日常使いなら「Suica」一択 セブンイレブングループの「7pay」の終了は、日本のキャッシュレス決済に大きな影響を与えそうだ。7pay失敗の原因が二段階認証によるセキュリティの不備にあったことも深刻と言える。 それでなくても日本人は個人情報の漏洩や不正利用に敏感だ。昨年の消費者庁によるアンケートでもそれが分かる。 「楽天ペイ」、「LINE pay」などのQRコード決済の利用経験・利用意向があるかを聞いたところ、「利用したことはないし、 今後も利用したいとは思わない」と答えた人は全体の55.2%にも及んだ。また、QRコード決済を使わない理由を複数回答で聞いたところ、「使いすぎてしまう恐れがある」(13.4%)と並んで、「個人情報の流出の不安があるから」(13.4%)が挙げられ、「不正使用のトラブルに巻き込まれる不安があるから」(10.0%)に続いた。 ただ、QRコードだけがキャッシュレスで
「セブンペイ HP」より 7payでの「クレジットカードからの不正チャージ」事件は、史上まれに見る「ずさんなセキュリティ」が背景にあることがわかってきました。被害者インタビューから考えると、セブンイレブンからの情報漏えいの可能性を考えなければなりません。 決済業界の中の人・めるかば氏も被害 7payの事件では、多くの被害者が経緯をTwitterでリポートしています。そのなかでもっとも信頼できる情報を発信されているのが、めるかば氏です。めるかば氏は、ある企業で決済の仕事をされており、まさに今回の事件が起きた同じ業界にいらっしゃる方です。めるかば氏に伺った話から、被害の経緯をまとめます。 被害にあっためるかば氏の報告ツイート。一連のツイートで被害状況を詳しくリポートしている めるかば氏の被害経緯 ・7月1日:7payサービス開始にともない登録。5,000円チャージし、1度決済 ・7月3日朝:7
セブンイレブンのスマホ決済「7pay」で、クレジットカード不正利用事件が起きています。まだ原因はハッキリしませんが、仕様に大きな弱点があることがわかりました。 メールアドレス・生年月日・電話番号がわかれば、第三者が7payのセブンイレブンアプリのパスワードを変更できることが判明したのです。 さらにSMS認証など2つ目の認証がないため、第三者が乗っ取ることも可能になります。 7payクレジットカード不正利用が7月3日から発生7月3日早朝から、セブンイレブンの7payでクレジットカード不正利用の被害が出ています。Twitterで複数の人が報告しているもので、3日午前中にはセブンイレブンも注意喚起を出しました。 7payに関する重要なお知らせ(セブンイレブン) クレジットカードからのチャージは止めていますが、決済機能自体は生きています。現時点では原因は発表されていません。 パスワードリスト攻撃(
日本PHPユーザ会は2018年12月15日にPHP Conference 2018を開催した。本稿では、EGセキュアソリューションズ 代表取締役 徳丸浩氏の講演「安全なWebアプリケーションの作り方2018」の内容を要約してお伝えする。 徳丸氏は、割賦(かっぷ)販売法の改正や、経済産業省が推奨する「クレジットカード情報の非保持化」を紹介。重大なセキュリティリスクを無視した場合、クレジットカード情報(以下、カード情報)を非保持化するシステムでも、カード情報を盗まれる可能性があると指摘する。 クレジットカード周りのセキュリティ対策の動向 徳丸氏は、カード情報に関連する法律の動向として、割賦販売法改正と経済産業省の実行計画を抜粋して紹介。割賦販売法とは、クレジットカードなどによる信用取引に関する法律だ。2018年6月1日に改正され、クレジットカードを取り扱う事業者に対して、カード情報を漏えいさせ
PayPayも導入した「3Dセキュア」って何? クレジットカード本人認証のハナシ:今さら聞けない「認証」のハナシ(1/4 ページ) ほとんどの人が日常的に行っている、ログイン、サインインなどの認証作業。認証で利用したパスワードが漏えいして第三者からの不正アクセスを受けたりするなど、認証をめぐるセキュリティの問題は後を絶ちません。こうした課題を解決するには、サービス提供者側だけで対策するだけでなく、サービスの利用者も正しい知識を持っておくことが必要でしょう。 本連載記事では、認証の仕組みや課題、周辺の情報について、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。 前回記事の最後で、「次回は、あまり知られていないであろうパスワード以外の知識認証についてのハナシ」をすると書きましたが、こちらの記事で報じられているように、モバイル決済アプリ「PayPay」がオンラインの本人認証サービス「3Dセキュア」を
Nintendo Switch 2: Everything we know about the coming release
決済サービス「PayPay」におけるクレジットカードの不正利用問題(関連記事)に関連して、大手家電量販店「ヨドバシカメラ」のオンラインショップ「ヨドバシ・ドット・コム」でクレジット決済をする際、「セキュリティコード」を間違えていても決済できてしまえるという報告がTwitterで注目を集めています。ヨドバシカメラ広報部に、クレジット決済の本人認証について取材しました。 ヨドバシ・ドット・コム オンラインでクレジットカード決済する際は、利用者本人かどうか確認をするために「カード名義」「カード番号」「カード有効期限」に加え、主に裏面に記載されている3~4桁の番号「セキュリティコード」の入力を求められることが一般的です。 セキュリティコード記載例(JCBカード公式サイトより) セキュリティコードはカードの磁気情報には含まれておらず、券面の印字を見ることでのみ確認できる情報。店頭で磁気情報を盗むスキ
