バーレーン 対話で対立解消へ 7月3日 6時40分 ペルシャ湾の島国バーレーンでは、反政府デモで深刻化したイスラム教の宗派対立の解消を目指し、双方の政治勢力が参加した「国民対話」が始まりました。 バーレーンでは、ことし2月から多数派のイスラム教シーア派が少数派のスンニ派の王族支配に抗議する反政府デモを行ったのに対し、スンニ派の政府が武力で抑え込んだ結果、30人以上が死亡、1000人以上が拘束されました。政情の不安定化で経済の低迷が続くなか、危機感を募らせたスンニ派の政府は2日、双方の政治勢力の代表ら合わせて300人が参加した「国民対話」を開始し、今後1か月間の議論を通じて宗派対立の解消に向けたあらゆる改革を行うという姿勢を改めて示しました。これに対しシーア派側は、「国民対話」に参加する政治勢力が、スンニ派の王族に対し実権を手放すよう求め政治改革を訴えていますが、一部のシーア派市民は「政府に