常の如くGoogleReaderを見ていた所、不思議な文字列が目に入った。曰く、「ㄘんㄘん」と。 ちんちんがどうした。下品なことの好まるるは、世の常ではないか。いまさら目くじらを立てるには及ばぬ、という人もいるだろう。しかし、問題はそこではない。よく見て欲しい。 ㄘんㄘん ちんちん 何と見た目が違うではないか。これは一体どういうことだろう。フォントを変えているのか? しかし、こんなフォントをインストールした覚えはない。WOFF(Web Open Font Format)という、web上でフォントを提供する規格が制定されつつあると聞く、しかし、私はFirefoxを使っていないし、第一、その様な最先端の規格を使っているようにも見えない。あるいは、CSSでウエイトや傾きを変えているのか? そうではない。これは、実は、違う文字なのだ。 ㄘ 'BOPOMOFO LETTER C' (U+3118)
こんなのつくってみましたがどうでしょうか。 TYPE RHYTHM presents『エレメントで見分ける明朝体』其の一:ヨコ画・タテ画編 書籍を読む時は内容より先に何の書体で組まれているかが気になってしまう。 電車に乗ると、広告のビジュアル的なことよりも使われている書体が気になってしまう。 知らない書体を見かけるとすぐに調べたくなる。 など、文字に興味を持つようになるとこれらの症状がでてくると思います。それで、「ああ、ここではこの書体が使われているんだな〜」なんて思ったりするのですが、例えば明朝体の場合、みなさんはどのように書体を見分けているのでしょうか。 骨格や組んだ感じ、ある特定の文字を見てなどいろいろと判断材料はあると思いますが、私は明朝体の場合、エレメントで判断しています。明朝体ってどれもよく似ていて判断しづらいと思われるかも知れませんが、エレメントを見ると割と簡単に判
絵文字の収録をめぐって、国際規格で大論争--「Google提案」を振り返る 皆さんこんにちは、面白くてタメになる(?)文字コード漫談の時間がやってまいりました。2月からとびとびで書いてきた絵文字の報告も、いよいよ今回が最終回。どうかよろしくお付き合いください。 さて、前回はどこまでお話ししたのでしたっけ。日本の絵文字をUnicodeに収録しようとするGoogleとAppleによる提案(以下、主導者の名をとりGoogle提案と略)ですが、去年の12月にパブリックレビューが開始されると、Unicode-MLで時ならぬ非難の嵐が吹き荒れたこと。そこでの反発を一言で言い表すなら、日本の文化に強く依存する絵文字を単純に国際規格に収録しようとした点にあったこと。 なぜなら国際規格の審議は参加各国の総意で成り立っており、特定の国しか便利に使えない文字を収録することは、当然強い反対をうけるからです。さらに
韓国・ソウル(Seoul)中心部にある光化門(Gwanghwa Gate)で、木造の看板に書かれたハングル(2005年1月27日撮影。資料写真)。(c)AFP/JUNG YEON-JE 【8月6日 AFP】(一部訂正)独自の言語をもつが、表記文字を持たないインドネシアの少数民族が、韓国のハングル文字を採用することを決定した。このプロジェクトに参加する研究者が6日、語った。 ソウル大学(Seoul National University)のイ・ホヨン(Lee Ho-Young)教授によると、ハングルが他民族の社会で使用されることになるのは初めてだという。 ハングルを採用するのは、インドネシア・スラウェシ(Sulawesi)島の南西にあるブトン(Buton)島のバウバウ(Bau-Bau)に暮らす、人口約6万人のチアチア(Cia-Cia)人。 イ教授によると、バウバウでは7月21日からハングルを
「なんだこりゃ」と思ってよく“読んで”みると「へー」と驚くコピペ文章が最近2ちゃんねるに登場し、スレッド(スレ)の本題そっちのけでコピペに関する考察レスが交わされる……なんてことも起きている。 コピペ文はひらがなとカタカナだけで書かれており、一見すると2chでたまに見かけるうわごとにしか見えない。だがよくよく“読んで”みると、「確かに読める」と、ちょっと驚く。どうして「読める」のかは、コピペ文自体が説明してくれている。 「【ネット】「ウィキペディアが与える影響を調べるため」学生がもっともらしい嘘の書き込み 多数の欧米大手紙がだまされて引用」では、このコピペが2レス目に登場。「読めた」「人間の脳すげー」といったレスが相次ぎ、本題へのレスと入り交じって何のスレなのか分からない状態になっていた。 コピペが登場したスレには、人の記憶と認識に仕組みについて考察や、読める人と読めない人の違い、現象学的
