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ブックマーク / xtech.nikkei.com (921)

  • ウーバーはなぜ成功したのか、モデルで浮かび上がる意外な理由

    この連載では、「四角」と「線」で記述したモデルを使って物事をシンプルに表現し、それを基に思考するモデルベース思考について解説しています。前回(モデルを使えば、文章のアラが一目瞭然!)は、モデルを使って文章を改善する方法を紹介しました。 今回は早くも最終回です。モデルベース思考で新たな発想を得るにはどうすればいいのかを見ていきましょう。 この連載の第1回(「発想力がない」SEを救う!モデルベース思考の実力)で、ITを含むビジネスの世界で「イノベーション(革新)」が重要なキーワードとして浮上しており、モデルベース思考はイノベーターになるために必要な基礎体力をもたらすとお話ししました。 もちろん、新たな発想をひらめくのは容易ではありません。多くの方は、「アイデアが浮かぶまで悶々とし続ける」イメージを思い浮かべるのではないでしょうか。 モデルベース思考を使えば、このような苦労をしなくても済む可能性

    ウーバーはなぜ成功したのか、モデルで浮かび上がる意外な理由
  • ハイブリッド車競争時代を歓迎

    トヨタ自動車でハイブリッド車(HEV)初代「プリウス」のハイブリッドシステム開発リーダーを務め、その後2003年の2代目プリウスに搭載した「THSII」などハイブリッドシステム全般の開発を手がけた八重樫武久氏(現コーディア代表取締役)が、ハイブリッド車および次世代環境車を展望する連載「ハイブリッド進化論」。第1回は、初代プリウスのコンセプト実現の経緯と、ホンダが発売した2モータ式の「アコードハイブリッド」や他社のハイブリッド車への期待を語る。 今でも、鮮明に覚えている。工場検査、品質保証の代表が「販売開始できる品質と確認できたので明日から生産を開始し出荷する」と告げた瞬間を…。それは1997年12月9日に開かれた最後の品質会議のことだった。 そして翌12月10日、愛知県豊田市の南西に位置するトヨタ自動車高岡工場の組立ラインから、検査を終えた新型車がトレーラーに積まれ、全国に出荷されていった

    ハイブリッド車競争時代を歓迎
  • 乗り味はハイブリッド車、日産「ノートe-POWER」

    日産自動車の小型車「ノート」に、ハイブリッド車の「e-POWER」が追加された。走行にエンジンは使わず、発電機としてのみ利用するシリーズハイブリッド方式を採用し、トヨタやホンダのエンジンも駆動に利用するパラレルハイブリッド方式とは一線を画する。これは、電気自動車「リーフ」の機構を活用したためで、走行はモーターのみによる独自性のあるハイブリッド車となった。

    乗り味はハイブリッド車、日産「ノートe-POWER」
  • AMDのFusion APU、E-350を検証

    AMDのFusion APU、E-350を検証 同じ動作周波数のAthlon II X2の6~8割の性能、消費電力は低い AMDは2011年1月4日、同社として初めてグラフィックス機能とCPUコアを統合した新型プロセッサー「Fusion APU」のEシリーズとCシリーズを発表した。「Zacate」「Ontario」の開発コード名で呼ばれていたCPUで、ディスプレイ一体型PCや低価格ノートPCでの採用を見込む。日経WinPCは、E-350を搭載したマザーボードを入手。AtomやAMD製のデュアルコアCPUと性能や消費電力を比較した(参考記事:AMDCPUと描画機能を統合した「Fusion APU」を正式に発表)。 AMDのFusion APUの最大の特徴は、新設計のCPUコア「Bobcat」(開発コード名)と、DirectX 11に対応したグラフィックス機能を1つのダイ(半導体体)に統合

    AMDのFusion APU、E-350を検証
  • 日産、人事世界統一の凄み

    日産自動車が全世界約12万4000人のグループ従業員を対象に、人事システムの統一を進めている。クラウド型ERP(統合基幹業務システム)を採用し、人材に関する情報を一元化。地域や拠点で異なる人事評価の指標や仕組みを統一し、グローバルレベルで適切な人材配置・活用を図る体制を整える。 同社が新システムの導入を開始したのは2013年。完了は2017年6月の予定で、足かけ4年にわたる取り組みだ。 「人材活用に関して、我々がベンチマークとしているのは米アップルや米グーグルといった企業だ。これらの企業に引けを取らない、一流の人材が能力を発揮する場にするために新システムを活用し、改善を進めていく」。 日産自動車 Global Digital HRのラジュ・ビジェイDivision General Managerは、2017年2月3日に開催した説明会で意気込みをこう語った。

