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ブックマーク / aspara.asahi.com (8)

  • aサロン(記者ブログ)_科学面にようこそ_放射線の影響 追跡60年 - アスパラクラブ(朝日新聞)

    放射線は人体にどんな影響を与えるのか。広島・長崎の被爆者たちの健康調査で多くのことが分かっている。大きな犠牲から得られたデータは、世界の放射線防護対策の基礎となっている。 健康調査は、1947年に米国が設けた原爆傷害調査委員会(ABCC)が始め、75年から日米共同運営の「放射線影響研究所(放影研)」が引き継いだ。 被爆者9万4千人と、そうでない2万7千人を生涯にわたり追跡調査。うち約2万人は2年に1度の健康診断や生活習慣調査を続けている。 放影研の大久保利晃理事長は「系統的な長期調査で、世界が必要とするデータを発信できた」と話す。国際放射線防護委員会(ICRP)の委員で大分県立看護科学大の甲斐倫明教授も「放射線のリスク推定で決定的な役割を果たすのが放影研のデータ。ICRPもこれを基に計算している」と説明する。 長年の調査でわかった主なポイントは次の通りだ。 ◇広島・長崎調査、世界の防護

  • アピタル_がんとともに_がんの免疫療法 高額なのに効果未知数

    がんの免疫療法 高額なのに効果未知数  [10/11/16] 体に備わっている免疫の仕組みを利用してがんを攻撃する免疫療法の研究が進められている。手術や抗がん剤、放射線に次ぐ「第4の治療法」と期待され、やインターネットで効果を宣伝しているクリニックもある。しかし有効だと裏づけられた療法は、日にはまだない。(岡崎明子、福島慎吾) ■「ひょっとしたら」と望み 埼玉県の看護師の女性は2008年3月、検診で胃に異常が見つかった。進行の速いスキルス胃がんだとわかったのは、その3カ月後だった。 県内の病院で手術することになり、事前に抗がん剤治療を受けた。しかし、がんが進行して、10月に転移が見つかったため、手術するのが難しくなった。翌年の4月末まで抗がん剤を変えながら治療を続けたが、がんは抑えられず、主治医からは「もう手だてがない」と伝えられた。 ●1ヶ月600万円 インターネットなどで情

  • aサロン_科学面にようこそ_米軍の研究助成、増加

    米軍の研究助成、増加  [10/09/09] 東京科学医療グループ・松尾一郎、小宮山亮磨 大学や研究所など日の研究現場に米軍から提供される研究資金が近年、増加傾向にあることがわかった。研究に直接助成したり、補助金付きコンテストへの参加を募るなど、提供には様々な形がある。背景には、世界の高度な民生技術を確保し、軍事に応用する米軍の戦略がある。 インドで開かれた国際大会で、ロボットについて軍関係者らに説明する野波教授(右端)=08年3月インド・アグラ、インド国立航空宇宙研究所提供 ◇日技術の軍事応用も視野 軍服姿の米軍幹部がヘリコプター型の小型無人ロボットを手に取り、開発者の野波健蔵・千葉大副学長(工学部教授)が隣で身ぶりを交えて説明する。そんな様子が動画投稿サイトで公開されている。 米国防総省が資金提供し、インド国立航空宇宙研究所と米陸軍が2008年3月にインドで開いた無人航空ロボット

  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシーを巡る問題(その6)  「思いこみ薬」という判断力

    同僚の岡崎記者と私の署名で、9月2日の朝日新聞朝刊に記事が載りました。「保健室でホメオパシー」です。公教育の場で、少なくとも「科学的根拠が示されていない」民間療法が実践されることは、生徒にとって誤解を生む教育になっているのでは、という問題提起として書いたものです。 この記事の取材、執筆でも、皆さまからお寄せ頂いたメールの情報やブログのコメントが、大きな力となりました。改めて感謝の意をお伝えいたします。 ネット上では、この問題が数年前から指摘されていました。様々な現場にいらっしゃる方々が発信する情報は、非常に真に迫ったものも多く、重要だと思います。一方、現場や関係者の方々にお話をうかがい、事実確認をしたり、さらなる事実の発掘をしたりすることが私たちの仕事です。 高い問題意識を持った方々のネットなどでの発信と、私たちの職業上の機能をうまくあわせることで、社会により有益な情報を発信していけるので

