「W杯優勝」を謳い、されどコンフェデでは失点を重ねたザックジャパン。 かつてW杯の舞台に立ち、世界を知悉する守護神と闘将が、 現代表の守備に警鐘を鳴らす――。 W杯を4度経験した日本を代表する守護神と、前回の南アフリカW杯で抜群のリーダーシップと存在感溢れる守備を見せた闘将。そんな二人の本音を聞くべく、席に着いた。 初めに姿を現したのは、楢崎正剛。遅れてくる後輩を気にすることなく、「先、始めておこうか」と一言。現在の日本代表へ向けられた思いを熱く語り始めた。 ――コンフェデ杯では日本は3連敗で9失点と、厳しい結果を突き付けられました。 楢崎 今の代表の選手たちは結果にこだわって戦っただろうけど、本当に勝ちに行く、結果にこだわるのであれば、もう少し堅い戦い方をする必要があった。守りの意識をもっと高めないと、結局勝てないということに今回もなった。でも選手たちはそういう考えではないでしょう。強豪