存在感低下が続き、不満 自民党第3派閥の額賀派(平成研究会、55人)の内紛が25日、表面化した。参院側の21人をたばねる吉田博美・党参院幹事長(68)が、額賀福志郎会長(74)に退任を求める構図で、参院側は国会開会後初の派閥定例会をボイコット。額賀氏は記者団に「交代する考えはない」と退任を否定した。2009年から続く額賀体制下で派閥の存在感が低下しているとの派内の不満が背景にある。【高橋恵子】 内紛は安倍晋三首相への代表質問が行われていた25日の参院本会議場で公になった。参院平成研のメンバーに「第六控室に昼食を用意しております 事務局」と書かれた紙が回った。毎週木曜の定例会は党本部近くのビルで昼食を兼ねて開かれるが、この日参院の21人は参院本館内の控室に集まった。当選回数別の懇談会で既に根回しは済んでおり、「今後の対応」は吉田氏にすんなり一任された。
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