テーマパークのハウステンボス(長崎県佐世保市)は23日、社員と契約社員約1千人を対象に、賃金体系を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給分を合わせて月額の賃金を平均6%引き上げると発表した。今年7月から。全体の賃上げは2016年以来で7年ぶりという。 物価の高騰で家計負担が増すなか、社員の生活の安定を図るという。優秀な人材の定着や確保にもつなげる。同社は昨秋、香港の投資会社PAGが旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)から経営権を獲得。コロナ禍で入場者が半減するなど落ち込んだ業績の回復を目指すとして、アトラクションの新設や従業員への投資を増やす方針を示していた。 パートやアルバイトスタッフについては年2回の評価とそれに伴う昇給を実施しているとして、今回の賃上げの対象外とした。(加藤裕則) ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 --><!--株