「名古屋線」に募る不安 経営再建中の日本航空(JAL)が国際、国内線を合わせて計50路線の廃止を表明したことに、JALの東京線、名古屋線が就航している帯広の関係者は不安を募らせている。JAL側は帯広からの撤退を否定しているが、運休や減便の可能性については明言を避けている。帯広空港では8月に関西線が運休になったばかりで、これ以上の路線縮小を回避するため、情報収集や利用促進のPR活動に乗り出す構えだ。 空港関係者 情報収集へ JALは15日の有識者会議で、222路線のうち赤字路線は離島路線を除き基本的に全廃すると表明。具体的な廃止路線として国際線21、国内線29の廃止を打ち出した。波紋を呼んだのが16日の一部報道。「廃止検討路線に羽田発着の帯広、釧路も含まれている」との内容で、地元関係者も大いに困惑した。 JAL帯広支店(斉藤城支店長)は同日、同報道に関し「帯広に関しては現時点で報