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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (169)

  • 「歴史戦」の毒が回りきった日本社会 - Apeman’s diary

    SNS等でさんざん話題になっているのですでに皆さんご存知のことでしょうが。 www.fnn.jp  (アーカイブ人もツイッターで“自白”していました。 【日外務省がチェック含めしっかりしないと。昨日、外交部会長として外務省と頻繁にやりとりしたが、外務省は約1ヶ月動画を放置した反省と再発防止対策が必要→ウクライナ政府、日に外交ルートで謝罪。昭和天皇の写真を「ファシズム」と… 外務省が動画に削除要請】 https://t.co/lVTimO9leH — 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2022年4月25日 いくつもある記事の中からこれを選んだのは、「歴史戦」の関連タームである「情報戦」が佐藤議員の口から出ている、という理由です。「情報戦で負けている」って、いったいどこと戦っているという認識なのでしょうか? 「ウクライナ政府のSNSなどをチェックする担当者を設けるよう求めた」

    「歴史戦」の毒が回りきった日本社会 - Apeman’s diary
  • そして悪しき“伝統”は引き継がれ…… - Apeman’s diary

    防衛大の学生がいじめの加害者である上級生・同級生を刑事告訴した、という件はみなさんすでにお聞き及びのことかと。「Bussiness Journal」で配信されている記事で紹介されていた防大OBの現役幹部海上自衛官のコメントがひどいです。 その一方で、同じく防大OBで現役幹部海上自衛官は、「こうしたいじめに耐える、いじめられないように立ち振る舞うことも自衛官としての修行になる」と話す。 「そもそも、いじめに遭うのは動作が緩慢な者か、やたらと正論を吐く理屈っぽい者が多い。自衛隊のような戦闘組織は命令一下、たとえ理不尽な命令でも率先して動かなければならない。動作が緩慢な者はいざというときに組織の足を引っ張る。海外からの侵略や震災などの有事の際は、『何が正しいか』を議論している間に、事態が深刻化することもある。人の考え方を自衛官らしく矯正し、もし向いていないと判断するならば、別の進路を考えさせる

    そして悪しき“伝統”は引き継がれ…… - Apeman’s diary
    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2014/08/13
    「日本だけじゃないやい、うゎーん」な※まで含めて様式美……
  • 謎主張 - Apeman’s diary

    例の「公共放送と称する事実上の大営発表機関」新会長の発言ですが、「慰安所は日軍だけではない」と「日軍は強制連行してない」がごっちゃになって「日だけが強制連行したわけではない」という斬新な主張を展開していましたね。国際社会が何を問題にしているのか、どころか日の右派がどうだだをこねているのかすらきちんとふまえていないようです。こんな認識でぺらぺら喋ることができるというのは、要するに「人間の尊厳? なにそれ売れるの?」という人生を送ってきたということなんでしょう。

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  • 朝鮮人虐殺の原点としての甲午農民軍「討伐」 - Apeman’s diary

    当ブログの古くからの読者の方であれば、「関東大震災時の朝鮮人虐殺は〇〇とは違う!」と強弁したある人物のことを思い浮かべられたのではないでしょうか。 ルワンダ虐殺と関東大震災の朝鮮人虐殺とは異なる この↑詭弁の下敷きになっているのは当然のことながら山七平です。関東大震災時の朝鮮人虐殺について山がどのような詭弁を弄したかについては、数年前にやや丁寧に分析しておきました。 「七平メソッド」とは このエントリで言及した三・一独立運動に対する弾圧は、しかしながら、近代日による最初の大規模な朝鮮人虐殺というわけではありません。 私が中等教育を受けた当時は「東学党の乱」と呼ばれていた第一次甲午農民戦争(東学農民戦争)が日清戦争の契機(日にとっては口実)となったことはよく知られています。94年の春に蜂起した農民軍は6月の全州和約によっていったん矛を収めます。しかし日清戦争勃発以降、日朝暫定合同条款

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  • 「河野談話」をめぐる初期報道について - Apeman’s diary

