次期首相の有力候補者だった民主党の前原誠司氏が外相を辞任した。小沢一郎氏の政治資金問題では、小沢氏に厳しい立場を取るなど、クリーンな印象を打ち出してきた前原氏。一転して、自らが“政治とカネ”に関する問題で、国政を混乱させる立場に。だが前原氏をめぐっては、在日外国人からの献金問題以外にも、巨額脱税事件の関係企業などからの資金提供や北朝鮮への渡航など、不可解な事象がちらつく。入閣後も受領 辞任の引き金になった在日外国人からの献金受領。献金していたのは焼き肉店を経営する、京都市山科区の在日外国人の女性(72)だった。国会でこの問題を指摘した自民党の西田昌司参院議員の事務所によると、焼き肉店には、前原氏と事務所で撮影したツーショット写真が誇らしげに飾られていたという。 政治資金収支報告書によると、前原氏の関係政治団体「まえはら誠司後援会連合会」は平成17~20年の間に計4回、この女性から各5万円の