香港と中国南部の広州を結ぶ高速鉄道が23日から運行を始めるのを前に記念式典が行われ、香港政府のトップは「この地域の発展の機会が広がる」と意義を強調しました。 開業を前に、22日、香港に新しくできた西九龍駅で、香港政府や中国・広東省の代表が出席して記念式典が行われました。 この中で、香港の林鄭月娥行政長官は「この地域の経済や文化の交流が進むだけでなく、その先の北京などとも結ばれることで、首都圏の経済圏とこの地域一帯との結びつきが強まり、都市間の協力関係や発展の機会が広がる」と意義を強調しました。 続いて、林鄭長官は、中国側の代表らとともに特別列車に乗り込み、広州に向けて出発しました。 一方で、香港側の駅には、これまで1国2制度のもとで認められていなかった、中国本土への出入りを管理する施設が設けられ、中国政府の職員が香港側で審査にあたることから、式典会場の周辺ではこれに反対するグループが抗議活