米ニューヨーク州金融サービス局(DFS)は、三菱UFJ銀行と同行ニューヨーク支店の新たな監督機関である米通貨監督庁(OCC)とのやり取りの開示を要求している。昨年の監督機関変更の合法性に異議を唱える法廷闘争をエスカレートさせた形だ。 ブロDFS局長は26日の裁判文書で、DFSからOCCに監督機関を変更することで同行は、北朝鮮に関連した可能性のある取引の精査の甘さなど2014年から17年までのコンプライアンス(法令順守)の不備による結果を回避しようとしたと指摘した。 同局長は州の監督下にあった同行の行為に対する制裁を認めるよう既に裁判所に申し立てを済ませており、最新の提出書類では、同行がOCCと「極秘協議」を行い「不正行為に対する訴追を新たな監督機関の下に入れば免れられるような手法について交渉を開始した」と主張した。 OCCと三菱UFJ銀に取材を試みたが返答はない。 原題:N.Y. Watc