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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (169)

  • 「先の大戦」の反省はどこに行ったの? - Apeman’s diary

    毎日jp 2011年3月10日 「竹島問題:放棄要求に署名、土肥・政倫審会長辞任」 つい先日、「政府・軍が日側の観点のみを宣伝→メディアがそれに追随、煽りまくり→国民、「満蒙は日の生命線!」と吹き上がる→メディア、止められなくなる→軍も止められなくなる→太平洋戦争勃発」って感じの番組が某局で放送された時には、「メディアひでー」「国民ひでー」って言ってた人がいっぱいいたじゃないですか。70年前じゃなくてほんの10日ほど前のはなしなんですけど。 ま、上記の図式に付け加えるとしたら、政党もまた「誰が最も勇ましいことを言うか」レースに乗りまくったわけです。でもって、異論を唱える人間を「非国民」だの「弱腰」だのと国を挙げて Disりまくった結果があの大敗北。 もちろん、白黒がはっきりとつくような問題については、間違った認識を持つ議員が批判されるのも当然でしょうし、また基的な理念の問題であれば与

    「先の大戦」の反省はどこに行ったの? - Apeman’s diary
  • さてこれは誰の発言でしょう? - Apeman’s diary

    青年たち、少年たち、婦人に至るまで英米を打倒することの美しさにあこがれていた。葦沢、清原の冷静な自由主義者が排斥される理由はそこにあった。事の正邪をわすれ正しい批判を忘れた国民の心の流れが、今では大きな勢いとなって進んでいた。かつて国民を煽動した軍部自身、もはや民心の流れを防ぎ止める力をもたなかった。 Nスペ「"熱狂”はこうして作られた」のなかで(例えば東條英機首相が自分に寄せられた投書について「東條は腰抜けだと言っているのだろう」と語ったというエピソードに続くナレーションとして)、あるいはその続編として民衆の戦争責任を問う番組がつくられたとしたらそこで使われたとしてもまったく違和感のない文章ですが、これは『生きている兵隊』を書いた石川達三が毎日新聞にて1949年4月から連載した小説『風にそよぐ葦』(前篇)の一節を、『言論統制』(佐藤卓己、中公新書)から孫引きしたものです(46-7ページ、

    さてこれは誰の発言でしょう? - Apeman’s diary
  • NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回 "熱狂”はこうして作られた」 - Apeman’s diary

    大きな枠組みとしてはこれといって目新しいところのない内容でしたね。マスメディアの戦争責任についてはすでに学問的な研究の蓄積もあるし、比較的最近も朝日新聞でかつての戦争報道を振り返る連載があったり(他紙で同様の企画が近年あったかどうかは把握していない)、NHKでも「戦争とラジオ」という2回シリーズを放送しているし。 やはり目玉は今回の取材で発見されたという録音資料でしょう。日新聞協会が100人以上の元記者たちにインタビューして残したテープ。画面に映ったテープのラベルに書かれている日付は昭和50年とか54年とか61年だったりするので、戦後30〜40年頃に取材され、それから30年近く世にでないまま「行方不明」になっていたことになります。 また今村均や鈴木貞一、福留繁など陸海軍人たちの録音資料についてはその素性が(番組内では)明らかにされていなかったが、元記者たちのテープと同様どのような経緯で記

    NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回 "熱狂”はこうして作られた」 - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2011/02/28
    "番組の最後では「あなたは、日本が再び戦争をする日が、来ると思いますか?」というアンケートの結果","が紹介されてましたが、「すでに来ていると思う」という選択肢はない" 同感
  • 「南太平洋 “軍旗海没” 〜篠山 歩兵第170連隊〜」 - Apeman’s diary

    2月27日 8:00〜 NHK BShi 証言記録 兵士たちの戦争 「南太平洋 “軍旗海没” 〜篠山 歩兵第170連隊〜」 3年半に渡り、絶望的な消耗戦が続いた東部ニューギニア戦線。ここで日陸軍史上ほとんど例のない「現地解隊」を命じられ消滅した部隊があります。兵庫県の郷土部隊「篠山歩兵第170連隊」です。 昭和17年11月、中国で大きな戦果を上げた170連隊は、転進命令を受け太平洋の海上を進んでいました。しかし、そこで悲劇が起こります。輸送船が敵の魚雷攻撃を受け沈没。その時、“軍旗海没”という未曽有の事態を引き起こしてしまうのです。(中略) 軍旗を失った170連隊が投入されたのは、おびただしい戦死者を出し「生きて帰れぬ」と恐れられたニューギニアでした。制空権を奪われた中での敵前上陸などで将兵の半数以上が戦死。そして170連隊を待っていたのは、大営の非情な判断でした。現地解隊命令、つまり

