14日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した日本最大のマンガの祭典「コミックマーケット76」で、マンガなどサブカルチャーを学術的な面から明らかにするシンポジウム「ユーザーが産み出す超多様性市場としてのコミックマーケットとその今後」が開かれた。 シンポジウムには、東京大の中村仁特任講師がモデレーターを務め、出口弘・東京工業大教授(コンテンツ産業論)、田中秀幸・東京大大学院教授(ネットワーク経済論)、コミックマーケット準備会の筆谷芳行共同代表がパネリストとして参加した。 筆谷共同代表は、3万5000サークルの参加者のうち、代表者の7割が女性で、来場者も6割を占めるというコミケの現状を報告。参加者の平均年齢は28歳で、来場者はそれより2~3歳若くなるという。5万サークルが参加を希望しているが、東京ビッグサイト以上の会場がなく、ボランティアスタッフの大多数は社会人で期間延長も難しいため、規模