<共産党政権が堅持する「ゼロコロナ」政策のせいで繰り返される厳格すぎる規制。だが人々が萎縮し、需要が縮小する理由はほかにもある> 新型コロナウイルスの新たな感染拡大で中国の長期にわたるゼロコロナ政策が試されるなか、中国全土にまたロックダウン(都市封鎖)の波が広がっている。 中国の感染状況は(他の国々に比べれば)小規模で比較的抑制できていた。それでも今回、四川省成都や広東省深圳を含む主要都市で約3億人以上が封鎖下に置かれ、中国経済の先行きには暗雲が立ち込めている。 年内に政府がゼロコロナ政策を撤廃する可能性は低い。習近平(シー・チンピン)国家主席が直接指揮を執っているのは明白で、規制緩和後に大規模な感染拡大が起ころうものなら、多くの地方政府関係者のキャリアが脅かされる。 コロナ制御に当たる体制には何百万人もが従事し、それ自体が自律的に動いている。その解体は至難の業だが、とはいえこれも、中国経
中国政府は銀行業界に不動産業界支援を要請しているが、財務悪化を懸念する一部政府系金融機関が要請を拒んでいることが複数の関係者情報で分かった。上海で建設中の集合住宅、7月撮影。(2022年 ロイター/Aly Song) [香港/上海 25日 ロイター] - 中国政府は銀行業界に不動産業界支援を要請しているが、財務悪化を懸念する一部政府系金融機関が要請を拒んでいることが複数の関係者情報で分かった。 銀行側が懸念するのは、政府の保証もないまま、資金繰り難の不動産企業に貸し付けて焦げ付くこと、またそうした信用リスクの高い融資を巡り当局から責任を問われる事態だ。 ロイターは先週、関係筋情報として、中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)が不動産業界向け融資のシステミックリスクを評価するため、一部の国内・外国金融機関の融資内容を調査していると報じた。 関係者によると、当局はここ数週間、非公開会議を複数回
8月23日、オリンパスが検討している生物顕微鏡などを手掛ける科学事業の売却が最終段階に入った。写真はオリンパスのロゴ。都内で2012年12月撮影(2022年 ロイター/Yuriko Nakao ) [香港 23日 ロイター] - オリンパスが検討している生物顕微鏡などを手掛ける科学事業の売却が最終段階に入った。3人の関係筋がロイターに明らかにした。売却金額は3000億円(22億ドル)以上になる見込み。 複数の関係筋によると、米ベインキャピタルが最有力候補に浮上している。入札には、カーライルグループやKKRも参加した、という。 オリンパスは近年、内視鏡など医療技術に経営資源を集中させる方針を掲げ、構造改革を進めてきた。金融情報サービス会社のリフィニティブのデータによると、同事業の売却が実現すれば、同社で最大のダイベストメント(事業売却)となる。 オリンパスの広報担当者は、現時点では何も決まっ
8月21日、カジノ運営のMGMチャイナ・ホールディングスは、マカオでの新たな規則に基づく営業免許再取得に向け、マカオ部門のMGMグランドパラダイスに48億パタカ(5億9400万ドル)を注入する方針を明らかにした。写真はマカオで2019年12月撮影(2022年 ロイター/Jason Lee) [香港 21日 ロイター] - カジノ運営のMGMチャイナ・ホールディングスは、マカオでの新たな規則に基づく営業免許再取得に向け、マカオ部門のMGMグランドパラダイスに48億パタカ(5億9400万ドル)を注入する方針を明らかにした。 マカオ立法会(議会)が今年発表した新たな規則によると、営業免許取得要件としてカジノ運営会社は最低50億パタカの資本金が必要になるほか、少なくとも資本の15%を保有するマカオ永住者をマネジングディレクターにしなければならない。 MGMチャイナは21日付の当局への提出文書で、免
8月15日、中国でケンタッキーフライドチキン(KFC)などを展開する外食大手ヤム・チャイナ・ホールディングスは、香港取引所での上場ステータスをセカンダリー上場からプライマリー上場に変更する申請を行ったと発表した。上海で6月29日撮影(2022年 ロイター/Aly Song) [15日 ロイター] - 中国でケンタッキーフライドチキン(KFC)などを展開する外食大手ヤム・チャイナ・ホールディングスは15日、香港取引所での上場ステータスをセカンダリー上場からプライマリー上場に変更する申請を行ったと発表した。株主の承認が得られれば、10月中に手続きを完了する見通しという。 実現すればヤム・チャイナは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)とのデュアル(重複)プライマリー上場となる。ただ米国では会計監査問題を巡って上場中国企業に対する規制当局の目が厳しくなっており、NYSEで上場廃止となるリスクを考慮
