国の地方都市」になってはいたのかも>「ループホールとしての香港…は、当然ながら…蓄財にも都合のよい環境である」
  • [書評] なぜ、男子は突然、草食化したのか――統計データが解き明かす日本の変化: 極東ブログ

    書のタイトル『なぜ、男子は突然、草化したのか』というのは、気になる問いかけだ。草化というのは、恋愛に淡白ということである。異性と付き合うために一生懸命活動するということの反対。つまり、異性の肉体を求めているという比喩での肉の対比である、はずだ……。 たしかに、私のような昭和の人間からすると、近年、男子が女子を口説き落とそうと必死になるというのはなくなったものだなと思う。この問いは、私の実感としてある。そこで、なぜだろうと思う。私の印象で言うなら、いやいや、今日はその話は控えておくとしてだ、それをタイトルにもってくる書はどう答えているのか。しかも、その答えは、印象といったものではなく、副題にあるように「統計データが解き明かす日の変化」である。統計、つまり、ファクトは何を語っているのか? 著者は、自身を「統計探偵」とする。統計から、各種の謎解きをする探偵になるというのだ。実際、著者

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    mahal 2019/08/27
    「ヤバい経済学」というよりは、「ファクトフルネス」では?で、そちらの訳者氏が「良くなっている事実ばかり載せることによる弊害は、あなたが思うよりも少ない」と喝破されてた辺りを、ちと思い出したり。
  • BBCともあろうものがなんでこんなお馬鹿なこと言っているのだろうかと思った: 極東ブログ

    人は誰でも間違いをする。勘違いもする。勘違いにはとんでもないものある。私はよく知っている。私がそうだからだ。なので、BBCのその日語の記事を読んだときも、ああ、私もよくする、勘違いか誤記か、誤訳かと思った。でも、そうでもなさそうなのだ。BBCともあろうものがなんでこんなお馬鹿なこと言っているのだろうかと思った。そう言うと、罵倒しているみたいだが、意図としては、そうではない。なんでこんな頓珍漢ことになっているのか、驚いているし、そう思われていることに、BBCが気がつくといいのにと思っている。 該当のニュースは、23日付けの『なぜ日韓国は仲たがいしているのか、韓国がGSOMIA破棄』という記事だ。記事の大筋は、そういう見方もあるかなくらいのもので、気になったのは記事の中心にはあまり関係ない。なので、重箱の隅をつつくような趣向にも見えないことはないのだが、さすがに、これはと。 長く続く確執

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    mahal 2019/08/25
    ここ暫くの外交の件で韓国が割と平然と大嘘をつく対応をするケースは散見されるけど、「そこまで明らかな嘘は付かない」という常識フレームで「大きな嘘」が通ってしまう現象と理解すれば良いのではないかなとも。
  • 韓国からの日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄について: 極東ブログ

    先程、韓国で、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA:General Security of Military Information Agreement)破棄が決定された。日韓のGSOMIAは、日韓国の間で軍事上の機密情報の共有にあたり、第三国への漏洩を防ぐための情報包括保護協定である。これによって、両国内の軍事情報への制限も詳細に規定される。朴槿恵韓国大統領の2016年に締結されたもので、3年弱維持されたことになる。まだ日が浅いとも言える。 「ああ、またか」感 もともと韓国はこの協定に難色を示していて、元来は、李明博韓国大統領の2012年に締結される運びであったが、締結の1時間前にまさかのドタキャンという事態になった経緯がある。ゆえに今日の決定も「ああ、またか」という印象は拭えない。当時の空気を伝える2012年7月02日の中央日報コラム『韓日情報保護協定は不倫なのか』が、面白いとい

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    mahal 2019/08/23
    概ね本件はアメリカから見て聊かabsurdな行動で、それは赤チーム側からも「将来的な手下」としての価値を低減させてる印象はあるかな。「外交のマナー」に関しては、輸出管理レジームの件での対比で、というお話か。
  • 日韓の軋轢で、韓国はどうすればよいのか?: 極東ブログ

