原発の昨年度の事故対応訓練について原子力規制委員会が今年7月に公表した評価結果で、北陸電力志賀原発(石川県志賀町)は全国18の原発中、「情報共有」の項目で東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)と並んで最低評価の「C」だった。9の評価項目のうち、情報共有は規制委が最重要視していた。東電は改善計画を作り、訓練結果と共に公表した一方、北陸電は「規制委からの求めはない」と計画は作らず、結果も公表しない方針。北陸電は現在停止中の志賀原発の早期再稼働を目指しているが、有識者らは「市民の原発に対する不安を払拭(ふっしょく)するためにも情報は積極的に公表すべき」と指摘している。【鶴見泰寿】
![志賀原発:事故訓練評価で最低 情報公開改善を | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dd2e9a91918e6d063ac7d9df5fad3a2bf994b1b8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2018%2F11%2F26%2F20181126k0000e040154000p%2F0c8.jpg%3F1)