「姫路海軍航空隊鶉野飛行場跡(ひめじかいぐんこうくうたいうずらのひこうじょうあと)」は兵庫県加西市に残る飛行場跡。大日本帝国時代、姫路海軍航空隊の飛行場として利用されました。完成は1943年10月。飛行場の南方には川西航空機姫路製作所鶉野工場もあり、そこで組み立てられた「紫電」「紫電改」などの戦闘機の試験飛行にも使われました。 注目したいのは、当時、使われていた滑走路がいまでも部分的に残されていること。写真はかつての滑走路上から北東方面を撮影したものですが、全長が1200メートル、幅60メートルもあったため、地上からではこれが滑走路の跡だとはわかりにくいでしょう。しかし、航空写真だと、滑走路の跡であることがはっきりわかりますよ。