    日韓の軋轢で、韓国はどうすればよいのか? 残念ながら、私には、なんのアイデアもない。 理由は簡単で、日リベラルな知的空気では、日韓の軋轢については、過去の経緯を見てもそうだが、日が無限に譲歩すべきであって、韓国側がどうすべきかということは問えない、と感じているからだ。 そして、私はその知的空気に抗う意見があるわけでもない。メリットも気力もない。しかたないなあと思うくらいだが、さて、この問題を国際的な視点から見ると、どうなるのだろうか。そんな関心で、つらつら、英米圏のメディアを見ていて、ふと、こういう考えは、日の知的空気のなかでは、なかなか出せないかなと思う意見があった。Diplomat誌に掲載された”What's Driving Japan's Trade Restrictions on South Korea?”というコラムである。執筆者は、MIT政治学でPh.D課程にあるMi

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    mahal 2019/08/02
    概ねここの引用に記されたような「落としどころ」が、向こうの目からは「全面降伏」に見えるような何かのフィルターがあるのだろうとも思われるけど、そこの構図はあんま分かんない。
  • 韓国への輸出規制強化は中国問題ではないのか?: 極東ブログ

    半導体などの原材料について、韓国への輸出規制が強化された。NHKはこれを、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題が背景にある措置だろうという見解を報道していた。そうだろうか? 「半導体などの原材料 韓国への輸出規制強化」より。 政府は、韓国に対する輸出の優遇措置を見直し、半導体や軍需物資の製造などに使われる原材料について輸出の規制を強化します。「日韓の信頼関係が著しく損なわれたと言わざるをえない状況だ」としていて、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題などが背景にあると見られる異例の措置です。 このニュースはこう続く。 経済産業省は、韓国に対して、安全保障上の友好国に与えている輸出管理の優遇措置を見直す方針を発表しました。 合わせて、高純度のフッ化水素、フッ化ポリイミド、それにレジストの3品目について輸出の際の規制を強化します。 これらの3品目は主に半導体などの製造に使われますが、軍需物資の製造に

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    mahal 2019/07/02
    基本的には、先方の予期を上回る強い措置を見せ玉に使うという意図があって、その中で「韓国が赤チームにいることで正当化される」というテイで使えるネタを出して来た感じにも
  • 今回炎上した金融庁報告書で、金融庁が隠し、マスコミや野党が追求しないこと: 極東ブログ

    今回炎上した金融庁報告書で、金融庁が隠し、マスコミや野党が追求しないことがある。リバース・モーゲージの問題である。 以下、証明とまではいかないが、簡単に示しておく。 金融庁報告書はリバース・モーゲージの問題を隠した 今回炎上した金融庁報告書は、「金融審議会 市場ワーキング・グループ」を事実上、金融庁が恣意的に乗っ取った形ででてきたものだ。この点については、前回のブログ「金融庁の問題報告書を読んでいたら、変なことに気がついたの巻」で触れた。また、その背景はさらにその前回のブログ「昨今の年金問題の発生源を探してみたら、なんだこりゃ案件だった」で触れた。 今回炎上した金融庁報告書は、「金融審議会 市場ワーキング・グループ」から出たものというより、別途金融庁が進めていて平成30年7月3日に発表した『「高齢社会における金融サービスのあり方」(中間的なとりまとめ)』から出てきたものである。これを別の審

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    mahal 2019/06/19
    年金問題なんて畢竟日本人長生きしすぎ問題やろ的な立場からだと、リバースモーゲージが隠蔽されるのも「こんな長生き相手にそんなスキーム適用されたら金融なんてやっとられんわ」的なお話に帰するのかも
  • 昨今の年金問題の発生源を探してみたら、なんだこりゃ案件だった: 極東ブログ

    6月3日に発表された金融庁審議会の報告書が火元になって、老後の生活費は年金では足りず、老後の30年間のためには各人が二千万円の蓄えが必要だ、という話題になり、国は国民の生活を守らないのかうんぬんプンスカ、という話題になっている。そしてさらに、有識者に報告書作成を依頼する立場の麻生金融担当相が、これじゃ国民に誤解と不安を与えるから報告書を受理しない、とし、なんだその無責任さはプンスカ、という話題にもなった。かくしてネットにはこの話題がいろいろ広がり、まあ、いろいろ意見もあるようだ。 私としては、19年間近くもブロガーやっているので、さーて、こうした炎上案件では第一次資料を見るかなと、見てみた。『金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書』である。副題は「高齢社会における資産形成・管理」である。発表日は令和元年6月3日である。冒頭はこう。 はじめに 近年、金融を巡る環境は大きく変化している。例

