【パサデナ(米カリフォルニア州)=三井誠】米航空宇宙局(NASA)は4日、木星探査機「ジュノー」が米太平洋時間同日夜(日本時間5日午前)に木星上空に到達し、観測に必要な周回軌道に入るためにエンジンを35分間噴射すると発表した。 木星の周回軌道に探査機が投入されるのはNASAの「ガリレオ」以来21年ぶり。ジュノーは1年8か月かけて木星を37周して、大気や磁場、重力などを詳しく調べ、太陽系誕生の謎に迫る。 木星は太陽系で最大の惑星で、最初にできた惑星とされている。その内部の構造や形成の歴史の解明は、太陽系の理解につながると期待されている。木星は主に水素やヘリウムなどのガスでできているが、内部に固体の「核」があるかどうかなど詳しい構造はわかっていない。
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