CNCF、「クラウドネイティブ用語集」の日本語版を公開 50以上の関連用語を日本語で解説:複雑な領域をシンプルに解説することを目指す CNCFは、クラウドネイティブ用語を解説する「クラウドネイティブ用語集」の日本語版を公開した。2020年3月末時点で、50以上の関連用語が収録されている。
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Orbital Labsは2023年9月21日(米国時間)、OrbStack 1.0の提供を開始したと発表した。Orbital Labsは、OrbStackでKubernetesやLinux(Windows Subsystem for Linuxなど)も実行可能であり、Docker Desktopの代替手段として、高速で軽量、優れた互換性と信頼性を提供するとしている。 OrbStackは、Docker Engineを含む開発用のコンテナ化プラットフォームだ。Dockerの関連ツールであるCompose、Dev Containers、buildxなどを使用してコンテナの作成、実行および管理もできる。OrbStackはRust、Go、C のコンポーネントを備えたSwiftで書かれたネイティブアプリとして提供されている。 「開発用に最適化されたKubernetes」も利用可能に 関連記事 Mic
「あるサービス用に開発した仕組みを全社共通の仕組みに変える」といったアプローチは決して珍しくない。一から仕組みを構築するよりは、先行事例としてうまくいっているものを流用したり機能拡張させたりする方が失敗は少ないからだ。 ただ、特定の目的に合わせて作った仕組みに汎用(はんよう)性を持たせることは簡単ではない。関係者なら誰でも使えるように環境を整備する必要があるし、運用の方法も全社での利用に合わせて変更しなければならない。 Cloud Operator Days Tokyo 2022のセッション「DMMプラットフォーム ゼロから始めるKubernetes運用 課題と改善」でDMMのpospome(ぽすぽめ)氏(マイクロサービスアーキテクトグループ SRE<Site Reliability Engineering>チーム)は、そうした「別の目的で構築された仕組み」の運用を引き継ぐときに起きた課題
Amazon Web Services(AWS)は2022年7月12日(米国時間)、企業がAWSにWANバックボーンを構築できる「AWS Cloud WAN」の一般提供を開始した。東京を含む17のリージョンで利用できるようになっている。このサービスについては、2021年11、12月に開催の「AWS re:Invent」で、プレビュー提供が発表されていた。 Cloud WANはマネージドWANサービス。「AWS Direct Connect」「AWS Site-to-Site VPN」やSD-WANなどを活用し、企業の本社やその他の事業拠点、AWSの複数リージョンにおけるVPCを相互接続できる。AWSの内部ネットワークが、グローバルWANバックボーンとして機能する。 Cloud WANはAWSの他のサービスと同様に、AWS管理コンソールで構成・設定、運用ができる。この容易さと統合性が、新サー
コンテナ/Kubernetesの脆弱性、機密情報、設定間違いが分かるOSS「Trivy」徹底解説~もうイメージスキャンだけとは言わせない:Cloud Nativeチートシート(17) Kubernetesやクラウドネイティブをより便利に利用する技術やツールの概要、使い方を凝縮して紹介する連載。今回は、コンテナ/Kubernetesの脆弱性、機密情報、設定間違いを診断、検出するOSS「Trivy」を紹介する。 OSパッケージやライブラリ、アプリケーションで発見される脆弱(ぜいじゃく)性は日々増え続けていますが、皆さんのアプリケーション、システムは大丈夫でしょうか? 日々最新のバージョンに修正して脆弱性を対処していれば問題ありませんが、インターネット上に転がっているサンプルなどを参考して実装した場合、「記事で利用されている古いバージョンをそのまま使用して脆弱性が混入してしまっている」なんてこと
