先日ミシガン州で、『マット安全法』(Matt’s Safe School Law)と呼ばれる学校でのイジメ防止法が州の法律として成立しました。 この法律、ゲイであることで執拗なイジメを受け、それを苦に2002年に自殺をしてしまったマット・エプリング君を忘れないでおこう、ということで、こうした名前がついていて、一見良い法律のほうですが。。。 文言には次の一文が。 「もしイジメが”sincerely held religious belief or moral conviction”で行われた場合は適用しない」というもの。つまり、イジメが宗教的信仰、あるいは道徳的信条に基づくなら、それはOKというもの!なんと〜! アメリカがかなりの宗教国家であることは、ブッシュ前大統領の台頭時から日本でもかなり知られて来ましたが、この法律も特にキリスト教右派にとっては使い勝手の良いものとなってしまいました。