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ブックマーク / www.yamdas.org (13)

  • yomoyomoの読書記録 - ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる: ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』(草思社)

    ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる: ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』(草思社) 原書をブログで紹介するなど書の著者であるダナ・ボイドについて時々取り上げた関係で草思社の編集者に献いただいた。 書は、SNS 研究、特に10代の若者の SNS 利用についての研究の第一人者である著者が出会ったティーンの経験と視点を映し出すために書いたである。ただ、読者として彼らの親世代を強く意識したであり、それは「なぜ、若者はネットでよからぬことをしているように見えるのか」など各章のタイトルに添えられた副題を見ても明らかである。その筆致は、ティーンについて何かを決めつけたり、結論ありきでそれに証言をあてはめる感じがなく、ある意味むやみにソーシャルメディアを恐れたり子供たちの利用に介入したがる親世代をなだめ、諭すとも言える。 前半で繰り返し書かれるのは、今のティーンがテクノロジー

    mame-tanuki
    mame-tanuki 2014/11/23
    面白そう〉「 今のティーンはネットでなんでも晒しているように見えて、実はそれは逆説的にプライバシーを守るためなのだという話 」
  • はてなは「絶対すべきでないこと」をやらかしたのか?

    おっと、タイトルだけ見て、先週から話題になっているはてなブックマークボタンのトラッキング問題の話かと思われたかもしれないが、文でははてなブックマークの問題はほとんど扱わない。また、この問題について未だご存じない方は、ARTIFACT@ハテナ系のエントリの後半にあるこれまでの流れを辿ると分かりやすいだろう(ワタシ自身の認知にも近い)。 はてなが新サービスとしてはてなブログをリリースして4ヶ月以上経つ。当初は招待制だったが、昨年末にオープンベータに移行して現在にいたっている。 ワタシもリリース時に招待されたので少し触ってみたが、機能が何から何まで足らないことにびっくりしたものである。そして、はてなは「アレ」をやらかしたのではないかという疑念が頭をよぎったが、まさかと思う気持ちと、短時間触っただけの印象で間違った批判をしてはいけないという自制、何よりそのあたりはじきに解決するのだろうという楽観

    mame-tanuki
    mame-tanuki 2012/03/12
    これ以後「はてなブログ」、そして「はてな」を論じるのは蛇足とすら思える記念碑的文章で、My記事をリンクしていただき感謝。
  • A Bill of Privacy Rights for Social Network Users 日本語訳

    以下の文章は、Kurt Opsahl による A Bill of Privacy Rights for Social Network Users の日語訳である。 ソーシャルネットワークサービス提供者は現在ユニークな位置にある。彼らは仲介者であり、我々の恋人、家族、友人、同僚とのコミュニケーション、会話、つながりをホストしている。彼らは極めて慎重に扱うべき情報にアクセスしており、それには長い時間をかけ、いろいろな人から集めたデータを含む。 EFF において我々は、ソーシャルネットワークサービスがそのユーザに提供すべき具体的な権利について最近よく考えている。ソーシャルネットワークサービスは、ユーザが継続的なプライバシーを有し、そのサービスに格納される個人情報をコントロールすることを保証しなければならない。ユーザはただの商品ではなく、その権利は尊重されなければならない。ソーシャルネットワーク

    mame-tanuki
    mame-tanuki 2011/08/24
    SNSユーザが要求すべき三つの基本的なプライバシー保護の原則(#1: 十分な情報を得た上で意思決定をする権利/#2: コントロールする権利/#3: 立ち去る権利)
  • yomoyomoの読書記録 - Jono Bacon『アート・オブ・コミュニティ――「貢献したい気持ち」を繋げて成果を導くには』(オライリー・ジャパン)

    Jono Bacon『アート・オブ・コミュニティ――「貢献したい気持ち」を繋げて成果を導くには』(オライリー・ジャパン) オライリーの高さんに献いただいた。 まず書の存在を知った経緯の話から始めたい。ワタシが書の著者である Jono Bacon のことを知ったのは、O'Reilly Radar で Can open source reinvent the music business? という記事を読んだのが最初だった。 この記事はタイトル通りオープンソースの流儀を音楽ビジネスに持ち込もうという著者が所属するバンド Severed Fifth の試みについて書いたもので、内容も音源は基 CC ライセンスで配布とかなかなかラディカルなのと、文章から忠誠心のあるファンコミュニティを築いている自信を感じたのが興味をひき、いつか Wired Vision 連載で取り上げたいともう少し調べた

    mame-tanuki
    mame-tanuki 2011/08/22
    Ubuntuのコミュニティマネージャーが書いた技術系コミュニティ論
  • yomoyomoの読書記録 - 池田純一『ウェブ×ソーシャル×アメリカ――〈全球時代〉の構想力』(講談社現代新書)