    今日、8月4日は「河野談話」が発表されて20年目の日です。ご承知の通り、この20年間日の右派が「河野談話」に対して続けてきた、恐ろしく稚拙だが粘り強い攻撃は、残念ながら相当な効果を発揮しています。真面目に「河野談話」を読んでいればおよそ言い出せないような言いがかりであることは従来当ブログでも示してきた通りです。今回は談話が発表された翌日、すなわち1993年8月5日の朝日、日経、読売3紙の報道によって、当時における「河野談話」の評価を振り返ってみたいと思います。 まずは朝日新聞。1面トップの他2面(含社説)、3面、社会面×2の5ページに関連記事が掲載されています。 談話の中身についての紹介はごく常識的なもので、ふつうに読めばこの談話の「慰安所制度」認識が、(1)「官憲等が直接」強制連行に関わったケースもあるが(2)多くは「斡旋業者ら」が募集したケースで、(3)強制の手段としても直接的な暴力

  • 憂うべきマスコミでの「反日」パラノイア拡大 - Apeman’s diary

    2013年8月1日 読売新聞 社説 「「慰安婦」像設置 憂うべき米国での「反日」拡大」 「女性の権利」という普遍的な理念に訴えかける活動に「対抗するつもり」の言葉が「反日」という普遍的な訴求力の欠片もないシロモノだ、という点に現在の日の保守・右派の矮小さがはっきりと現れていますね。この調子で声高に語れば語るほど日の対外的なイメージは傷ついていくわけですが、彼らは一体どうやって責任をとるつもりなんでしょうか。 「性奴隷」「20万人以上」という誇張歪曲した表現だけでも、日の名誉を著しく傷つける。 当時の日においても、公娼制が事実上の奴隷制度だという認識はそれなりに(都道府県の過半数で公娼制が廃止されるか、廃娼決議が通過する程度には)影響力をもっていたのであり、そうした認識に基づけば旧日軍「慰安所」制度は公式に採用された性奴隷制であるというよりほか、ありません。「20万人」については、

    憂うべきマスコミでの「反日」パラノイア拡大 - Apeman’s diary
  • 無知の無知 - Apeman’s diary

    言いたいことが法華狼さんと大きくかぶっちゃったんですが……。 皆さんご存知のように、コメント欄やブクマに集まってくる歴史修正主義者たちは、「慰安婦」問題について基的な知識を得るための努力なんかしたことがありません。もちろん、かつての朝日新聞の報道がどのようなものであったか、なんてことも自分で確認してみたことなどありません。で、他ならぬ自分のことなのですから、彼らも自分が「慰安婦」問題について無知であることはよく知ってるはずなんですよね。なにしろ「金だして買ったことない」「時間かけて調べたことない」ことは彼らの記憶が証言しているわけですし。にもかかわらずわかったようなことをほざきに来るというのは一体どういう了見なんでしょう。こちらが最低限「新聞の縮刷版を調べる」という手間をかけていることはエントリ内容から明白であり、他方彼らは徒手空拳というか手持ちの材料はゼロであるわけです。なぜ彼らは自

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  • 朝日新聞の「慰安婦」報道の実態 - Apeman’s diary

    歴史修正主義者、「否定論ビジネス」の商売人たちは、自分が引用ないし言及した資料・文献に自分の読者たちが自らあたってみたりしないことを確信しているので平気でインチキをします。その実例については当ブログでも何度か挙げてきましたが、1991年前後の朝日新聞の「慰安婦」報道についても同じことが言えます。 池田信夫が「そして1992年1月の1面トップ記事で植村記者は「慰安所 軍関与示す資料」と、軍が慰安婦を強制的に集めていたような印象操作を行な」った、としている朝日新聞の記事がどのようなものだったのか、例によって「聞蔵IIビジュアル」で確認してみましょう。 1992年01月11日 朝刊 慰安所への軍関与示す資料 防衛庁図書館に旧日軍の通達・日誌 日中戦争や太平洋戦争中、日軍が慰安所の設置や、従軍慰安婦の募集を監督、統制していたことを示す通達類や陣中日誌が、防衛庁の防衛研究所図書館に所蔵されている