安倍総理大臣は、来年10月に予定される消費税率の引き上げに伴う景気対策の一環として、クレジットカードなどのポイント還元について、還元率を5%として、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでの9か月間、実施することを検討する考えを示しました。
エグゼクティブサマリ 聖教新聞社が運営する通販サイト「SOKAオンラインストア」から2,481件のクレジットカード情報が漏洩した。リリースによると、漏洩に使われた手口は従来とは異なるもので、改正割賦販売法の実務上のガイドラインである「クレジットカード情報非保持化」では対策できないものであった。 はじめに 今年の9月4日に聖教新聞社の通販サイトSOKAオンラインストアからクレジットカード情報漏洩の可能性がリリースされました。以下は聖教新聞社から運営委託されているトランスコスモス株式会社のリリースです。 「SOKAオンラインストア」の件 このたび、弊社が聖教新聞社様より運営を委託されている「SOKAオンラインストア」において、クレジットカード情報を入力して商品をご注文いただいた一部のお客さまのクレジットカード情報が、第三者によって不正に取得された可能性があることが発覚い たしました。 http
シチュエーションに応じてクレジットカードを使い分ける人は多いものですが、複数枚のカードを持ち歩くのは不便です。また、クレジットカード以外にも銀行のキャッシュカードなど支払い用のカードがかさばってサイフがパンパンになるということもよくあるもの。そんなときに便利なのが、クレジットカード・デビットカード・ギフトカードなどをすべて1枚のカードにまとめられる決済用カード「SWYP(スワイプ)」です。 Swyp http://www.swypcard.com/ SWYPがどのようなカードなのかは以下のムービーを見れば一発で理解できます。 SWYP Card: Smart, Secure, Simple - YouTube 世界で最も「スマート」なウォレットが「SWYP」です。 SWYPはクレジットカード、デビットカード、ギフトカード、各種ロイヤリティカードなどを1枚にまとめることができます。 SWYP
主にセブンイレブンやイトーヨーカドーでは、電子マネーのnanaco(ナナコカード)が使えます。 このnanacoにはいろいろな使い方があるのですが、そのうちの裏ワザ的な方法の1つが税金支払いに使うことです。 私はnanacoをフル活用していて、2014年は年間200万円以上nanacoでの支払いがありました。 そもそも、「200万円もnanacoで支払うってどういうことなのか?」「なぜ、nanacoを使うのか?」というところが疑問だと思います。 私がnanacoを使う理由はたった1つです。 それは国民年金や保険料などの「税金の支払いを安くできる方法がある」からです。 その具体的な方法をこのページで詳しく紹介していきますね。 nanacoで税金を支払う理由セブンイレブンでは、電子マネーのnanacoで税金の支払いができます。 他にも、ミニストップだとWAON払いで税金支払いができますけど、n
みなさん、あけましておめでとうございます! 昨年は当サイト『クレジットカードの読みもの』をいつも読みに来て頂いて有難うございました。 2015年もまた、クレジットカードに関するマニアな話題を書いていきたいなと思いますので、今年もよろしくお願いいたします。 2015年になったので今年の予測: 1.SPIKEが一気に普及しはじめる ビジネスモデルを真似される頃合い: 2.Amazonのモバイル決済が日本上陸 3.過払い金返還請求が劇的に減る 4.貸金業法の改訂案が国会で協議されはじめ、2016年に施行? 5.ポケットカードがみずほ系に? みずほ銀行もクレジットカードを強化したい: 2015年もよろしくお願い致します: 参考リンク: 2015年になったので今年の予測: さて、2015年になったということで、今年もこの1年でクレジットカード業界にどんなことが起きるのかを予測してみたいと思います。
創業間もない「赤ちゃん」規模のEC事業者に最適だ 写真:_Dinkel_ PayPal、Square──決済サービス大手は、憎たらしい新参者を叩きつぶす方法を考えているに違いない。決済手数料0%という破壊的なサービスが飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長しているのだ。 メタップスが運営する、事業者向けの決済サービス「SPIKE」だ。初期費用・月額費用ともに基本無料で使えるサービスで、クレジットカード決済手数料も基本無料。同社は15日、4月のサービス開始から8ヵ月で登録事業者が5万件を突破したと発表した。11月から12月までの1ヵ月だけで1万件ほど増加したという。 他社の決済手数料は通常2~3%。一見ありえない事業モデルは、基本無料・有料会員制度ありのフリーミアム型で成立させた。無料で使う場合は月100万円までの決済上限があるが、月額3000円を支払えば月1000万円まで上限が上がる。上限を超えた場合
Apple Payは日本で普及するのか――。米アップルが「iPhone 6」などと共にApple Payを発表して以来、このテーマについて考え続けている。 実のところ、このテーマは考えるのが楽しい。頭の中でアレコレ仮説と検証を繰り返すほど、日本のクレジットカード決済やFeliCa、おサイフケータイといった、日本がこの分野で築いてきた歴史を知り、その厚みを実感させられる。 結論から言えば、私はApple Payについて「アップルが、米国とは異なるよほどの奇策を打たない限り、日本では普及しない」と考えている。日本特有ともいえる二つの「壁」があるためだ。 加盟店手数料、日米で大きな差 一つは、日本と米国ではクレジットカードのビジネスモデルが全く異なることだ。 それが端的に表れているのが、(利用者でなく)店舗がカード会社などに支払う加盟店手数料の割合である。一般に米国では売上高の2~3%ほどとされ
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