5月20日、不審者に児童が襲われる事件が相次いで起きた中国で、子どもに護身術を学ばせる親が急増している。写真は19日、北京のカンフー学校で(2010年 ロイター/Petar Kujundzic) [北京 20日 ロイター] 不審者に児童が襲われる事件が相次いで起きた中国で、子どもに護身術を学ばせる親が急増している。3月以降、中国ではナイフなどを持った不審者が学校に侵入し、児童を襲う事件が6回発生。 中にはハンマーを持った犯人が27人の児童を殺害、80人以上が負傷する事件もあった。当局は問題を深刻に受け止め、学校側は警備員の数を増やしたが、多くの親たちはそれではまだ不十分だと考えているようだ。 国営メディアによると、北京市内のカンフー学校の入学者が4月以来少なくとも20%増加しているという。 北京の大学地区近郊にあるカンフー学校では、7─12歳の子どもたちが、潜在的危険から身を守るための技術