ブックマーク / www.technologyreview.jp (23)

  • 中国テック事情:「デモ曲禁止」が示す香港の複雑なネット規制事情

    香港の裁判所が抗議デモのテーマ曲削除をめぐって下した判決は、香港政府とインターネット統制や検閲との複雑な関係を示す興味深い事例となっている。 by Zeyi Yang2024.06.06 1 1 この記事は米国版ニュースレターを一部再編集したものです。 ほぼ1年にわたって追いかけてきた香港での訴訟の結果が、先日判明した。5月8日、香港の控訴裁判所は、香港政府がユーチューブやスポティファイ(Spotify)などの欧米のプラットフォームに対し、プロテストソング「香港に栄光あれ(Glory to Hong Kong)」が扇動に使用されたとして、その削除要求を可能にする禁止命令を認めた。 この禁止命令が、欧米の巨大テック企業プラットフォームのためにいかにして特別に設計されたのか、インターネットの自由にどのような影響を与えるかについては、こちらの記事をご覧いただきたい。 香港における民主化運動の衰退

    中国テック事情:「デモ曲禁止」が示す香港の複雑なネット規制事情
  • 「栄光の香港」配信停止命令、 試される巨大テック企業の姿勢

    香港の裁判所が、抗議運動の象徴とされる「栄光の香港」のインターネット上の削除を命じた。グーグルやメタなどの西側テック企業にとって新たな試練となる。 by Zeyi Yang2024.06.03 1 2 香港の上訴審が政府の主張を支持し、「香港に栄光あれ(Glory to Hong Kong)」のインターネット配信を禁止したことは、さほど驚くべきことではなかった。弁護側の代表が存在しないこの裁判は、中国による統制強化と香港警察の暴力と闘う抗議参加者たちの非公式なテーマソングとなってきた曲をめぐる、数年におよぶ闘いのクライマックスとなった。しかし、西側の大手テック企業が実際にどのように対応をするかは、今のところまだ分からない。この禁止命令は、企業が遵守しやすいよう限定的な範囲で定められているとはいえ、企業がこれに従えば、権威主義的な支配に手を貸し、インターネットの自由を妨害しているとみなされる

    「栄光の香港」配信停止命令、 試される巨大テック企業の姿勢
  • 「聞こえる世界」へ扉開く、中国で先天性難聴児の遺伝子治療に成功

    中国の研究チームは、遺伝的な要因による先天的難聴の子どもの聴力を、遺伝子療法で回復させることに成功したと発表した。治療を受けた子どもは、母親の声を聞いたり、音楽に合わせて踊ったりできるようになったという。 by Zeyi Yang2023.11.07 1 8 リー・シンチェン(6歳)が自宅で母親としている簡単なゲームがある。シンチェンの母親が少数の単語を言うと、イーイー(シンチェンのあだ名)が、聞いたことを繰り返すのだ。 母親のチン・リシュエが、イーイーが唇を読めないように自分の口を塞ぎながら「雲、ひとつひとつ、山に咲いた」と言う。 すると、「雲、ひとつ、ひとつ、大きな山に咲いた」と、イーイーは返す。 イーイーが生まれつきまったく耳が聞こえなかったとは信じ難い。 広東省東莞市の高層ビル街に住むこの一家は今年、新しい遺伝子療法の研究にイーイーを被験者として登録した。治療中、医師たちはあるウイ

    「聞こえる世界」へ扉開く、中国で先天性難聴児の遺伝子治療に成功
  • 自動運転機能で競争激化、中国では「市街地」が主戦場に

    中国で自動車に搭載される自動運転機能をめぐる競争が激化している。「NOA」と呼ばれるレベル2相当の機能だが、市街地での走行に対応しており、各メーカーは対応都市の拡大を競っている。 by Zeyi Yang2023.08.30 1 2 ユーチューブで「チャイナドリブン(ChinaDriven)」というチャンネルを運営するウィリアム・サンディンは、15分弱の動画が最後に差し掛かったあたりで、高速道路から出て中国南部の都市、広州の市街地を走り始めた。というよりも、車に運転させたという方が正しい。運転席には座っているものの、車は自らハンドルを切り、停止し、速度を変え、交通量の多い市街地の道路を巧みに走行している。 「これはNOA(Navigation on Autopilot:ナビゲーション・オン・オートパイロット)機能ですが、都心での走行に対応しています」。中国の電気自動車(EV)モデルである「

