【9月9日 CNS】大学時代に建築学を学んだ王恩傑(Wang Enjie)さんは、1992年生まれの広州人だ。大学卒業後、どういう縁か、「不動産購入コンサルタント」となり、人々に不動産購入のコツを教えている。顧客が持ち込む不動産購入に関わる相談は、1時間800元(約1万3000円)、そのほかのサービスをセットで求めた場合は9000元(約14万6000円)だ。 「不動産購入コンサルタント」の仕事はその名のとおり、買う側の立場に立って、どのように良い物件を選べばよいかを助言する職業だ。北京、上海など中国の大都市を問わずまだ新しい職業と言える。 不動産購入コンサルタントになったのは、王さんの家族が数年前、不動産売買でだまされたことがきっかけだ。不動産仲介業者がより高い手数料を獲得するために売値を操作し、10万元(約160万円)を超える差額を持って行った。加えて、仲介業者が紹介した売り主が、さまざ