今、「飛ぶように売れるコンピュータ」が英国で話題だ。といっても、Appleの新製品とかではなく、「Raspberry Pi」という日本では馴染のない製品で、手のひらにのる簡素なボードコンピュータである。先日、認定販売会社の英国RS Componentsが日本でも発売する予定を発表した。「ラズベリーパイ」というおいしそうな名前とは裏腹に、同コンピュータは重大なミッションを掲げるプロジェクトに基づく製品であり、チャレンジはこれからと言えそうだ。 「ホットケーキのように売れる」という英語の慣用句があるが、Raspberry Piが数十分で完売したと聞くと、これこそ「ホットケーキ」だなと思う。2月29日朝6時、Raspberry Piの販売が開始するや、販売店のPremier FarnellとRS Componentsにはアクセスが殺到、Premier Farnellではピークトラフィックが300