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  • 日中韓の炎症性腸疾患に特徴的な感受性遺伝子を発見=国際共同研究

    東北大学、国立国際医療研究センター、京都大学、九州大学、中国上海市第十人民医院、MIT・ハーバード大学ブロード研究所、韓国蔚山大学、中国広州医科大学、中国神州医療科技、国際IBDジェネティクス・コンソーシアム、中国IBDジェネティクス・コンソーシアム、中国科学技術大学、米シダーズ=シナイ・メディカル・センター、シンガポール国立大学、米ハーバード大学、米マウントサイナイ医科大学の研究グループは、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の中でも、東アジア人に特徴的な疾患感受性遺伝子を80カ所発見した。潰瘍性大腸炎やクローン病は原因不明の疾患で、日では国が指定する難病となっている。 これまで、炎症性腸疾患の遺伝的要因を解析する研究は、欧米人を対象としたものが多く、すでに200カ所以上の疾患感受性遺伝子が見つかっている。しかし、人種が異なると遺伝的背景が異なることから、欧米での研究結果がアジア

    日中韓の炎症性腸疾患に特徴的な感受性遺伝子を発見=国際共同研究
  • テンセントが密かに進める 「手のひら」決済、 QR、顔に続く標準になるか

    Tencent wants you to pay with your palm. What could go wrong? テンセントが密かに進める 「手のひら」決済、 QR、顔に続く標準になるか ウィーチャット・ペイ(WeChat Pay)を展開するテンセントが、中国の一部の都市で掌紋認識を利用した決済の実証実験を進めている。中国ですでに普及しているQRコードや顔認識を利用した決済に続く手段となるか。 by Zeyi Yang2022.12.01 5 11 1セントと引き換えに炭酸水のペットボトルをもらえるとしたら、あなたは受け取るだろうか? この質問に「はい」と答える前に、落とし穴があるのに注意してほしい。ペットボトルを受け取るには、手のひらをスキャンして、その情報を中国の巨大テック企業と共有する必要があるのだ。 これは先日、実際にテンセント(Tencnet)が中国の一部消費者に向けて

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  • 「遺伝子編集ベビー」誕生から3年、実刑の中国人科学者が釈放

    フー・ジェンクイ元准教授は、世界で初めて遺伝子編集ベビーの誕生を主導した。その代償として、キャリアを失い、投獄され自由をも失う結果となった。その彼が、最近になって収監されていた刑務所から釈放された。 by Antonio Regalado2022.04.07 3 5 世界で初めて遺伝子編集された赤ちゃんを世に送り出した大胆な中国人生物物理学者が、中国での2年以上の刑務所生活を終えてようやく釈放された。 フー・ジェンクイ(賀建奎=当時は南方科技大学の准教授)は2018年、遺伝子編集した体外受精(IVF)胚を母親の子宮に戻し、双子の女の子を誕生させたという驚くべき主張を発表した。 翌年には3人目の赤ちゃんも誕生している。 この実験には世界中から非難が集中。フー元准教授は自宅軟禁状態となり、2019年12月に中国の裁判所から有罪判決を言い渡された。判決文には、フー元准教授は医療規制に「故意に違反

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  • テクノロジーの進歩を示す最新スペックの「橋」5選

    都市をつなぐ「橋」はずっと姿を変えていないように見える。だが、テクノロジーや建設手法の進歩によって、安全性や耐久性は高まり、寿命も延びている。 by Jon Allsop2021.05.10 16 2 4 「橋」は長らくそれほど姿を変えていない——ニューヨーク市立大学シティカレッジで土木工学を担当するアニル・アグラワル教授は言う。確かに素人目には、橋に起こっている変化はあまり分からないだろう。だが、傍目には気づきにくい橋の技術や建設手法の進展によって、現代の橋はより大きく、より安全になり、寿命も延びている。 この記事はマガジン「Cities Issue」に収録されています。 マガジンの紹介 土木工学の技術者は近年、耐火・耐震・耐風性の改善などにより、橋の安全性向上に力を注いでいる。さらに、新しい橋の状態の監視や既存の橋の維持にテクノロジーを活用する方法も探っている。 20世紀の大部分におい