    朝日新聞の「慰安婦」報道の実態 - Apeman’s diary
  • 「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな?」その6(追記あり) - Apeman’s diary

    今月の初めにこのシリーズを開始した時には、まさかこんな事態になっているとは思いもよりませんでした。マスコミ報道にせよ、ツイッターその他のネットにせよ、まあ「これでもかっ!」というくらい基的な事実を無視したものがあふれていて無力感に取り憑かれそうになりますが、諦めるわけにもいきません。 では、今回もオンラインで閲覧できるものをば。 「公娼制度に関する件」 作成者:内務省警保局 アジア歴史資料センター・レファレンスコード:A05020103300 大正末に作成されたとおぼしき、内務省文書です。目次は次の通り。漢字・仮名表記を現代風に改めてあります。 一、廃娼論者の主張及之に対する意見 二、娼妓取締規則 三、大阪府令貸座敷取締規則 四、太政官布告第二百九十五号 司法省布達第二十二号 太政官布告第百二十八号 民法(第九十条) 刑法(第二百二十四条、第二百二十五条、二百二十七条、二百二十八条) 五

    「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな?」その6(追記あり) - Apeman’s diary
  • あずまんの欺瞞(追記あり) - Apeman’s diary

    タイトルはもっとシンプルに「あずまんの」でよかったかもしれません。 prettycure 2013/05/14 00:54 しかし、ポストモダンからどうしてそういう帰結になるのか、というのがよく分からないところで、東さんの理論と東さんの批評との差を人側も読者側もどうやって埋めてるのかというのが…… (http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130513/p1#c1368460496) 上記コメントをうけて。結論から言うともはや「ポモ」なんて関係なくなってますね。 これは一見したところポモっぽいように見えますが、「専門家でもないしよくわからん」というのは別にポモ関係ないですからね。で、「これは調べれば調べるほど込み入っている問題」なんてえらそうに評してますが、こいつは「調べれば調べるほど」どころか基礎文献すら読んだことがないですよ。「慰安所」制度を日軍および日政府

    あずまんの欺瞞(追記あり) - Apeman’s diary
  • 種明かしのし甲斐のない人々(追記あり) - Apeman’s diary

    先日のエントリ「こちらの振り付け通りに踊ってくれる人々」であれだけ丁寧にこちらの仕掛けを解説しておいたのに、まだいついてくれるありがたい人々がいます。 http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Apeman/20130511/p1 ご厚意には応えねばなりますまい。 id:gimonfu_usr 工員募集→警察経由で日軍俘虜収容所事務所 陸軍中尉供述(所長クラス?) 特殊例か、常習的事例かお聞きしたいのです。http://www.powresearch.jp/jp/archive/camplist/gaichi_index.html http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/rn/senji2/rnsenji2-148.html2013/05/11 だから、なんでこのエントリの引用箇所だけを問題にするわけ? 「お聞きし

    種明かしのし甲斐のない人々(追記あり) - Apeman’s diary
  • 「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな?」その5 - Apeman’s diary

    朝日新聞DIGITAL 2013年5月7日 「官房長官、河野談話の見直し否定 米前駐日大使の懸念に」 また安倍内閣は同日、慰安婦問題で「新しい資料が発見される可能性はある」とする答弁書を閣議決定した。紙智子参院議員(共産)の質問主意書への答弁。 ワシントン・ポスト紙は答弁書の内容についてもう少し踏み込んだ表現をしています。こちらでは紙議員の名前は挙げられていませんが、日付からして紙議員の質問主意書に対する答弁書のことであるのは明白です。 The Washington Post, May 8 2013, "Japan acknowledges past denial of proof of forced sex slavery was based on limited study" A parliamentary statement signed Tuesday by Prime Minis

    「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな?」その5 - Apeman’s diary
  • 「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな?」その1 - Apeman’s diary