<世界で最も信頼度が高いパスポートに輝いたのは今回も日本のパスポートだった。だが、実際にはその「強さ」は欧米諸国ほど活用されていない> 移民コンサルタントのヘンリー・アンド・パートナーがまとめた「ヘンリー・パスポート指数」の最新版が発表され、「世界最強」パスポートのトップスリーはいずれもアジア3カ国という結果となった。 これは所持者がビザを事前に取得することなくアクセスできる渡航先の数で、世界のパスポートをランクづけしたもの。渡航情報に関する世界最大かつ最も正確なデータベースとされる、国際航空運送協会(IATA)のデータを基に作成されている。 2022年第三四半期の世界1位は日本で、日本のパスポートを保持している人は、事前のビザ取得なしに193カ国に問題なく入国できる。続いてシンガポールと韓国のパスポートが192カ国で、同点の2位につけた。そのほかのアジア諸国は、トップ10には入らなかった
7月9日、 マカオ当局は新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、週明け11日から1週間、カジノを含めたほぼ全ての商業・工業施設を閉鎖すると発表した。写真は6月、マカオで検査に並ぶ人々(2022年 ロイター/John Mak) [香港 11日 ロイター] - マカオ当局は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、2年余りぶりに全てのカジノを閉鎖した。これを受けて香港市場でカジノ株が急落した。 マカオにある30以上のカジノを含めたほぼ全ての商業・工業施設が1週間閉鎖され、住民は生活の維持に必要なサービスを利用する以外は、自宅待機を指示された。 11日の香港市場でサンズ・チャイナが9%急落したほか、メルコ・インターナショナル、ウィン・マカオ、SJM、ギャラクシー、MGMチャイナが6─7%安。 マカオでは6月中旬からの累計感染者が約1500人に達した。マカオ政府は感染封じ込めを狙う中
システム開発メインとしネット物販も行う株式会社ラビシス(所在地:京都市左京区、代表取締役:今西 理恵)は、「変貌自在すぎる4Wayバッグ・ZipZipBAG」の先行予約販売を応援購入サービスサイト「Makuake」にて2022年6月22日(水)から開始いたしました。 「用途は無限大!日よけにも敷物にもなるフォルムを変化できる魔法の多機能すぎるバッグ」URL https://www.makuake.com/project/zipzipbag/ 画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/316941/LL_img_316941_1.png 用途は無限大!日よけにも敷物にもなるフォルムを変化できる魔法の多機能すぎるバッグ ■開発背景 『いつでもどこでも、オシャレに物を持ち歩きたい』『食材を保冷・保温しながら、安心して移動したい』。「ZipZipBAG」は、皆
<女王は杖なしで歩く姿を目撃されたわずか数日後、医師のアドバイスを無視して鞍にまたがった> 大好きな乗馬をやめるよう医師に忠告されてから9ヶ月、エリザベス女王は遂に我慢の限界に達したようだ。 公務中に杖をついて歩くこともあり、今月行われたプラチナ・ジュビリーでは、健康上の問題でいくつか行事を欠席。女王の健康面を心配する声は常にある。愛犬のコーギーの散歩にゴルフバギーを使っていたこともあった。 しかし、6月21日にウィンザー城でカンタベリー大主教と会った際には杖なしで、登場。それからわずか数日後にウィンザーで乗馬を楽しむ姿が目撃された。 英デイリーメールによると、女王はまだ乗馬は控えるようにという医師のアドバイスを無視してまで乗馬を再開したという。女王が再び鞍にまたがったというのは嬉しいニュースだ。サン紙は「96歳で乗馬するとは、驚異的」と伝えている。 女王と馬の絆 コーギー好きとして知られ
