伊 地震予知巡り異例の裁判へ 5月26日 6時31分 イタリア中部で、おととし300人余りが犠牲になった地震を巡って、イタリアの裁判所は、リスクを評価する国の委員会が適切に警戒を呼びかけなかったとして、委員会の専門家7人を過失致死の罪で起訴し、地震予知の可能性を巡る異例の裁判が行われることになりました。 イタリア中部のラクイラでは、おととし、小規模な地震が数か月にわたって続いたあと、4月にマグニチュード6.3の地震が起き、300人が余りが犠牲になりました。これについて、イタリアの地方裁判所の予審判事は、25日、予兆があったのに、リスクを評価する国の委員会が強い揺れへの警戒を適切に呼びかけなかったとして、委員会の専門家7人を過失致死の罪で起訴しました。裁判は、ことし9月から始まるということで、地震予知の可能性と、その責任を巡る異例の裁判が行われることになりました。これについて、被告側の弁護士