Best Software Writing 正月休みに何か気楽なものでも、と思い『Best Software Writing』を読みました。 この本は『Joel on Software』で知られる Joel Spolsky 氏が編纂した、ソフトウエアに関するエッセイ集です。20数名の著者による 30本以上のエッセイがまとめられています。 エッセイの選択は2004年に行われたため、今となっては目新しくないものもありましたが(Python は動的型付けで楽ちん。テストを書けば安心、みたいな)、今読んでも十分におもしろいエッセイが多くありました。なかでも次のエッセイが特におもしろいと思いました。 なぜ、アンドキュメンテッドな振る舞いに依存するアプリケーションを単に締め出さないのか by レイモンド・チェン 文書化されていない Windows の挙動に依存している行儀の悪いアプリをなぜ締め出さない