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  • 武漢市のロックダウン、新型コロナの感染拡大を減速

    ニューズラインエマージング・テクノロジーの最新情報をお届け。 Tomohiro Ohsumi / Stringer / Getty Images AsiaPac China’s travel lockdown sharply slowed the global spread of Covid-19 中国・武漢市の隔離措置は病気の蔓延を遅らせた可能性があるが、長期的な影響を軽減することはない。サイエンス誌に掲載された新研究で明らかになった。 研究チームは感染症の伝播モデルを用いて、移動制限が新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に与える影響をシミュレーションした。主な発見は以下の通りだ。 1. 武漢の隔離はおそらく、中国土における影響をそれほど軽減しなかった 1月23日に実施された移動禁止措置は、人の移動が通常どおり続いた場合に比べて、中国国内での新型コロナウイルスの感染拡大を推

    武漢市のロックダウン、新型コロナの感染拡大を減速
  • 新型ウイルスが引き起こす 「インフォデミック」の実態

    The coronavirus is the first true social media “infodemic” 新型ウイルスが引き起こす 「インフォデミック」の実態 新型コロナウイルスを巡って、ソーシャルメディアがかつてない速度で世界中に情報を拡散している。世界保健機関(WHO)が「巨大な『インフォデミック(infodemic)』」と呼ぶ現象では、実際に何が起きているのか? by Tanya Basu2020.02.14 244 52 6 9 旧正月の1週間前の1月19日、トミー・タンはガールフレンドと深セン市を発ち、家族と休暇を過ごすために武漢を訪ねた。新型コロナウイルス(現在は正式にCOVID-19として知られている)のことは耳にしてはいたものの、彼らが知る限りではそれは狭い地域に限定された話だった。 地方政府は、ある特定の品市場を訪れ、野生動物から直接感染した場合にのみ影響を

    新型ウイルスが引き起こす 「インフォデミック」の実態
  • 中国の新型コロナウイルス、コウモリが感染源か

    中国で感染が拡大している新型ウイルスは、SARS(重症急性呼吸器症候群)と類似しており、コウモリから見つかったコロナウイルスに最も近いとする研究結果が発表された。 武漢ウイルス研究所(Wuhan Institute for Virology)のチェンリー・シー(石正麗)博士が率いる研究チームは1月23日、新型ウイルスについて初めて詳細に説明し、細胞に感染するウイルスの写真を含む論文を発表した。 同研究チームによると、新型ウイルス「nCoV-2019」は2003年に世界各地で感染が広がったSARSのコロナウイルスと類似しており、SARSの場合と同じ受容体(レセプター)を用いて人の肺細胞に侵入することが明らかになった。 昨年12月中旬に始まった今回の新型肺炎の流行により、すでに500人以上の感染者と複数の死者が出ている。1100万人都市である武漢市の野生動物市場が感染源である可能性があり、中国

    中国の新型コロナウイルス、コウモリが感染源か
  • 世界のハブへと進化する 東洋のシリコンバレー 深センの未来

    Inside Shenzhen’s race to outdo Silicon Valley 世界のハブへと進化する 東洋のシリコンバレー 深センの未来 コピー製品であふれかえっていた深センは、世界に製造エコシステムを輸出するハードウェア・ハブになった。しかし、その将来は国際的な規範の順守、中国政府の圧力、労働賃金の増加などがあり、決して平坦な道のりではない。 by An Xiao Mina and Jan Chipchase2019.03.14 1 毎日午後4時ごろになると、深センの不規則に広がったハードウェア商店街、華強北(ファンチャンベイ)地区には梱包テープを貼るときの「キー、キー」という音が響き渡る。商店主たちが、その日に売れたもの——自撮り棒やハンドスピナー、それに電動キックボード、ドローンなどを5つずつも——を梱包しているのだ。大勢の人が「深セン・スード(Shenzhen su

