来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主人公、戦国武将・黒田官兵衛(1546~1604年)を約1年間幽閉した同・荒木村重(1535~86年)の城があった兵庫県伊丹市が来月1日、官兵衛の故郷・同県姫路市に村重の所業をわび、400年以上の時を経て“和解”を申し入れる。 歴史ファンには「裏切り者」の印象が強い村重だが、伊丹市は、放映を機にイメージを回復し、街おこしにつなげたい考えだ。 戦国時代末期、2人はともに織田信長の配下だったが、村重は1578年、反旗を翻し、説得に訪れた官兵衛を伊丹市内にあった有岡城に閉じ込めた。約1年後、官兵衛は味方に救出され、村重は城を捨てて逃げたとされる。その後、官兵衛は豊臣秀吉の天下統一を支える軍師として活躍する。 8月に村重の配役が発表されたのを受け、伊丹市が発案。当日は、伊丹市のマスコットキャラクター「たみまる」が村重にふんして藤原保幸・伊丹市長と姫路市を訪れて