そして、前回お届けした「見積もりの進化と客の入らないレストラン」では、以下に示す「見積もりプロセスの進化の過程」を解説しました。 第1段階:見積もり精度の向上 見積もり精度の向上を目指そうという意識はあるが、組織として共通の見積もりプロセスがない(ソフトウェア開発組織全体の90%以上がこの段階?) 第2段階:見積もり値の適用法の改善 見積もり値の適用法を改善しようと考え、現実のプロジェクトを見積もり値に合わせるよう制御する(見積もりの“黒帯”レベルだが自分のプロジェクトのことしか考えてない) 第3段階:プロジェクト成功のための見積もり プロジェクトを成功させるために、見積もり値を使う(発注側と開発側の両方が満足できる・成功するプロジェクト制御を目指す) 今回は、見積もりプロセスの進化の過程のうち、最終段階(第3段階:プロジェクト成功のための見積もり)をさらに掘り下げていきます。 第3段階の