※岡本、正野、宇都宮はNTTデータ所属 Kubernetesやクラウドネイティブをより便利に利用する技術やツールの概要、使い方を凝縮して紹介する本連載「Cloud Nativeチートシート」。前回から複数回に分けて「Observability(オブザーバビリティ)」「可観測性」にフォーカスして解説しています。 Kubernetesを使っていてトラブルが発生したけど、原因究明をどう進めればいいか分からない……ということはありませんか? コンテナを利用したシステムでは、マイクロサービス化が容易なので、コンポーネントやサービスの数が従来のシステムに比べて非常に多くなります。そのため、障害が発生した場合の原因の究明も大変になります。 そこで今回は、「Observabilityでいろいろとデータが取れるのは分かったけど、何からどう見ていけばいいのか分からない」という方向けに、Kubernetesで実
オンプレミス環境とのプライベート接続――「AWS VPN」接続の基本:AWSで学ぶクラウド時代のネットワーク基礎知識(3) これまであまり物理的なネットワークに触れてこなかったエンジニアを対象に、AWSを用いてネットワークの基礎知識を解説する連載。今回は、オンプレミス環境とのプライベート接続について解説し、AWSにおけるVPNの設定手順を示す。 これまであまり物理的なネットワークに触れられてこなかったSEやサーバ管理者、情シスなどの方を対象にネットワークの基本を「Amazon Web Services」(AWS)を用いて解説する本連載「AWSで学ぶクラウド時代のネットワーク基礎知識」。連載初回は、基本的なIPネットワークの概念を解説し、「Amazon Virtual Private Cloud」(VPC)の操作手順を示しました。前回の第2回では、インターネットへの接続について解説し、AWS
2020年12月9日、CentOS Projectは、2029年5月31日までサポート予定だった「CentOS Linux(CentOS) 8」のサポートを2021年12月31日で終了すると発表しました。CentOS 7は予定通り2024年6月30日までサポートされる一方、CentOS 9はリリースしないとしています。 CentOS Projectは今後「CentOS Stream」というディストリビューションの開発に注力するとしていますが、これまでのCentOSが「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」のダウンストリームだったのに対して、CentOS StreamはRHELのアップストリームに相当するもので、その位置付けは異なります。これまでCentOSがエンタープライズにおいて商用本番OSとして採用されてきたのは、無料、オープンソースでありながら、RHELのダウ
ガートナーの米国本社発のオフィシャルサイト「Smarter with Gartner」と、ガートナー アナリストらのブログサイト「Gartner Blog Network」から、@IT編集部が独自の視点で“読むべき記事”をピックアップして翻訳。グローバルのITトレンドを先取りし「今、何が起きているのか、起きようとしているのか」を展望する。 2020年、リモートワークへの移行が一気に進み、ソフトウェアエンジニアリングやアプリケーションのリーダーからは「開発スピードが低下するのではないか」と懸念する声が上がった。 もともと、アジャイル開発チームは自律性や変化への適応性が高い。だが、アプリケーション技術者の集団として力を発揮し続けるには、緊密なコラボレーションやフィードバックループ、ダイナミックな交流といった強力なチーム文化を維持しなければならない。 Gartnerのアナリストでシニアディレクタ
コロナ禍を受けた強制的なデジタル化の波がデジタルトランスフォーメーション(DX)のトレンドをさらに加速させている。ビジネスとITは直結し、クラウド利用もビジネス目的に応じた「使いこなし」が求められる状況に変わった。だが、クラウドそのものは企業に浸透したものの、「オンプレミスを移行」しただけであったり、さらにはクラウドを前提にした組織にステップアップしていないなど、「使いこなし」には至っていない例が少なくない。 これに対して「企業のクラウド活用は不十分であり、中には非常に残念なケースもある。クラウド活用の在り方をあらためて考えるべきです」と指摘するのは、元AWS(Amazon Web Services)Japan エンタープライズエバンジェリストで、2017年からスカイアーチネットワークスで顧問を務める渥美俊英氏だ。 同氏はAWSの国内黎明(れいめい)期から普及に貢献し、AWSユーザー会(J