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    mahal 2019/06/17
    省益に走る官庁のガバナンスに失敗した政権の不徳、という解釈になるかな。
  • 安倍晋三首相のイラン訪問は失敗だったか?: 極東ブログ

    安倍晋三首相は14日午前、首相としては41年ぶりという歴史的なイラン訪問から、政府専用機で羽田空港に帰国した。この会談は失敗だったか? 成功か失敗かと評価するには、どのような評価基準を持つかによる。 端的に、どうであったら、大成功であったか? 日のメディアでは、米国と仲介に失敗したという見解も見かけた。その視点の背景は、イラン核合意を再構築するということだろう。だが、これは原理的に難しい。というのは、合意を破棄したのは米国なのだから、それを求めるなら対象は米国になる。また、米国側の破棄をなだめるために、イランにミサイル開発を含め、全面的に米国の意向に従わせることができたら、というのであれば、それはすでに日の外交ではないだろう。 こうして具体的に考えていくなら、失点がないことが、成功というしかないだろう。その意味で、今回の安倍晋三首相のイラン訪問には致命的な失点もなく、そうであれば、成功

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    mahal 2019/06/16
    ドナルド・トランプ主演「海賊と呼ばせない男」、というお話。
  • フランス人的に親であること。日本社会もそうなるだろう。: 極東ブログ

    ある種の作品や体験は、一晩眠って朝になると、印象が深まったり、変わったりすることがある。昨日見た映画『LOL ロル ~愛のファンタジー』もそうだった。まあ、それほどおもしろい映画でもないけど、悪い映画でもないし、現代の生きたフランス語に触れるにはいいんじゃないのというのが大筋の印象だった。だから、フランスの文化やフランス語が好きではない人、あるいは、映画にもっとエモーショナルな満足を求めてる人には、それほど向かないんじゃないかとも。「おもしろい」というのは、とりあえずそういうことだから。 でも、違った。この映画、ああ、親になるということはこういうことか、ということを上手に問いかける映画だったんだ、とわかった。いや、それは見ているときでも、見終えてからもわかっていたのだが、なんというか、心の底まできちんと届く感じでわかった。 この感覚からちょっと書いてみたい。うまく言える自信はない。 ふつう

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    mahal 2019/06/09
    そういう価値観へのある種の「ありかな」感と、出生率的な問題でそれがフランス国内においてすら多数派になれるかの疑念が混ざる読後感。フランス土着白人限定の出生率とか、どないなんやろ?
  • 「アセクシャル」というものを知らなかった: 極東ブログ

    「アセクシャル」というものを知らなかった。というか、知識として知らないわけではないが、関心がないせいか、さして考えたこともなかった。というか、性的な関心がない人、というくらいに考えていた。どうやら、そーゆーものではないらしい。たまたまNHKの『ノーナレ 恋愛圏外』という番組を見たが、そこにアセクシャルの若い人が取り上げられていた。番組の概要を引用しておく。 恋とは何なのか?どこからどこまでが愛なのか?中村健・通称なかけんは22歳。恋愛的感情の有無に関わらず、他者に性的にひかれない「アセクシュアル」だ。キスを粘膜接触と呼び、町に流れるラブソングは意味不明。大人のビデオをみれば寒そうだと思ってしまう。そんななかけんは、大切なパートナーや友だち、家族に支えられて今日も生きる。それは、愛とか恋とかを超えた不思議な感情。名前はないけど、大切な人間関係の物語。 これだけ読んでみてもわからないのではない

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    mahal 2019/05/26
    Aセクって、性嫌悪ではなく性「無関心」であれば、単に子供産むなど社会的に必要なら普通にセックスするとかで不可視化されてるケースもありそう(前にはてなの育児クラスタにそんな人が居たような)