(CNN) 国際宇宙ステーション(ISS)の微小重力環境で育てられていた百日草が、宇宙で初めての花を咲かせた。米航空宇宙局(NASA)のスコット・ケリー宇宙飛行士がツイッターで発表した。 百日草は2014年半ばにISSに導入された野菜栽培の実験装置で栽培され、何度かの失敗を経て開花した。ケリーさんは鮮やかなオレンジ色の花の写真をツイッターに投稿し、「宇宙で育った初めての花がデビュー」と報告している。 NASAのブログによれば、ケリーさんは湿度が高すぎて葉にカビが生えるトラブルなどを克服して、花を咲かせることに成功したという。百日草は食用にもできる。 実験装置の植物は、土を使わず空気や霧の中で栽培する水気耕栽培で育てられる。水気耕栽培では水や肥料の使用量が少なくて済み、殺虫剤は不要で病気にもなりにくく、土を使った場合の3倍の速さで成長するという。これまでにロメインレタスの栽培にも成功していた
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