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  • 家畜を飼わなくても捕虜は管理できます - Apeman’s diary

    http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20110215/1297760957 『アーロン収容所』を読んだのはずいぶん前のことなので、そんな一節があったことなんてすっかり忘れてたよ。いま読み直してみればより面白いかな、と思って探してみたけど見当たらない。ということは父がもってたのを読んだのかな? 既にブコメで書いておいたことだが、この手の似非文明論にはきっちり反論しておくべきだと思うので、改めて。 牧畜の経験云々は七平メソッドのネタの一つだという時点ですでに眉につばすべきであるわけだが、日露戦争で日軍が捕虜にしたロシア人が86,663人(そのうち79,454人を国内で収容)、第一次世界大戦時に捕虜にしたドイツ人が4,484人(国内で4,697人を収容、なお他にオーストリア人捕虜などがいる)で、それだけの数の捕虜をきちんと管理し処遇できたという歴史的な事実によってたちど

    家畜を飼わなくても捕虜は管理できます - Apeman’s diary
  • 疑似科学と歴史修正主義と陰謀論の共通点は? - Apeman’s diary

    Mochimasaさんの「ホメオパシー記事の訂正を拒む朝日新聞WEBRONZA」というエントリに「疑似科学や歴史修正主義への甘さは結局のところ主流派メディアにとって自己破壊的だと思うんだけどなぁ…。」というブコメをつけたのだが、ちょこっと補足。 実際、疑似科学、歴史修正主義、陰謀論にはまっている人をみるとたいていの場合「マスゴミ」批判もついてきますよね。わたしたちはありとあらゆることについて一次資料にまで遡って自ら調べるなんてことはできないから、科学や新聞をデフォルトでは信用してすませているわけです。そのことはもちろん、科学者やジャーナリストも間違いを犯しうることを常に念頭においておくとか、具体的に問題が指摘された場合に科学やジャーナリズムを疑うことと完全に両立します。しかし疑似科学とか歴史修正主義、陰謀論のビリーバーさんというのはアカデミズムやジャーナリズムに対する健全な懐疑の域を超えて

    疑似科学と歴史修正主義と陰謀論の共通点は? - Apeman’s diary
  • アパグループ第3回「真の近現代史観」懸賞論文、受賞作決定 - Apeman’s diary

    最近の某皇族ワナビーのツイートをきっかけに第2回の「真の近現代史観」懸賞論文のことなど思い出しておったわけですが、第3回の受賞作も決まっておったんですな。ひとさまのブクマ経由で知りました。 http://www.apa.co.jp/book_report3/index.html 今度の最優秀賞受賞者はチャンネル桜のキャスターということなんですが、受賞作をみると回を追うごとに“出力”が弱まってる感じですね。しかしそれは裏を返せば「一見して違和感を感じる人が少ない」ということでもありますから、より悪質と言えば言えます。題材となっている遺骨収集事業それ自体(事業のあり方は別として)には異を唱える人がまずいないであろうからなおさらです。まあゴマカシのタネは陳腐きわまりないものですけど。 私は「日軍は侵略をした悪い人達。謝罪をしなければ」と言っている全ての人達にこの状態を見てもらいたい。そして問い

    アパグループ第3回「真の近現代史観」懸賞論文、受賞作決定 - Apeman’s diary
  • 「自殺多発…自衛隊の闇」ほか - Apeman’s diary