    池田純一『ウェブ×ソーシャル×アメリカ――〈全球時代〉の構想力』(講談社現代新書) 著者の池田純一さんの存在を知ったのはいつだったか。確か「iPadを待ちながら:我々はどれくらい自由であるべきなのか」を書く少し前だったと思う。以来その見識を参考にさせてもらっているが、著書が出たので買ってみた。書については江渡浩一郎さんが最新号の『新潮』に書評を書いているそうなのでそちらも読んでみるつもり。 書名だけ見て、またアメリカのソーシャルネットサービスをしたり顔で解説する新書かと思われる人がいるかもしれないが、そんなちょろいではまったくない。 書は、GoogleApple がウェブにおける二強であり、そのウェブは成熟という名の曲がり角にあるという現状認識(クリス・アンダーソンの "The Web is dead" 論など)に始まり、アメリカの東海岸と西海岸、現在から90年代から19世紀ま

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    mame-tanuki 2011/05/19
    気になる一冊→「アメリカの東海岸と西海岸、現在から90年代から19世紀までと時空を飛びながら、書名に掲げるウェブ、ソーシャル、そして何よりアメリカについて論じる野心的な本」
  • インターネットにまつわる「とほほ」

    新婚生活中の同期の家でちょっとしたホームパーティが開かれ、筆者もお招きに預かった週末の話である。 実際のところ、ホームパーティというよりは予めワインを赤白ロゼ一ずつ、シャンパン・焼酎二ずつ、そしてビールもふんだんに用意してあるという「酒豪の会」という趣であったが、同期の新を中心として用意された夕が素晴らしかったことと、命のやり取りをするような激しい飲み方をしなかったことで、とても楽しめた。実際には次の日になってもだらだらと居座って(新がまだ半分しか読んでない「五体不満足」を何故か短時間で読破してしまった)ほぼ一日ご厄介になってしまったのだけど。 宴の途中で一人が「yomoyomo のホームページを見てみよう!」と言い出した。新宅ではダイアルアップ接続が可能になったばかりだった。 以前にも書いたことだが、当サイトを立ち上げた際、会社の同期など身近な人間にはその URL を教えなかっ

    mame-tanuki
    mame-tanuki 2006/09/03
    スパムの語源。RFC2635に書いてあるんだとさ。
  • モンティ・パイソンとハッカー文化

    以前から僕が愛して病まない、いや止まないモンティ・パイソンについて書きたいとずっと思っていた。それこそ彼らの作品に対する愛情溢れた批評文を書く、というのが僕がウェブページを作るときの動機の一つでもあったくらいだ。しかし、如何に面白いか、ということを書くのは難しい。筆力の問題だってある。よってそれはずっと先延ばしになっていたのだが、そうとばかりも言っていられない状況になってしまった。そこで、今回はモンティ・パイソンとハッカー文化、インターネット文化とのかかわり合いに限定して書くことにする。 といってもモンティ・パイソン、何それ、えるのか? という向きもあるだろうから説明しておこう。残念ながらい物ではなく、20世紀を代表するコメディ・グループである。1969~1974年に英国国営テレビ BBC で放送された「空飛ぶモンティ・パイソン」でコメディ界のトップに立ち、その後も「ホーリー・グレイル

    mame-tanuki
    mame-tanuki 2006/09/03
    「これの語源がモンティ・パイソンに由来するのは FAQ における、"Why is it called Python?" にも明記されている。」
  • yomoyomoの読書記録 - ばるぼら『ウェブアニメーション大百科 GIFアニメからFlashまで』(翔泳社)

    ばるぼら『ウェブアニメーション大百科 GIFアニメからFlashまで』(翔泳社) 翔泳社より献いただいき、帰省中に一通り読ませてもらった。ワタシはウェブアニメーションに関しては、特に話題になったものをリンクを辿って見に行く程度の人間なので、書を読んで楽しめるか疑問だったのだが杞憂だった。 書は、ばるぼらさんの前著『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』とはスタイルが異なるが、対象の質をできる限り正確に伝えんとする意志と対象への透徹した視線は変わっていない。書では個々の Flash 作品のレビューが大部分を占めるため、有名作家への突っ込んだ批評を期待すると幾分不満があるかもしれないが、形式上著者の対象への愛がより垣間見えることで補われているように思う。 それにしてもこれだけ網羅的なを作るには相当骨を折ったに相違なく、著者の根気と編集者の比類なき忍耐の賜物なのだろ