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  • 世界を震撼させた「遺伝子編集ベビー」誕生、おもな動きのまとめ

    MITテクノロジーレビューが、クリスパーによる遺伝子編集を受けた双子の女児が誕生したと報じてから3カ月。この間、米国の大物科学者の関与の疑いや遺伝子編集による知能向上の指摘などさまざまな動きがあり、騒動は思わぬ展開を見せている。 by MIT Technology Review Editors2019.02.27 123 40 3 0 中国の科学者である賀建奎(フー・ジェンクイ)元准教授が、遺伝子編集技術「クリスパー(CRISPR)」を使って遺伝子編集ベビーを誕生させたというニュースが昨年11月に報道されてから、多くの動きが起きている。この記事では、主な出来事を時系列にまとめた。見過ごしたニュースを確認し、事件の全体像を把握するのに役立つはずだ。 # 2018年11月25日: 南方科技大学(中国深セン市)のフー准教授(現在は解雇されている)率いるチームが、世界初の遺伝子編集ベビーの誕生に協

    世界を震撼させた「遺伝子編集ベビー」誕生、おもな動きのまとめ
  • 遺伝子編集ベビー問題 科学者らが指摘する 隠された「もう1つの狙い」

    The CRISPR twins had their brains altered 遺伝子編集ベビー問題 科学者らが指摘する 隠された「もう1つの狙い」 中国で昨年生まれた遺伝子編集ベビーは、HIVへの耐性を持たせるのが目的だったとされているが、知能を向上させる狙いがあったのではないかと著名科学者らが指摘している。 by Antonio Regalado2019.02.26 170 54 4 0 昨年、遺伝子編集によって中国で誕生した双子の女の子の脳は、認知機能と記憶力が高まるように改変されている可能性があると科学者らが指摘している。 中国の研究チームは、遺伝子編集ツール「クリスパー(CRISPR)」を使って、双子の女の子として生まれたルルとナナのCCR5と呼ばれる遺伝子を着床前に改変した。その目的は、エイズの原因となるウイルスであるHIV感染に耐性を持たせることだったとしている。しかし新

    遺伝子編集ベビー問題 科学者らが指摘する 隠された「もう1つの狙い」
  • 遺伝子編集ベビー誕生に 大物科学者らが関与の疑い スタンフォード大も調査へ

    Porteus: AP Images; Quake: Wikimedia commons; Hurlbut: AP Images Stanford will investigate its role in the Chinese CRISPR baby debacle 遺伝子編集ベビー誕生に 大物科学者らが関与の疑い スタンフォード大も調査へ 遺伝子編集ベビーを誕生させたとして社会を震撼させた中国の賀建奎(フー・ジェンクイ)元准教授の研究に、米国の著名科学者らの関与が疑われている。スタンフォード大学などが独自の調査に乗り出した。 by Antonio Regalado2019.02.20 134 73 6 0 スタンフォード大学は、以前在籍していた賀建奎(フー・ジェンクイ)博士が率いた中国の遺伝子編集ベビーの研究について、複数の著名な教授らが事前に何を知っていたのか、調査を始めた。 フー博

    遺伝子編集ベビー誕生に 大物科学者らが関与の疑い スタンフォード大も調査へ
  • 中国に勝ち、そして負けた グーグルは悲願の再参入を 果たせるのか?

    How Google took on China—and lost 中国に勝ち、そして負けた グーグルは悲願の再参入を 果たせるのか? グーグル中国市場にいち早く参入し、突然、中国政府に打撃を与える形で撤退した。その後の中国の成長したインターネット市場を狙って、グーグル中国市場への再参入を試みている。しかし、したたかな中国政府、いらだつ米国政府、人権侵害に沸騰する世論という3者を相手に自らの進退も決められなくなっている。 by Matt Sheehan2019.02.08 37 107 2 0 中国市場への最初のグーグルの進出は、短命な実験だった。グーグル・チャイナの検索エンジンは2006年に発表されたが、2010年に大規模なハッキング攻撃を受け、検索結果の検閲について論争が起きる最中に突然、中国土から引き上げた。しかし2018年8月、調査報道サイトの『インターセプト(The Int

