山陽新幹線の全面開業から、3月で40周年。これを記念してJR西日本が27日、新幹線の安全を守る検査車両「ドクターイエロー」の作業を報道陣に公開した。めったに見られず「幸せの黄色い新幹線」と人気の車両も、今年で50周年になる。 正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」。ドクターイエローの愛称は、鉄道ファンの間で自然発生したという。東海道新幹線開業翌年の1965年1月、試験車を改造した「T1」が登場。利用客が営業列車と間違わないようにと、ヘルメットなどの安全設備と同じ黄色に塗られた。現在は700系をベースにした「T4」(JR東海)と「T5」(JR西日本)が3カ月交代で走る。 7両編成で最高時速270キロ。営業列車の合間を縫って月3回、「のぞみ」と同じ停車駅で東京―博多間を往復し、線路のゆがみや架線の高さ、自動列車制御装置(ATC)の受信状況などを点検する。データは運行後すぐに保安担当部署に送られ
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