  • アピタル_患者の語り 医療者の気づき/DIPEx_ホメオパシーはなぜ女性に人気なのか

    8月24日に日学術会議がホメオパシーの効果を完全否定する会長談話を発表してから、日医師会、日医学会、日助産師会、日薬剤師会といった専門家団体が、相次いでそれぞれの会員に対し、治療でホメオパシーを使わないように勧告を出しています。 早速「健康と病いの語りデータベース」に掲載されている語りの中に、ホメオパシーに関する言及があるかどうかを調べてみました。現在「補完代替療法」というトピックがあるのは、「乳がんの語り」のページだけなのですが、その中に1人だけホメオパシーという言葉を使っている人がいました。それはご自身が試している補完代替療法の一つとして、「シュタイナー医学」や健康茶などと並べて名前を挙げたもので、実際にそれについて効果があった、というような言及はありません。手術を受けてから3年目で全身に転移があり、抗がん剤、ホルモン療法、転移部への放射線治療、痛みの緩和治療など、さまざまな

  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシーを巡る問題(その5) 普及団体に最低限の社会責任を

    皆さま。日頃のご関心とご助言、ご批判に感謝しております。 日学術会議を筆頭に、各団体によるホメオパシーへの問題提起が相次いできました。岡崎記者とともに25日の朝刊で、その背景まで含めて詳報できたのは、情報をメールでお送り頂いた皆さま、書き込みを頂いた皆さま、そして、もっと多くの関心を持ち続けてこられた皆さまのおかげに、ほかなりません。改めて感謝の念を伝えさせて頂きます。 【朝日新聞の一連の記事・記者ブログはこちらからご覧いただけます】 さて、日学術会議(会長談話のPDF)。ホメオパシーが科学的には「効果がない」ことを、公共性が極めて高い機関としては初めて、宣言したという意味で、大変意義があったと思います。特に、ホメオパシーをまだよく知らない多くの方々に、「頼ることで、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性」を指摘し、注意を促した点は大きいと思います。 ただ、会長談話には多少、残念に

  • アピタル_こちらアピタルです。_第3弾「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」

    第3弾「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」  [10/08/08] 東京社科学医療グループ  長野 剛 初回のエントリー 「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」、前回のエントリー続「ホメオパシー療法、信じる前に疑いを」に、当にたくさんのコメントを寄せていただきました。ありがとうございます。私にとっても、寄せられたコメントは、とてもためになっています。 さて、私自身は、ホメオパシーのレメディー自体に、なんらかの効果があるとは思っていません。それは、記事にも紹介した2005年のランセットの論文や、その他のホメオパシー研究を集めて検証した論文が、妥当で説得力のあるものだと思っているからです。それは「効果がない」ことの検証になっています。 もう一つ、理由があります。「効果がない」ことの検証ではありませんが、「効くわけ無い」という理屈です。 いい例があります。どこかで見たのですが、「水道水は最

  • アピタル_こちらアピタルです。_ホメオパシー療法、信じる前に疑いを:

    ホメオパシー療法、信じる前に疑いを  [10/08/03] 東京社科学医療グループ  長野 剛 「私はホメオパシーを使っています。実際に良さも悪さも実感しています」 そんなお便りを頂きました。7月31日付の朝日新聞土曜別刷り「be」に書いた「問われる真偽 ホメオパシー療法」に対してです。 ホメオパシーとは、欧州生まれの代替医療で、最近、国内でも流行りつつあります。記事は「効かない」ことを示す報告や、効くと信じて使った結果、重大な健康被害を受けた例があるとみられることを報じたものです。 ですが、お便りをくださった方のように「実際に使った。効いた」という意見は、インターネットでもよく見ます。 あえて言います。あなたが自身の経験で「効いた」というのは、客観的な根拠には全くなりません。実は、放っておいても治ったかもしれない。ホメオパシー以外で受けている通常治療のおかげかもしれません。 実際に「効

    makamaka_at_donzoko
    makamaka_at_donzoko 2010/08/04
    素晴らしいです。 / "あえて言います。あなたが自身の経験で「効いた」というのは、客観的な根拠には全くなりません。"
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