    一週間ほど前に、私のツイッターアカウントあてにネトウヨが「南京虐殺の証が有れば教えてくれる?」などとメンションを送ってきたので、定番の資料集リストを第一弾として提示したうえで「全部読み終わったらまた連絡ください。続きを教えます」と返答したところ、速攻で「転進」をはじめるというお決まりの結果となりました。ツイートをいくつか削除しているようですが、その削除されたツイートでは「この手の証言はずいぶん見てきたけど」「君の証と言うのは証言のみなのか?」だのと、ご丁寧に自らの無知を晒すハッタリをかましてくれていました。 これがまったく特別な事例でないことは当ブログの読者の方であればよくご存知だと思います。南京事件にせよ、旧日軍「慰安所」制度にせよ、ネトウヨはそもそもどれほどの「証拠」が積み重ねられているかすら知ろうとしませんので、「資料集」として編纂され刊行されている「証拠」を突きつけられただけでも

    「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな?」その1 - Apeman’s diary
  • 1937年の神戸新聞より - Apeman’s diary

    以前に「百人斬り」について勉強する過程で1937年秋〜38年初春の地元紙を調べてみたことがあるのですが、今回はいわば「お蔵出し」として当時複写した記事からいくつかご紹介します。なお、日軍将兵が敵兵を○人斬った、といった報道は珍しくなく、またすでに「百人斬り」裁判との関連で紹介されてもいますので、ここではとりあげません。 (1)1937年11月12日 「百人斬り」否定論者=日刀否定論者は戦時中の武勇伝報道をことごとく捏造扱いする自虐史観の持ち主であるわけですが、しかし当時のマスコミもべつだん日刀を超兵器扱いしていたわけではなかった、ということを示す記事です。日刀にはピンからキリまである、という当たり前のことは報道されていたわけですね。 (2)1937年11月7日 石川達三の『生きている兵隊』には、ショベルで敗残兵をぶち殺す「片山」という名の従軍僧が登場します。石川は第16師団の兵士に

  • 歴史修正主義者への最初のテスト - Apeman’s diary

    このところ、またしても「とっくの昔に論破され破綻されたはなしを歴史修正主義者が蒸し返す」という光景が目につくようになりました。なにしろ首相が歴史修正主義者ですからね。連中が活気づくのはわかります。でも相変わらず勉強してないんですね。しかも国会議員や(いちおう)全国紙の記者のおつむの中身が2ちゃんまとめサイトと同じレベル、という惨状です。そんな彼らには、まず次のような質問をしてみるのがよいでしょう。 ・南京事件否定論者に対して いまだに「人口20万の都市で30万人は殺せない」と大真面目で寝言を言う人間に対しては、「なぜ中国軍将兵を無視するのか?」と問うてみましょう。多くの場合、彼らは「南京大虐殺とは非戦闘員を30万人殺したというはなしであるはずだ」という俺様定義を持ち出しますので、「いったい誰がそんなことを言っているのか、ソースつきであげてみよ」と追及すると、彼らには「話をそらす」という選択

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  • ご同類のコメントに大喜びする人々 - Apeman’s diary

    昨晩、寝る直前にこんなのを見つけたのですが。 「【ワロタw】 米国、地域住民 「売春婦を記念する石碑だと?」 「韓国人たちを追い出して捨てよう」 尋常じゃない反感広がるwww」 「地域新聞が4日と5日に相次いで関連報道」とあるので探してみました。 (1)THURSDAY, APRIL 4, 2013, "'Comfort women' memorial stirs anger" (2)THURSDAY APRIL 4, 2013, "Controversy puts planned 'comfort women' memorial in Fort Lee on hold" (3)April 5, 2013, "Korean Group Warns Officials To Change Memorial Or Face Opposition at Polls" ネトウヨが大喜びしているのは

