まだ完全に喪女にはなりきっていなかった中学生の頃、クラスで人気の男子と席が隣同士になり、その子がFF8のクリアファイルを持っていたのがきっかけでちょっと話すようになった。 別にそこまで仲がいい訳ではなかったんだけど周囲から見ると割と仲良く見えたようで、しかもその仲のいい相手がこの冴えない私だもんだから、一部の「オシャレ女子」に反感を買ってしまった。 休み時間中その男子がいない時に、机の回りに3人ほどズラっと並び、「ねぇ、増田さんさぁ、増男君と仲いいの?」と聞かれた。 「え?いや、別にそんなには…」 「なんかさぁ、最近、よく話してるよね」 「ていうか調子乗りすぎてない?増田さんって増男君の事好きなの?」 「別に好きじゃないけど…(この頃クラウド命だった)」 「でもさあ、間違っても増男君は増田さんのこととか好きじゃないから、勘違いしないでよね」 「ちょっと話してもらったからってさー。増男君迷惑