近年、「クラウドネイティブ」の基盤として、「コンテナ」「Kubernetes」が関心を集めています。Kubernetes自身の紹介については、書籍や記事がたくさん提供されていますが、Kubernetesを支える周辺の技術やツールについては、技術の移り変わりが早くなかなかキャッチアップが難しい状況です。 そこで本連載では、Kubernetesやクラウドネイティブをより便利に利用する技術やツールについて概要や使い方を凝縮して紹介していきます。初回でKubernetesの現状について整理しつつ、連載の全体像と多種多様なKubernetes/クラウドネイティブ周辺ツールの一部を紹介します。 Kubernetesの近況、関心を集めている理由 近年、コンテナ基盤としてKubernetesが関心を集めています。Kubernetes/クラウドネイティブに関する最大規模のカンファレンスとして、「KubeCo
AWSが「AWS Snowcone」を発表、A5サイズのエッジコンピューティングデバイス:8TBのストレージを搭載 AWSが2020年6月17日(米国時間)、ほぼA5サイズのエッジコンピューティング/エッジストレージ機器、「AWS Snowcone」を発表した。AWS Snow製品群で、最も小型な機種となる。 Amazon Web Services(AWS)は2020年6月17日(米国時間)、「AWS Snowball」を小型化した、ほぼA5サイズのエッジコンピューティング/ストレージデバイス、「AWS Snowcone」を発表した。 Snowconeは一括購入できない。基本的には利用期間で課金される。現時点では米国東部(バージニア北部)と米国西部(オレゴン)のみで使えるが、これら2リージョンでの利用料は1日当たり6ドル。他に初期設定料金として60ドルがチャージされる。AWSへのデータ転送
エンタープライズ企業がDXを取り入れるために意識するキーワードはたくさんあります。中でも、組織作りにおいて多くの企業で導入が試行され、それと同時にさまざまなケースで壁に直面しているのが「アジャイル」でしょう。「俊敏」「柔軟」「一体化」といったアジャイルの示すメリットに共感し、導入を目指す企業は増えていますが、いざ導入に踏み切ったものの、従来とのプロセスの違いにより利益の享受以上に苦しみを感じるケースも多く見受けられます。 SOMPOホールディングスでは、デジタル戦略部という部署内に「Sprintチーム」という開発部隊を設置し、ユーザー企業自ら開発するという体制をとっています。当初はPoC(概念実証)開発のみを担当するチームでしたが、現在はPoCから本番化までを一括して担当する組織に成長しました。そこでは、プロジェクト推進のためにアジャイル型開発を取り入れ、関連するビジネス部門と密に連携を取
Spotifyは2020年3月16日(米国時間)、社内向けに開発し、活用してきた開発者向けポータル構築プラットフォーム、「Backstage」をオープンソース化したと発表した。 Spotifyは2020年3月16日(米国時間)、社内向けに開発し、活用してきた開発者向けポータル構築プラットフォーム、「Backstage」をオープンソース化したと発表した。 Backstageでは、さまざまなインフラ関連ツール/サービス、ドキュメントを単一のポータルにまとめ、分かりやすく表示する。エンジニアは自身の作業に適したツールを容易に見つけることができ、一貫したユーザーインタフェースで利用できる。これにより、開発者はツールの利用に費やす時間や労力を減らし、アプリケーションの構築に集中できるという。 同ツールの背景として、Spotifyはオープンソースソフトウェア(OSS)のインフラ関連ツールが爆発的に増加
連載目次 IT訴訟事例を例にとり、トラブルの予防策と対処法を解説する本連載。今回は「要件の範囲が食い違ったことにより生じた紛争」を解説する。 ユーザーが望む機能がシステム開発の要件から抜け落ちたがために発生する紛争は、本連載でこれまでにも何度か取り上げてきた。 IT紛争の類型は種々さまざまであり、過去の判例が全てそのまま適用できるわけではないが、裁判所が「たとえ要件としてユーザーから明示されていなくても、その機能が契約の目的を果たす上で、当然に必要な事柄であるとベンダーが認識し得る状態にあれば、ベンダーにはその機能を作り込む義務(債務)がある」と判断した例が幾つもある。 要件定義書よりも契約の目的の方が重いとする考え方だ。 今回取り上げる判例も、「ユーザーが必要と考える機能が、ベンダーの作成した要件定義書から抜け落ちており、これを作り込まなかった」というものだ。これまでと少し異なるのは、パ