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  • どうやら七平メソッドは永遠に不滅のようで…… - Apeman’s diary

    http://getnews.jp/archives/300073 一国の首相のFacebookに「あなたたち韓国人は、現在最も世界で嫌われていて、それをまったく自覚できていない残念な民族なんだよ」なんてコメントが投稿されて、それが歓迎されている……なんて事態はそれこそ「欧州の各国」の基準ではかな〜りマズいことなんだけど、ホイホイと釣られている人がいますねぇ。しみじみとガメ*1のこととか思い出してしまいましたよ。 これに釣られた人は、自分がネット右翼と基的に変わらない世界観の持ち主だということを自覚した方がいいと思いますよ。 *1:まあ当たり前だけど知らない人も少なくないので注を追記。かつてそこそこの人気を誇っていた自称ニュージーランド人ブロガーのことです。ついネトウヨ的な欲望をポロリさせたのがきっかけで詐術がバレました。いまもツイッターはやってますけどね。

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  • 「東京裁判と特高警察」 - Apeman’s diary

    荻野富士夫、「東京裁判と特高警察 不処罰の理由を追う」、『世界』(岩波書店)、2013年2月号 対日戦犯裁判では対独裁判に比べ「人道に対する罪」の追及が事実上なされなかったことは、当ブログの読者の方であればすでにご存知のことだろう。もし連合国が東京裁判でも「人道に対する罪」を追及したとすれば処罰の対象となり得たことの一つに軍「慰安所」制度があるわけだが、もう一つ、「人道に対する罪」が事実上看過されたことによって裁きを免れたのがいわゆる特高警察である(憲兵が特にBC級戦犯裁判では多数裁かれたのとは対照的に)。ゲシュタポとの対比で特高警察の「不処罰」を扱っているのが『世界』の先月号に掲載された論文。 戦犯としての追及を免れた特高だが、GHQの「人権指令」によって1945年10月に廃止され、関係者約5,000人が罷免される。著者は昨年5月刊の岩波新書『特高警察』においては、人権指令の履行が「し

    「東京裁判と特高警察」 - Apeman’s diary
  • 「人数の話がしたいだけ」について - Apeman’s diary

    最近似たようなケースがあったじゃないですか。そう、「原作からの改変を問題にしたいだけ」ってやつ。でもまあ、「南京大虐殺」とか「韓国」とかが今の日でどのような言説空間に取り巻かれているかを無視してそんなこと言われても、到底鵜呑みにはできんわけです。 別にこれ、隠れたる内心を勘ぐってやろうとか、そういう話じゃないんですよ。「人数の話がしたいだけ」と言ってる人が他には一体どういうことに関心を示していて、どういうことには関心を示していないか。また、関心があるというのならそれなりのアプローチのしかたがあるってものですが、その人はどういう風にアプローチしようとしているのか。こういった振る舞いを通じて、「人数の話」は政治的な意味を帯びるのです。 なぜ他のなによりも「人数」が気になるんですか? 気になったとして、どんなを読んできたんですか? 犠牲者数がはっきりしないことの大きな要因である、敗戦時の公文

    「人数の話がしたいだけ」について - Apeman’s diary
  • ただ「表現の自由」だけではなく - Apeman’s diary

    アン・セホン(安世鴻)の写真展を巡っては、何人かの写真家やジャーナリスト、映像作家などが声をあげたわけだが、ニコンへの抗議はもっぱら「表現の自由」「言論の自由」という観点からなされていたように見受けられる(例えばこちら。リンク先PDF)。彼ら/彼女らの立場からして「表現の自由」「言論の自由」が主たる関心事になるのは当然と言えば当然であろう。 だが私たちは、今回の問題が必ずしも「表現の自由」一般への攻撃ではなかったという点にも留意する必要があろう。問題の核心は、あくまで日軍「慰安所」制度による人権侵害を可視化しようとする試みに対する攻撃、というところにある。「慰安婦」問題へのとりくみは「歴史修正主義者・二次加害者に好き勝手言わせない」ことを重要な目標とするのだから、「表現の自由(を守る)」という定式化の射程には収まりきらないのである。

    ただ「表現の自由」だけではなく - Apeman’s diary