    29日放送の「証言記録 兵士たちの戦争」シリーズ、「沖縄 終わりなき持久戦の結末 〜陸軍第24師団〜」。同師団からは南方へ派遣する部隊を組織するために一部が抽出されており、それを現地召集者で埋めたため、北海道(旭川歩兵第89連隊、同連隊から抽出された第3大隊はサイパンに派遣されたので、もちろん全滅)出身の兵士と沖縄出身の兵士とが混在していた。紹介された証言によると、沖縄出身の初年兵に対して、沖縄出身である以上「郷里を守る義務がある」と称して繰り返し切り込み攻撃への参加を命じた中隊長がいたとのこと。好意的に解釈するならば沖縄を「土決戦のための捨て石」ではなく防衛すべき対象と考えた現場の指揮官がいたということになるのかもしれないが、以前からの部下よりも新しく現地招集された兵士の命を軽く見たというのが真相に近いのではないだろうか。また、部隊の撤退に際して殺されるはずだったのに衛生兵が静脈を外し

    「自殺多発…自衛隊の闇」ほか - Apeman’s diary
  • 「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」第1回、第2回を見て(追記あり) - Apeman’s diary

    この番組について書く前にとりあげたいもあり、また第3回、第4回も見たうえで評価したいということもあって、とりあえず思ったことを漫然と書いておくことにする。 1月16日に放送された第2回「巨大組織“陸軍” 暴走のメカニズム」について、hokusyu さんが次のようにコメントしておられる。 昨日のNHK戦争話は、まあ実証歴史学の罠というか。よくあるホロコースト機能派批判がそのまま通用してしまう感じ。つまりカタストロフがあたかも「運命」であったかのように物語られることですが。 (http://twitter.com/#!/hokusyu82/status/26857725812019200) たしかに「暴走のメカニズム」といったタイトルは視聴者にそうした「物語」を暗示しかねない。第1回の導入部では当時の軍・政府関係者の戦後の発言が紹介されていたが、佐藤賢了の次のような発言*1は「カタストロフ

    「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」第1回、第2回を見て(追記あり) - Apeman’s diary
  • これまでのまとめ - Apeman’s diary

    Welcom to this crazy time! この tdam の世界へようこそ〜 というわけで、これまでの id:tdam の発言およびそこから論理的に帰結する命題から彼の主張をまとめてみました。 ・自然言語による推論では、ある命題からその対偶を導くことはできないが、裏を導くことはできる(あるいは、必要条件と十分条件の違いに関して間違っているのは俺じゃない、世界の方だ!)。 ・「正当性(不当性)」と「合法性(違法性)」とは異なる概念であるが、置換可能である。 ・近代は「法に明記されたもののみが違法となる価値観」が支配する時代であるが、1937年冬の南京における日軍は中世(ないしそれ以前)にタイムスリップしていた。 ・敗残兵に「便衣兵」という疑いをかけて裁判なしに処刑することは不当であるが正当である。 ・「虐殺=違法な殺害」以外の「虐殺」の定義の可能性についてはこれっぽっちも検討し

    これまでのまとめ - Apeman’s diary
  • 「いい間違えただけ」なんていいわけは通用しない件について - Apeman’s diary

    「はてサの総攻撃」ですとw しかしトーチカに向かってテレコに着剣した小銃担いで突撃しても自分を刺しちゃうのがオチなんだからさ。で、「これは撤退ではない、転身である」と言い張ってる状態。 まあ、「裏」「背理法」といった用語をミスった私も悪いんだけれども、議論の中身ではなく、誤用を嵩にかかって攻めるお猿さんとかマジ見ていられない。 いやいやいや。「裁判をしないと戦争犯罪という主張は、適当な裁判でも裁判をしたのなら処刑OKと解釈できてしまいます」という主張が必要条件と十分条件を混同している、とも指摘しておいただろ? 「数学」でなければ「対偶」が常に成立するとは限らない、という主張も批判しておいただろ? 用語をミスっただけじゃなくて議論そのものが論理性を欠いとるのよ。 彼がいかに「日軍を免責する」という目的のために場当たり的な主張を繰り出しているか、一つの事例(全部とりあげてたらきりがない)で確

