金正男氏(45)の暗殺事件がきっかけとなり、異母兄を殺す指令を出したと言われる金正恩朝鮮労働党委員長を巡る“影武者説”で、日本政府筋の某機関でも正恩氏の徹底再調査・分析が行われていたことが分かった。その結果、導き出されたのは「本物とは別人の正恩氏がいる」という可能性だ。北朝鮮は6日朝、弾道ミサイルの可能性がある飛翔体を発射した。 正男氏が2月13日、マレーシアで殺害されてから6日で3週間。同国のスブラマニアム保健相は2月26日の記者会見で、殺害された正男氏の身元確認に関し、DNA鑑定が困難な場合に備えて歯型や顔のほくろによる照合も検討していることを明らかにした。 「マレーシア政府の動きは、死亡した人物が『金正男ではない』と主張している北朝鮮にプレッシャーを与える。安倍内閣も、正男氏とみられる人物が2001年に不法入国した際のデータなどを分析。密入国で逮捕されると服を脱がされ、写真を撮られる