新型コロナウイルスの新規感染者数がようやく落ち着いた中、衆院選東京5区に日本維新の会から立候補している新人で医師の田淵正文氏(63)が新型コロナに感染し、入院していることが28日、分かった。公示後に候補者の感染が判明したのは初めてとみられる。田淵氏の陣営では、複数のスタッフも感染。「事務所内にクラスター(感染者集団)が発生した」としている。 コロナ禍で初の全国規模の選挙。新規感染者は激減しているが、ウイルスの脅威は侮れない。 田淵氏によると、16日に派遣運転手、18日には事務員の感染が判明。感染者は出勤停止し入院。保健所の指示に従い、車の消毒と濃厚接触者のPCR検査も行った。 さらに、23日には選挙事務所のスタッフも感染したことが判明。田淵氏はこのスタッフと行動を共にしており、同日から発熱と倦怠(けんたい)感の症状が出た。 24日には選挙活動を中止。田淵氏もPCR検査を受けたところ、25日