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  • 「弁護したい」という欲望が認知を歪ませる - Apeman’s diary

    http://twitter.com/maji1985/status/24636718896390144 ご存知の方も多いと思いますが、これは韓国政府のサイトに掲載された「慰安婦募集」ポスターが「強制連行」否定の根拠になるとする、ネット右翼の間でたびたび使われている論法です。 http://photo.jijisama.org/ianfu.html 「強制」でない事例があったことを示したところで強制による事例があったことへの反駁にはならないのですが、それ以上に興味深いのが次の部分です。 なんと!慰安婦の月給は133万円以上だったのです。 更に1330万円の借金が可能だと書いてあります。 月給○○円という条件で募集がかかっても実際にはあれこれの名目でさっ引かれる、というのがこの種の商売の常道だということ、また前借金による売春の強制は当時でも違法だったことが無視されているのも問題ですが、「13

    「弁護したい」という欲望が認知を歪ませる - Apeman’s diary
  • ねっとの自称理系さん - Apeman’s diary

    http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20110103/p1 http://uchya.blog109.fc2.com/blog-entry-1420.html http://uchya.blog109.fc2.com/blog-entry-1426.html こちら↑でご活躍の id:tdam 氏。はてなダイアリーのプロフィールによれば「研究者を目指している理系研究者」なんですと。 http://d.hatena.ne.jp/tdam/ ところが……。 >ただし、それによって捕虜となった兵士たちを法的な手続きを取らずに処刑したことについては正当性は認められない、と結論づけていました。 問題はここですね。"正当性は認められない"=明確に戦争犯罪といえるかどうかだと思います。数学ではない限り、ある命題の裏が常に成立するとは限りませんので。(疑わしきは被告人の利益に) (h

    ねっとの自称理系さん - Apeman’s diary
  • 「慰安婦問題」否認の背景 - Apeman’s diary

    @ikedanob 池田信夫 羞恥心は人間のもっている最も高価な資。それを売るのは娼婦と同じ効率的なビジネス。 RT @hazamahisatake: 森永氏は役割を演じることに徹しているように思います。 (http://twitter.com/#!/ikedanob/statuses/21222126337925120) こういう売買春認識が「慰安婦問題」の否認を生むのだ、と得心のいくツイートです。

    「慰安婦問題」否認の背景 - Apeman’s diary
  • 日本外交のニヒリズム - Apeman’s diary

    12月24日の朝日新聞(大阪社)朝刊、「イラク戦争検証 日は」より、谷内正太郎・元外務事務次官のコメント。 日にとって最も重要な同盟国の米国が、国際社会の反対を顧みず武力行使に踏み切ろうとしている時、「やめておけ」という態度は取り得ないのではないか。同時に私は、サダム・フセインが自国民を抑圧することへの怒りがあったので、「米国がやるから嫌々従う」のではなく、日はもっと積極的にかかわるべきだと考えていた。 「媚中」というフレーズが大好きな特定日人がいるわけだが、こういうのをどう思うのだろうか。米国が国際社会の支持を得て武力行使に踏み切ろうとするときに「やめておけ」とは言えない、というのならまだわかる。しかしこれじゃあ「日アメリカと心中だって辞さない」宣言じゃないか。 興味深いのが、こうしたポチ路線を人道主義によって正当化しようとしていること。しかしこれが欺瞞に過ぎないことは明白

    日本外交のニヒリズム - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2010/12/25
    "「ああ、人間はこうやって戦争犯罪に加担してゆくんだな」という見本"
  • 「最終的解決」はむしろ現在進められつつある - Apeman’s diary

    ツイッターではすでに指摘しておられる人もいるが、念のためこちらでも。「最終(的)解決」という用語は日の同盟国であったドイツの国家犯罪の(当事者が用いた)婉曲表現であるがゆえに注意を要するものではあるが、戦後補償問題という文脈においてはより切実な問題がある。先日、名古屋空襲で両足を失った女性の妹の「国は戦災傷害者が死ぬのを待っている」という言葉(を伝える記事)を紹介した。名古屋空襲の被災者は他地域の戦争被害者とともに今年「全国空襲被害者連絡協議会」を結成して国に補償を求める活動をしているが、国内外で公的な補償を求めている人々が共通して口にするのが「日政府はわれわれが死ぬのを待っているのではないか?」という言葉だ。日政府の中で特定の個人が明確にそうしたことを意識して対応を決めているかどうかは別として、従来とおりの不作為を続けることがどのような結果につながるかは明白である。したがって、戦後

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  • 「合法/不法」論を超えて - Apeman’s diary

