サザビーリーグが「アメリカンラグ シー」事業から撤退することを決めた。8月末をメドに全5店舗を閉鎖し、9月に事業を終了する。「アメリカンラグ シー」の発祥は1984年、米インダストリーズ ワーツ社がロサンゼルスのラ・ブレア通りにオープンした米国西海岸発のセレクトショップだ。デニムやTシャツ、スニーカー、デザイナーズブランドからビンテージウエア、さらには「メゾン ミディ」のネーミングで食器やインテリア、アートまで幅広く扱い、カリフォルニアの空気感に地中海周辺諸国のカルチャーをミックスした、独特の世界観を有している。「フレッド シーガル」や「バーニーズ ニューヨーク」などと並び、今なお、バイヤーをはじめとしたファッション業界人の多くが定点観測する注目ストアであり続けてきた。なぜ日本では撤退の憂き目にあってしまったのか? 「アニエスベー」や「スターバックス」を日本で大ヒットさせた、海外ブランドイ