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  • 世界初の「遺伝子編集ベビー」は実在、中国当局が確認

    昨年11月に発表された、遺伝子編集した双子の赤ちゃんは実際に存在する。中国国営メディアによると、この科学者は自身の「富と名声」のために遺伝子編集を実行したといい、すでに勤務していた大学を解雇されている。 2018年11月、南方科技大学の賀建奎(フー・ジェンクイ)元准教授は世界初の遺伝子編集による赤ちゃんが誕生したと発表した。HIVの感染を防ぐために双子の赤ちゃんのDNAを改変したという。これが世界的な大バッシングを呼び、ニューヨーク・タイムズ紙によればフー元准教授は現在中国の深センで自宅監禁されている。 1月21日、中国国営の新華社通信を通じて調査チームが発表したところによると、フー元准教授は2016年6月からこのプロジェクトに着手し、資金を調達し、独自のチームを結成した。プロジェクトの進行中、フー元准教授は政府の禁止命令を無視し、意図的にその監視をかわしながら、禁じられている遺伝子編集を

    世界初の「遺伝子編集ベビー」は実在、中国当局が確認
  • CRISPRベビー誕生前夜 世界で初めてヒト胚の 遺伝子編集をした男

    Years before CRISPR babies, this man was the first to edit human embryos CRISPRベビー誕生前夜 世界で初めてヒト胚の 遺伝子編集をした男 2018年11月、中国の科学者がCRISPRで遺伝子編集した双子の赤ちゃんを誕生させたことをMITテクノロジーレビューのスクープが報じると、世界中から非難の声が沸き起こった。だが、遡ることその数年前、初めてCRISPRでヒト胚の遺伝子を編集した中国人科学者がいる。 by Antonio Regalado2019.01.22 59 30 1 0 それは誰にでも、できただろう。極めて簡単なのだ。ただし実際にやったのは、黄軍就(ホアン・ジュンジウ)准教授だった。 2015年、中国の広州市にある中山大学の幹細胞研究者であるホアン准教授が、CRISPR(クリスパー)を用いて世界で初めてヒ

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  • MITTRが選ぶ、 最低な破壊的テクノロジー 5選【2018年版】

    The biggest technology failures of 2018 MITTRが選ぶ、 最低な破壊的テクノロジー 5選【2018年版】 MITテクノロジーレビューは、毎年、世間を騒がせた最低なテクノロジー利用法のリストを発表してきた。その内容は年々ひどくなっているようだ。2018年版のリストを発表する。 by Antonio Regalado2018.12.28 114 20 5 0 2018年、テクノロジーとそれを作り出す人間は、正しいことができなかったどころか、あらゆる過ちをしでかした。私の知人は、そんな「お騒がせ」なテクノロジーに反応してツイッターでつぶやいた。「2018年よ、早いとこ終わってくれ」。 過去数年間、MITテクノロジーレビューは、その年でもっとも無意味で破壊的なテクノロジー利用法だと思うものをリストアップして、公開してきた(過去のリストは以下の通り:2017

    MITTRが選ぶ、 最低な破壊的テクノロジー 5選【2018年版】
  • 加速する「原発離れ」 中国がとどめを刺す可能性

    China’s losing its taste for nuclear power. That’s bad news. 加速する「原発離れ」 中国がとどめを刺す可能性 世界が原子力利用から遠ざかろうとしている中、原子力をもっとも推進していた中国がそのコストと安全性の問題に直面している。表向きは原発推進の立場を維持しているものの、原発大手さえも再生可能エネルギーへのシフトを始めている。原子力のテクノロジーは、中国が見放すことで終焉を迎えるかもしれない。 by Peter Fairley2018.12.19 2477 1455 19 0 「原子力発電所ウエディング・フォト大賞」とは、なかなか思いつかない風変わりなコンテストだと思うかもしれない。だが、中国最大の国有原子力企業である中国広核グループ(CGN)は、深セン市の大亜湾(ダヤベイ)原子力発電所に複数のカップルを招待して婚礼を祝福し、そこ

    加速する「原発離れ」 中国がとどめを刺す可能性