    先日言及した西日新聞の記事には「戦争中の不法殺害(虐殺)の定義には諸説あり」という一節があって、「虐殺=不法殺害」(ないし「虐殺⊆不法殺害」)ということが前提とされている。南京事件を巡る議論の原点に東京裁判があることを考えると「合法か不法か」が焦点の一つとなることはやむを得ない側面があるとは思うのだが、他方で私たちが東京大空襲や広島・長崎への原爆投下を考える際にその不法性を(法廷なり歴史学の土俵なりで通用する水準で)精緻に考えているだろうか? という疑問も浮かぶ。東京大空襲や原爆投下は“犯罪”として裁かれることがなかったが、私たちが犠牲者中の軍人・軍属の人数や軍需工場勤務者の人数をまるで意に介さずにいられるのは、ある意味でこれらの爆撃が裁かれずに終わったからではないのか? 東京大空襲が「不法」な戦争犯罪であることをきちんと論証する準備のある日人はどれくらいいるだろうか? 「無差別爆撃」

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  • 「65年目の「遺言」」連載開始 - Apeman’s diary

    昨日12月5日から朝日新聞朝刊で「65年目の「遺言」」と題する連載が始まった。第1回は名古屋空襲で両足を失った女性への取材。 季節の変わり目や、雨が降る前、両足のつけ根に痛みが走り、生きながらに体を焼かれたあの日がよみがえる。 「死ぬまで戦争に追いかけられるのでしょうか」。岐阜県多治見市の老人介護施設で松野和子さん(83)は年数回、一睡もできずに朝を迎える。17歳9ヶ月の時、両足を切断してから65年を過ぎた。 (……) 6年前、老人介護施設に入った。認知症がすすみ、記憶が薄らいでいくのを自分でも感じる。それとともに、「長生きできただけでも幸いだ」と口をつくようになった。月2回面会にいく妹良子さんの思いは複雑だ。「認知症になって初めて自分を幸せと思える国なんて。国は戦災傷害者が死ぬのを待っている」 (……) 和子さんは言う。「昔の嫌なことはずいぶんと忘れた。でも、戦争が終わり、民主主義の国に

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  • なにが一次的な問題か(追記あり) - Apeman’s diary

    MSN産経ニュース 2010.12.5 「朝鮮学校への抗議デモ参加者に飛びかかり妨害 27歳男を逮捕」 デモ参加者に飛びかかり妨害するなどしたとして、警視庁渋谷署は4日、暴行の現行犯で、男(27)を逮捕した。 逮捕容疑は、同日午後3時25分ごろ、東京都渋谷区神南の路上で、デモに参加していた60代の男性に飛びかかり、暴行を加えたとしている。 (後略) 「デモに参加していた60代の男性」って、まるで末端の参加者みたいですが、実際には飛びかかられたのは西村修平のようです(デモを支持するブログに写真もアップロードされていますが、逮捕された男性の顔を鮮明に写した写真もアップロードされているため、ここではソースは示しません)。「主権回復を目指す会」はこのデモに「共闘団体」として名を連ね、「不逞鮮人は地上の楽園に帰れ!」といった主張を掲げているわけですが、こうした事実をオミットするとずいぶん違う印象を受

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  • もういっそのこと…… - Apeman’s diary

    毎日jp 2010年11月24日 「北朝鮮砲撃:官房長官、朝鮮学校の無償化手続き停止も 文科相、申請不受理示唆」 仙谷由人官房長官は24日午前の記者会見で、北朝鮮による砲撃事件を受け、朝鮮学校への授業料無償化制度適用について「現在進めているプロセスをいったん停止する方向に動くと考えている」と述べ、事態の沈静化まで適用に向けた手続きを凍結する考えを示した。仙谷氏は同日午前の閣議でも「朝鮮半島が緊張してくる中で、現時点では手続きを停止することが望ましい」と発言したことを明かした。 (後略) 政府は「WWII当時、アメリカ政府が日系人を収容所に収容したのはあながち間違っていなかった」とでも言ったらどうかね。 追記:ただし、韓国側の軍事演習を以てして北朝鮮側の砲撃を正当化……というのはまあまずないだろうとしてもその責任が軽減されるべきといった主張は、やはり容認すべきではない。軍事演習が「挑発」であ

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