しかし、議長を務めた安倍首相以外の発言内容はほとんど明らかにしなかった。詳細な議事録も作っていないとしており、透明性が問われそうだ。 会議は1日に開かれ、首相が皇族や衆参両院の議長らから、憲政史上初となる退位日程に関する意見を聞いた。議事概要によると、出席者が今回の公表内容にとどめることで合意した。「国民がこぞってお祝いすべきであり、(発言内容の明示は)好ましいことではない」と判断したという。ただ、関係者によると、一部の出席者が政府案の「2019年4月30日退位」と異なる見解を述べたとされる。政府の対応を巡っては「意見が割れている印象を避けたかった」との見方が出ている。