中国自動車大手の広州汽車集団が欧州で電気自動車(EV)の生産を検討していることが分かった。写真は2021年4月、上海自動車ショーの広州汽車のブースで撮影(2024年 ロイター/Aly Song) 中国自動車大手の広州汽車集団が欧州で電気自動車(EV)の生産を検討していることが分かった。欧州連合(EU)の関税措置を回避するのが狙い。同社国際事業部門のゼネラルマネジャーが13日、ロイターに語った。 広汽集団は2030年までに海外販売を50万台に増やす目標を掲げている。現時点で欧州ではEVは販売していないが、14日開幕のパリ国際自動車ショーで、欧州市場向けスポーツ用多目的車(SUV)のEVを発表する予定だ。 欧州委員会による中国製EVへの関税措置にもかかわらず、広汽集団は依然として欧州を「比較的開かれた」重要な市場と評価しているという。 同ゼネラルマネジャーは「関税の問題は明らかにわれわれに影響