秋場所6日目、NHK大相撲中継で名実況があった。朝乃山-豪栄道戦、取組中に行司の木村玉治郎が足をもつれさせて転倒し、土俵下に落ちていった。NHKの佐藤洋之アナウンサーは、こう実況した。 「張っていきました豪栄道、もろ差し狙いだ。巻き替えた朝乃山、右四つ。豪栄道が左の前まわしを引いている。あ、行司が消えた。上手投げ~、勝ったのは朝乃山。朝乃山が勝ったんですが、玉治郎が土俵の外に吹っ飛ばされてしまいました。朝乃山、これで連日の殊勲の星です」 文字通り、玉治郎は画面中央から左へ、サッと消えた。「転倒した」「つまずいた」ではなく「消えた」と表現した言葉選びのセンス、適度に驚く抑揚、ハプニングに固執せず朝乃山の白星をたたえてフォローするなど、アナウンスの技量が凝縮され、機転が利いていた。 NHKアナウンサーの話を総合すると、実況する時は、土俵を直接見るよりも、モニターを見る方が多いという。というのも
2018年6月30日 4時40分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 力士・頂仙之助がTwitterに投稿した写真が話題になっている フェルメールの「牛乳を注ぐ女」に似せて「油を注ぐ力士」と題された写真 似ているようで似ていないようで、でも似ていると筆者は評した ◆絵画のような「油を注ぐ力士」 ヨハネス フェルメール 《油を注ぐ力士》 大相撲 伊勢ノ海部屋に所属する力士・頂 仙之助(いただき せんのすけ)。カナダ人とのハーフで、イケメン力士としても取り上げられることのある力士さんです。 彼は自身の公式ツイッターで、日常のことや稽古にまつわることを、なかなかの頻度でツイートしているのですが、先日、稽古の合間での一幕をツイートした写真がとても話題になっています。 そのツイートがこちら。 ヨハネス フェルメール 《油を注ぐ力士》 - 頂 仙之助 (菊池政彦) (@
大相撲冬巡業が3日、長崎・大村市で行われ、平幕の安美錦(39=伊勢ケ浜)が暴行問題を起こして引退した弟弟子の元日馬富士関への思いを語った。 引退することをテレビやインターネットで知ったという安美錦。暴行問題発覚後、さまざまな情報が飛び交う中での引退発表に「納得できないですけど…。僕はああだこうだ言うことではない。残念は残念です。稽古場で一緒に上を目指してきた仲間として残念です」と表情を曇らせた。 弟弟子の暴行問題があった中でも、この日はほぼ満員の約4200人のファンが観戦に訪れた。「こういう状況の中でもたくさんの人に来てもらって感謝。一生懸命やっていくしかない」と言葉に力を込めた。
暴行報道に流れる空気 鳥取県警の事情聴取を受け、国技館を出る日馬富士=2017年11月17日、東京・両国国技館【時事通信社】 日馬富士が貴ノ岩を殴ったという夜からほぼ1カ月たっても、延々と報道が続いている。政界や企業の問題の方がずっと国民生活に関係が深いのに、一部ワイドショーなどはそっちのけで日馬富士報道に血眼だ。収束が長引く、謎が多い、個性的な登場人物がいる-条件がそろったからだが、そこには、社会正義の名を借りながら実は、いまだに「懲りない面々」がいる相撲界を面白がる空気も感じる。 以前にも小欄に書いたように(2010年8月25日「未カイケツ」)、大相撲は「国技」と呼ばれ、皇室や神事との結びつきが強く、神聖で立派なものであれといわれ、横綱には品格などというものも求められる。半面「ふんどし一丁」で力比べを見せて飯を食っている野蛮な生業としてさげすまれてきた。 相撲界の人々は、その股裂き状態
モンゴル人力士のいさかいに揺れる九州場所で、モンゴル人力士の涙を見た。11日目、東前頭筆頭の玉鷲(33=片男波)が荒鷲を下し、勝ち越しを決めた。「鷲鷲対決」を制し、支度部屋で「僕が本物」と笑っていた男が、福岡・朝倉市について聞かれ、真顔になった。「約束守れて良かったです」。目は赤かった。 7月5日に発生した九州北部豪雨。朝倉市では、12時間で約900ミリという観測史上最大級の雨量を計測、31人もの犠牲者が出た。その被災地に、玉鷲のいる片男波部屋は8年前から宿舎を構える。場所前に小学校や施設を訪れ、地域イベントにも出席した。「部屋の横に山から落ちてきた木がまだあって、そこから骨が出た」と玉鷲は言う。いまだ残るがれきの山。被災者を勇気づけるどころか、悲しみと闘い、復興に燃える姿に力をもらった。行く先々で交わした約束が「勝ち越し」だった。 貴ノ岩暴行事件が起こった夜、宿舎で綾瀬はるか主演ドラマ「
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