函館商工会議所の松本栄一会頭は29日、会頭2期目就任の記者会見で、北斗市に建設されている北海道新幹線の新駅の名称について、「新函館北斗駅」と提案し、主張が異なる函館、北斗両市の妥協点を探る考えを表明した。 駅名を巡っては、北斗市が「北斗函館駅」、函館市が「新函館駅」と主張し、JR北海道に自らの提案を採用するよう要望している。函館商議所は昨年6月、函館市に合わせて「新函館駅が最も望ましい」と確認していた。松本会頭は、高橋はるみ知事が調整に乗り出すことに期待感を示したうえで、「函館、北斗両市が対立するのはよくない。北海道新幹線の開業に向けて、隣接する七飯町を含めた2市1町が結束しなければならない」と述べた。