  • Teach Yourself Programming in Ten Years 日本語訳

    以下の文章は、Peter Norvig による Teach Yourself Programming in Ten Years の日語訳である。 翻訳文書については、以下の方々にご教示を頂きました。ありがとうございました。 Shiro Kawai さん:誤訳の訂正 三好博之さん:誤訳の訂正 竹中明夫さん:2001年7月改版分の訳、誤訳の訂正(共訳者にクレジット) Toshihiko Ono さん:誤訳の訂正 アクビさん:訳注3に関する情報 どうしてみんなそんなに急ぐの? どの屋に足を運んでも、『7日で学ぶ Java』といったハウツーを見かけるし、そのそばには Visual Basic や Windows やインターネットなどについて、同じように数日や数時間で学べると売りこむが無限のバリエーションで並んでいる。Amazon.com で以下の条件で検索してみたところ、 pubdate

    Teach Yourself Programming in Ten Years 日本語訳
  • 2005年は「2.0」の年だった

    先週は Web 2.0 カンファレンスを報じた記事をいくつもみかけたが、それに限らず「2.0」がいろんなところで使われるのを目にする。改めて書籍におけるエスター・ダイソンの『Release 2.0』、ウェブサイトにおける Business 2.0 あたりの先見性に恐れ入る。 一度戯れに「ついカッとなってまとめてしまった。「2.0」ならなんでもよかった」というまとめエントリを作ったのだが、その時点でも見落としていたものをいくつも見つけ、その後も次々と出てくるしで、どうも気になって仕方がない。 2005年もまだ二ヶ月以上残っているが、この先を見越して勝手に決め付けさせてもらおう。2005年は「2.0」の年だった、と。そして、ここで再度仕切りなおしてまとめさせてもらい、ワタシ自身これを追うのは止めにしようと思う。 つまり、この文章自体個人的な動機でまとめるものであり、まとめること自体が目的なので

  • 歴史は性懲りもなく繰り返すが、何もかもが懐かしいなどとは思わない

    今月もインターネットマガジンを編集部よりいただいたのだが、最新号の巻頭インタビューはティム・バーナーズ・リーのインタビューだった。 彼クラスの偉人となると、背負うものが大きかったりして喋ることに新鮮味がなくなるし、インタビュアーもあまり突っ込んだことを聞かなくなるのでそう面白いものでもないのだが、彼のインタビューはセマンティックWebという現在進行中のプロジェクトについて語っているだけまだ現役感があった。余談だが、彼は下から撮ったアングルがジョン・ライドンに似ていると以前から思うのだが、そんなことを考えるのはワタシだけか。 さて、このインタビューを読みワタシがぼんやり思ったのは、彼が語るようなセマンティックWebがそのまま実現することはおそらくないだろうなということ。 こういうのを書くと一部から反発をうだろうしバカにもされるだろうが、実際そんなところだから隠してもしょうがないと考えをもう

  • Wikipediaと過ごす昼下がり

    金曜の昼下がり、Yahoo! ニュースを何となしに見ていたら、イギリス総選挙における労働党の三期連続の勝利を伝えるトピックページに、Wikipedia のトニー・ブレアのページへのリンクがあるのが目に付いた。 いつ頃だったかは覚えていないが、Yahoo! ニュースのトピックページに Wikipediaはてなダイアリーキーワードへのリンクがあるのをはじめて見たときは大層驚いたものである。個人的にはよほど内容の出来の良いものでない限り、はてなキーワードにリンクするのは疑問を感じるのだが、それは単にはてなキーワードが元々正確性や厳密性を目指したものでないというだけで、その意義を否定するものではない。 一方で、それなりに知っているように思う人物についても、Wikipedia のページを見ると発見することがあり、実際トニー・ブレアがザ・ダークネスのファンであるのは知らなかった。 少し興が乗ってイ

    mame-tanuki
    mame-tanuki 2005/07/04
    Wikipedia の信頼性
  • Wikiphilia - The New Illness 日本語訳

    以下の文章は、Mr Ed による Wikiphilia - The New Illness の日語訳である。 Wiki病(Wikiphilia):Wiki をインストールして利用することで、グループが直面するどんな問題も解決できるという不合理な信念を特徴とする精神病。この妄想症は、1995年に最初に確認されて以来、発症数を増し続けている。Wiki病は必ず二つの段階を見せる - インストール後の短い間、Wiki の可能性を熱狂的に期待する第一段階と、その期待を Wiki が実現し損ねているのを否定するように徐々に移行する第二段階である。 Wikiとは何か? Wiki は、ハイパーリンクにより接続されるテキストベースのウェブページ群をユーザが作成できるウェブアプリケーションである。Wiki の質的な特徴は以下の通り。 全体的な編集可能性 - どのユーザも Wiki のコンテンツのどの部分で

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