男女七歳にして席を同じくせず とは男女は七歳からは別々のクラスで勉強をするようにという言葉であるが、本来は 『男女七歳にして籍を同じくせず』であった。 つまり、七歳でいくらなんでも結婚および入籍するのはまずいだろうという意味の儒教の言葉である。以下、この言葉の変遷について述べる。 今でも幼稚園児の異性が遊んでいるときに「おっきくなったら、わたし、ケンタと結婚するんだ」などと言うのを聞くのはよくある光景であるが、もちろん古代中国でもこういう例は多かった。だが、昔は政略結婚のため、子供同士を実際に夫婦にしてしまう例も多かった。日本でもこういうことは珍しくなかった。時代は下ってたとえば戦国時代などでも、そういうことはたびたび行われていた。 だが、孔子は七歳で結婚というのはいくらなんでも風紀の乱れであろうということで、七歳未満の結婚を法的に禁止すべきだとした。これが本来の『男女七歳にして籍を同じく