アジャイル開発は製造業などのエンタープライズ企業にも浸透しつつある。だが、エンタープライズ企業ならではの提案資料の作成や社内調整によって、アジャイル開発の価値である「スピーディーな開発」が実現できていないケースがあるという。 【訂正:2019年11月28日9:30】意図が正しく伝わらない箇所がありましたので表現を見直しました。 ITサービス系企業の専売特許のように扱われていたアジャイル開発だが、徐々に非ITサービス系企業、いわゆるエンタープライズにも浸透しつつある。従来のやり方が根強く残るエンタープライズにおいて、アジャイル開発はどんな捉え方をされているのか。2019年11月15日に開催された「製造業アジャイル勉強会」にて共有された現場の課題を紹介する。 デジタル化を阻害している「組織体系」や「会社の風土」 デンソーの及部敬雄氏は「アジャイルはもともと製造業からヒントを得て考案された考え方
「あなたにKubernetesは必要ですか?」を、Kubernetes Meetup Tokyoのコアメンバーが議論:OpenStack Days Tokyo/CloudNative Days Tokyo 2019 「OpenStack Days Tokyo/CloudNative Days Tokyo 2019」で2019年7月23日、Kubernetes Meetup Tokyoのコアメンバーが、「あなたにKubernetesは必要ですか? Kubernetesのこれからについて話し合おう」というタイトルのパネルディスカッションを行った。 「OpenStack Days Tokyo/CloudNative Days Tokyo 2019」で2019年7月23日、Kubernetes Meetup Tokyoのコアメンバーが、「あなたにKubernetesは必要ですか? Kubernet
レバテックは2019年7月4日、同社と契約している50代以上のフリーランスエンジニアを対象とした意識調査結果を発表した。それによると、50代以上のフリーランスエンジニアの契約者は2017年から1.6倍に増加し、フリーランス歴1年未満のエンジニアが全体の27.9%を占めた。50歳からキャリアチェンジするエンジニアが増えているという。 レバテックが運営するITエンジニアやクリエイターの専門エージェント「レバテックフリーランス」と契約している50歳以上のエンジニアのフリーランス経験年数を見ると、フリーランス歴10年以上は26.5%、1~10年は45.6%、1年未満は27.9%だった。フリーランス歴1年未満のエンジニアの割合が10年以上と同じ程度であることから、50代からフリーに転身する人がある程度存在することが分かる。
丸投げしたんだから、頑張ってくださいよ(作業量は増えたけどね):「訴えてやる!」の前に読む IT訴訟 徹底解説(67)(1/3 ページ) 下請けに丸投げした作業の工数が当初見積もりの6.4倍にまで増えてしまった。下請けの追加費用支払い要請に応じるか、契約を結び直すか――どうする、元請け! 連載目次 IT訴訟事例を例にとり、トラブルの予防策と対処法を解説する本連載。今回取り上げるのは、「元請けベンダーと下請けベンダーの間に起きた機能追加費用を巡る争い」だ。 昨今、問題視されることの多いソフトウェア開発における多重請負構造。ユーザー企業から発注を受けた元請けベンダー(以降、本文中は「元請け」と表記)が作業の一部(あるいはほとんど!)を下請けベンダー(以降、本文中は「下請け」と表記)に再委託することは、むしろ一般的といってもいいほど数多く存在する。 両者の間で作業の分担や支払い、不具合の責任など
採用難に苦しむIT企業でマネジャーをやっている皆さん、こんにちは! プログラマーにして採用担当、菌類のくせに人類を採用、育成している「きのこる先生」です。 普段はIT企業で働くエンジニアの皆さんに転職やキャリアについてお話していますが、今回は担当編集からのリクエストで、そんなエンジニアたちのマネジャーとして日々奮闘している皆さんに向けてのお話です。 エンジニアに「辞めます」と言われたら いきなり胸が苦しくなるような見出しですが、今回のテーマは「エンジニアの退職」です。 皆さんはマネジメント対象であるエンジニアから「辞めます」と言われたことはありますか? 菌類は、あります。それはもう、数え上げたらキリがないほど……。 どんな理由であっても、チームのエンジニアが辞めるのはつらいものです。目の前の仕事には影響が出るし、残されたチームメンバーも何だかざわついてしまいます。「今までのマネジメントは間
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