<製品の供給不足など不安材料を抱えつつも、好景気に沸くアメリカ。人手不足が賃上げと物価上昇を起こし、「インフレスパイラル」に。今後2年以内に予想される景気後退に備えて、政策はどうあるべきか?> 私たち家族の日々の暮らしでモノの値段が急激に上昇していることを最初に察知したのは、同居している86歳の義母だった。 第2次大戦中の子供時代に香港で生活していたとき、自宅のすぐそばでイギリス軍と日本軍の戦闘を目の当たりにした経験を持つ義母は、用心深い倹約家の女性に育った。昨年終盤くらいから肉と野菜の値段が大きく値上がりし始めると、すぐに目に留めるようになり、「高すぎる!」と、家族で近所の食料品店に買い物に行ったときに不満を述べた。 義母にとって、肉と野菜の値段は、世界で何が起きているかを映す鏡だ。そしてこの数カ月、義母は食材の価格が高くなっていると感じている。 その感覚は正しい。アメリカではこの1年間
<香港のヒーローだったジャッキー・チェンが、ある時から「中国による支配」を礼賛し始め、現地で毛嫌いされるように。その裏にあった「家族の物語」とは> 世界で最も有名なアジア人の一人といえば、香港出身のアクションスターであるジャッキー・チェンだろう。 2012年に映画でのアクション映画から引退すると言っていたアクション映画から引退すると言っていたジャッキーだが、2022年末に公開される予定の次回作でもアクションが入っているという。現時点でその映画「Ride On」はまず中国市場で公開されることになっている。 そんなジャッキーが世界で大きく飛躍を始めたのは、1996年。3度目の正直となるハリウッド進出で、映画『レッド・ブロンクス』をひっさげて全米興行収入1位の快挙を成し遂げた。 当時アメリカに住んでいた筆者は、なんと言っても、アメリカの音楽専門テレビ局MTVで、ジャッキーが1995年の「特別功労
<世界最大の豚肉消費国である中国の胃を支える、豚肉の自給自足につながる可能性> 今年3月に、天津の南開大学人工知能学院趙新(ジャオ・シン)教授の研究チームは、普通の「代理出産」の雌豚が110日の妊娠期間を経て、7匹のクローン純血種デンマーク・ランドレースを出産させたことを明かした。香港英字紙サウスチャイナモーニングポストは、この開発は、世界最大の豚肉消費国である中国が豚肉を、輸入頼みの現状改善につながる可能性を報じた。 さらに、クローン豚誕生を成功させたことで、ロボットを使って、クローン豚を量産するプロセスをシステム化する体制にこぎつけたという。プロセスの開発にあたったチームメンバーでのLiu Yaoweiは、ロボットを使って豚のクローンを作るプロセス開発に成功したと発表している。 技術的な詳細を報告する査読付き論文は、近々『Engineering』誌に掲載される予定だ。 人間の操作は一切
<不自然なほど一直線なたてがみだが、動物園はカット説を否定> 中国の動物園で、不自然なほど「たてがみ」が一直線に揃ったホワイトライオンの姿が撮影され、ネット上で話題になっている。 この写真は先月28日に広州動物園の来園者が撮影したもので、中国で人気のSNS「小紅書(シャオホンシュー)」に投稿された。 ライオンのユニークな髪形を見た多くのユーザーは、このたてがみが人為的に整えられていると指摘。投稿者自身も飼育員がカットしたものと考えている。 あるユーザーは、「2カ月前に動物園に行ったけど、こんな髪型じゃなかった。今の髪形はマジでおかしい」とコメント。 しかし、動物園側はこれを否定。地元報道機関向けの声明で「自然にそうなった」と述べ、この地域の湿度が原因にあるという。 ライオンのたてがみは時間の経過とともに変化することが知られており、その色や長さは健康状態を示すバロメーターとなっている。 それ
<米中新冷戦によって、香港そして台湾は中国と西側世界が対峙する最前線で、習近平政権の圧力を受けることになった。しかしその対立の根源は習政権のモラルなき傲慢さにある> 台湾・香港のニュースバリューが2019年から一気に上がった。米中「新冷戦」の到来と共に台湾・香港問題がグローバル化した形だが、そんな望ましくない事態を招いたのは、実は理想を失い、モラルを欠いた強国路線をひた走る中国自身ではないか――。ジャーナリストの野嶋剛氏が「台湾・香港」から「習近平の中国」のあり方を問う平凡社新書『新中国論 台湾・香港と習近平体制』(平凡社)より一部を抜粋する。 「再び」注目された台湾・香港 「台湾・香港問題」を長らく取材し続けてきた私は、2019年から台湾・香港問題がグローバル化したとみているが、もっと正確を期するとすれば、「再び、グローバル化した」というほうが適切だろう。 19世紀、世界は弱体化した中国
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