無料化社会実験が行われている大分県内の高速道路で、低速で走ったり、路肩に停車して携帯電話をかけたりと高速道路のルールを守らないドライバーが後を絶たない。 高速道路では最低速度(時速50キロ)や、緊急時以外での駐停車禁止が定められているが、一般道路の感覚のままのドライバーが目立つ。警察などは「マナーを守ってほしい」と注意を呼びかけている。 県内は九州・沖縄で、無料化区間が最長。 県警高速隊員からの報告では、休憩のためや、景色を眺めるために路肩に停車する利用者もいるという。県内の無料化区間は片側1車線が多く、同隊幹部は「不用意な低速走行は渋滞を引き起こしやすい。制限速度の範囲内で走行してほしい」と頭を抱えている。 他県でも同様で、鹿児島県警高速隊も「高速道路に不慣れな高齢者などが事故を起こしたり、逆走したりする事案が増えた」と話している。 西日本高速道路九州支社によると、九州・沖縄の無料化区間