大日本印刷(DNP)は8日、目に優しく読みやすい明朝体フォント「秀英横太明朝」を開発したと発表した。「秀英横太明朝」は、ユニバーサルデザインを志向し、同社オリジナル書体「秀英体」の横線を太くして視認性を高めたもの。映像に用いられた時や、高齢者や弱視者向け印刷物において、明朝体の文字が読みやすくなるとしている。今回の開発は、2006年1月より着手した同社オリジナル書体「秀英体」デジタルフォントの開発事業「平成の大改刻」の一環。 「秀英横太明朝」サンプル 従来の明朝体フォントでは、漢字の横線が縦線に比べ細いため、環境により視認性が低くなり、テレビなど映像での使用時や視力が弱い人が印刷物を読む場合に文字が見えにくいという課題があった。今回の開発では、そういった課題に対し、同社オリジナル書体「秀英体」の明朝体を用い、漢字の横線を「秀英体」の約1.8倍に設定。漢字の"はらい"や仮名のしなやかな筆の運
明日から INTERNET Watch にて短期集中連載『 "情報化時代" に追いつけるか? 審議がすすむ「新常用漢字表(仮称)」』を開始します。まず第1部として審議経過を辿る内容で5回連続して掲載します。url等は分かり次第お知らせしますが、今回はRSS配信されるので、そちらで見ていた方が早く読めるかもしれません。INTERNET Watch のフィードは以下の通り。 feed://www.pheedo.jp/f/internet_watch/ 第2部は文字コード規格への影響を考える予定。ただ今執筆中につき配信日は未定ですが、なるべく早く始めたいと考えております。 それから7月19日(土曜)に京都の花園大学で「ワークショップ: 文字 ―(新)常用漢字を問う―」が開催、ぼくにもお声掛かりをいただいたので話にいってきます。 「ワークショップ: 文字 ―(新)常用漢字を問う―」のご案内 新常用
トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 『旧漢字―書いて、覚えて、楽しめて』という本を買ってみた。 旧字体(旧漢字)を鉛筆で書こう、という本なのだが、残念ながら旧字体(旧漢字)は(主に明朝体で)印刷をしていた字体であって、手書きをしていた字体ではない。 1949年、当用漢字字体表が発表され新字体が採用された。 これによってそれまで使われていた字体は、旧字体とか旧漢字と呼ばれることになった。 ただしこれは印刷についてのことである。 当用漢字字体表の発表前には、印刷字体と手書き字体は違うものだったのである。 ▲『旧漢
Writing Systems Alphabets | Abjads | Abugidas | Syllabaries | Semanto-phonetic scripts | Alternative scripts | Undeciphered scripts | A-Z index | Index by writing direction Constructed scripts For natural languages | For constructed languages | Colour-based | Tactile | Phonetic/Universal | Adapted | Fictional | Magical | A-Z index | Submit a con-script Languages Languages profiles | Language learn
トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 『組版/タイポグラフィの廻廊』(白順社)に、「秘」は本来は「祕」で「秘」は誤字であり、単なる誤字が由緒ある誤字になったのは王羲之が誤字である「秘」を書いたからだ、と書いた。 このように「のぎへん」と「しめすへん」は古来たびたび間違われている。 ひらがなも同様で、たとえば「わ」は「和」をくずしたものであり、「れ」は「礼」をくずしたものだから、左側の偏の部分は本来は違うかたちになるべきだ。 上の図版は「元永本古今集」の「われ」だ。 (丸1)が「わ・和」の基本形で、(丸2)が「の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く