『紀元前1万年』65点(100点満点中) 10,000 B.C. 2008年4月26日より丸の内ピカデリー1他全国ロードショー 2008年/アメリカ/カラー/109分/配給:ワーナー・ブラザース マンモスと人が共存した時代のアドベンチャー バイオリズムがマゾ期に突入しているアメリカ映画界は、愛国プロパガンダの雄ローランド・エメリッヒ監督にさえ、古代アドベンチャーの形を借りて反省ゴメンナサイ映画を作らせるほど絶好調である。 紀元前一万年、場所は地上のどこか。年に一度のマンモス大移動の際、一頭だけ狩り日々の糧とする平和な種族がいた。その若きリーダー、デレー(スティーヴン・ストレイト)は、ある日騎馬兵たちに集落を襲われ、愛する新妻(カミーラ・ベル)を仲間たちの身柄と共に奪われてしまう。デレーたちより進んだ文明を持つ騎馬軍団は、はるか離れた土地にこうした奴隷を集め、巨大ピラミッドを建築しているのだ