都市再生機構(UR)が東京都町田市の町田山崎団地で続けていたヤギ4頭を使った実証実験が29日、終わる。 2か月間で5000平方メートルの雑草をほぼ食べ尽くし、住民の心を和ませる「予想外の効果」(UR)も生んだ。「もっといて、さびしい」と記された住民の貼り紙も現れた。任務を終えてレンタル業者の元に戻るヤギとの「お別れ会」が、同日午前11時から現地で開かれる。 オス1頭、メス3頭のヤギは、9月24日から団地内の谷間に放し飼いにされ、日中、ススキやヨシ、セイタカアワダチソウなどを食べ歩いた。夜になると自分でテント小屋に入り込み、台風の時もここで雨風をしのいでいた。 当初は、ふんの臭いなどを心配する声もあったが、ヤギは次第に住民の心に溶け込んでいった。居住区とは柵で仕切られたが、谷を見下ろす団地内の「三の橋」では、のんびり暮らすヤギを眺める住民が日に日に増え、幼稚園児たちも草を食べさせるなどした。
北海道を代表する観光スポットの一つ、えりも町えりも岬地区に1軒だけあったガソリンスタンド(GS)が3月で廃業した。 地元住民だけでなく、ツーリングのライダーやレンタカー移動の観光客らがよく利用するGSだったが、エコカーの普及や人口減で利用者が減り、消防法の改正で改修を迫られ、廃業に追い込まれた。 同店は1971年の創業で、襟裳岬の観光がブームだった頃は1日100人以上の利用があったが、東日本大震災以降の利用客は1日数人に減っていた。このGSを経営する佐藤竜一さん(48)によると、消防法改正に伴う改修に数百万円かかる上、潮風にさらされる計量器などの設備が傷みやすく、廃業せざるを得なかったという。 同店の廃業で、えりも岬地区の昆布漁師は、磯舟の燃料を車で15分ほど離れた町中心部まで買い求めに行かなければならなくなった。帯広方面から襟裳岬を目指す観光客は、広尾町を過ぎると約50キロほどGSがない
環境省と都は26日、小笠原諸島の兄島で、北米原産のトカゲで特定外来生物の「グリーンアノール」を初めて確認したと発表した。 同省などによると、22日に兄島で外来植物の駆除をしていた作業員がグリーンアノール1匹を発見し、捕獲。兄島は無人島だが、人の住む父島の北約500メートルに位置している。作業やレジャーで父島からわたる人がいるため、同省では「船内に潜んでいた個体が上陸した可能性がある」としている。グリーンアノールは繁殖力が強く、春~夏に平均14回産卵する。昆虫を捕食するため、父島では希少種のオガサワラシジミが絶滅したとされる。兄島は小笠原特有の生態系を残し、オガサワラトンボやオガサワラハンミョウなど希少な固有種が生息。同省と都は島内に約190個のわなを設置し、グリーンアノールの駆除を開始した。
高機能携帯電話・スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」で携帯サイトにアクセスしたら、他人の会員ページに入り、個人情報を“盗み見”してしまった――。 アイフォーン利用者の間でそんなトラブルが起きている。本来、携帯サイトの閲覧はできないスマートフォンに、携帯電話の識別番号(携帯ID)を付与して一般の携帯電話に「なりすまし」て、サイト閲覧を可能にするソフトが原因だ。会員の情報が漏れていた宅配大手「ヤマト運輸」(東京都)では、サービスの一部を停止し、被害状況の調査を始めた。 トラブルが起きたのは、ヤマト運輸の「クロネコヤマトモバイルサイト」。サイト上で集荷や再配達の依頼をできるサービスで、9月末現在、パソコンでの利用者を含め約560万人が登録しているが、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの登録情報を他人が閲覧できるケースが確認された。 少なくとも2人から閲覧されていたことが分かった首
【ウーメラ(オーストラリア南部)=本間雅江】小惑星探査機「はやぶさ」が日本時間13日午後10時51分に大気圏へ突入する。 その直前、地球の撮影に挑む。大気圏突入で燃え尽きるはやぶさ。「7年ぶりに戻ってきた故郷の姿を最後に撮らせてやりたい」という研究者らの思いは通じるか。 はやぶさは同午前9時には地球から27万6000キロ・メートルの距離に迫る。そこから見る地球は地上から見る月の約5倍の大きさになっているはずだ。 しかし、はやぶさの最後の重要任務は、小惑星の試料を納めた可能性がある内蔵カプセルを機体の前面から地球に向けて放出する作業。それに必要な姿勢を保つため、底面のカメラは地球が見えない方向に向けている。 相次ぐ故障を乗り越えて帰ってきたはやぶさに、その「目」で、もう一度地球を見せたい――。はやぶさ計画を率いる宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授らが撮影を思い立った。カプセル放出から大気圏
北海道留萌市や豊富町などでバスを運行している沿岸バス(羽幌町)が旅行者向けに企画した「萌(も)えっ子フリーきっぷ」が人気を集めている。 利用者減少を食い止めようとの狙いだったが、留萌市にかけて「萌える」美少女キャラクターを作ったところ、道外からも申し込みが殺到。思わぬ反響に同社も「これを機会に乗客が増えてくれれば」と期待を寄せている。 同社は国鉄羽幌線(留萌―幌延間)の廃線を受け、1987年から代替バスを運行している。しかし、周辺の人口減少で利用者も年間100万人程度と、廃線時の半分以下に落ち込んでいるという。 こうした中、旅行客の取り込みを目指して企画したのが「萌えっ子フリーきっぷ」だ。「旅行客用なので遊び心があるものにしたい」と考案。2人の美少女キャラクターは、入社2年目でカラオケ好きのバスガイド、豊岬あゆみ(19)と、実家が牧場で甘いものに目がない南沢みるか(18)で、いずれもエリア
和歌山電鉄の貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)に6日、クリスマス用のイルミネーションが飾り付けられ、県から「勲功爵(くんこうしゃく)」の称号を受けた三毛猫の駅長「たま」が点灯式に出席した。 午後5時、真っ赤な手編みのマントに帽子というサンタクロース姿で登場。若者ら乗客が見守るなか、用意されたスイッチにそっと手を乗せると、ホームと駅舎の発光ダイオード(LED)や電球約5000個が青や白に輝き、クリスマスムードに包まれた。 この日は和歌山市で初雪が観測される寒波。外に出たがらないたまも、まばゆい演出に見とれ、なかなか駅長室に戻れずにいた。
声優が歌うアニメやゲーム関連のCDがヒットチャートをにぎわしている。作品の登場人物を演じて歌うキャラクター・ソングに加え、声優本人が前面に出ているオリジナル作品も好調だ。人気の秘密を追った。(桜井学) ヒットチャートを見れば、好調ぶりは明らかだ。例えば、先月10日付のオリコン・ランキングでは、シングル9位に坂本真綾(まあや)の「雨が降る」、10位に戸松遥(とまつはるか)の「motto☆派手にね!」と、声優の2曲がトップ10入り。水樹奈々の最新シングル「Trickster」も10月13日付で同2位まで上がった。 オリコン・リサーチ市場調査部の根本篤史音楽・映像担当部長は「主題歌なども含めると、アニメ関連作品がトップ20に入ることが多い」という。 声優関連のCDは、恋愛シミュレーションゲームの「ときめきメモリアル」やテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」がヒットした90年代半ばごろから売れるよ
ただいま、ヨミウリ・オンラインはアクセスしにくい状態になっています。 大変お手数ですが、しばらくしてから、再度のアクセスをお願いします。 読売新聞社
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く