    日産、人事世界統一の凄み
  • 知られざる暗号の“2017年問題”、安全サイトが突如警告サイトに

    フィッシング対策の業界団体であるフィッシング対策協議会は2017年1月、TLS/SSLを使っているWebサイトにアクセスすると、正規のサイトであっても「信頼できないサイトです」といった警告が表示される場合があるとして注意を呼びかけた。「SHA-1」と呼ばれる暗号技術を使っているサーバー証明書が「安全ではないサイトの証明書」と見なされるようになったためだ。 安全でないサイトと見なされると、Webブラウザーによっては警告の表示どころか、アクセスの続行すらできない。国内にもそんなWebサイトが数%残っているのだ。 「SHA-1」は安全ではない SHA-1とは、任意のデータを固定長のデータに変換する暗号学的ハッシュ関数の一種。サーバー証明書の署名(デジタル署名)を作成する際などに使われている。米国家安全保障局(NSA)が設計し、米国立標準技術研究所(NIST)によって1995年に「FIPS PUB

    知られざる暗号の“2017年問題”、安全サイトが突如警告サイトに
  • 仙台─石巻52分、鉄路復活とともに新ルート開業

    5月30日に全線で運転を再開する仙石線。これまで運転を見合わせていた区間の手樽駅に停車する試運転電車(写真:小佐野カゲトシ) 東日大震災の津波により、海岸沿いの区間が甚大な被害を受けたJR仙石線。仙台と宮城県第2の都市、石巻を結ぶ同線は、特に被害の大きかった区間の復旧・移設完成により、震災から約4年2カ月を経て5月30日に全線の運転を再開する。 合わせて、新型のディーゼルハイブリッド車両によって同線と東北線を約300mの接続線を介して直通し、仙台─石巻間を最速52分で結ぶ「仙石東北ライン」が開業。両都市間の所要時間は、従来の仙石線快速列車と比べ下りで12分、上りで11分短縮される。復興の加速へ向け、復活する鉄路と新たな列車に期待が集まる。 現地の状況とこれまでの経緯を詳しくみていこう。

    仙台─石巻52分、鉄路復活とともに新ルート開業
  • “物流革命”が迫る、脱メーカー

    出典:2016年12月号 p.61 日経エレクトロニクス 記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。 物流インフラの高度化、電機をサービス業へ EC(電子商取引)の凄まじい進化が、「速く・安く・融通が利く」物流インフラを築きつつある。その進化を支えるロボット技術AI人工知能技術を提供している電機メーカー・IT企業にも、自らの事業の変革要因になりつつある。高度な物流インフラの活用で事業形態や製造手法を一新、収益機会を増やせる可能性がある…日経エレクトロニクス 2016.11.18 ロボットやセンサーが続々、基盤技術を獲る競争に 省人化と24時間稼働に向けて、物流現場に多様なエレクトロニクス技術が導入され始めた。ロボット、自動運転車、ウエアラブル機器、空間認識センサーなど。多くは導入の初期段階のため、“定番”になっていない。日のベンチャー企業が、物流現場で標準的に

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  • Amazon.com、日用品をボタン1つで注文できる小型機器「Dash Button」

    Amazon.comは、「Dash Button」と呼ぶ小型機器を使って、日用品を手軽に注文できるサービスを米国で開始した。Wall Street Journal、 TechHive、 CNETなどの米メディアが現地時間2015年3月31日に報じた。 Dash Buttonはチューインガムほどの大きさの機器で、前面には商品ブランドのロゴが記してある。Amazonが配布するスマートフォン用アプリで、あらかじめそれぞれのDash Buttonごとに無線LAN接続、商品種類、数を設定し、機器の右部分にあるボタンを押すと、商品が2日以内に届く。 子どもなどがボタンを押して誤発注してしまうのを防ぐため、注文が入るとスマートフォンに通知が届き、30分以内であればキャンセルできる。また初期設定ではボタンを何度押しても、商品が届くまでは次の注文は入らないという。 1つのDash Buttonに付き、1つ

    Amazon.com、日用品をボタン1つで注文できる小型機器「Dash Button」
  • Part3 ATAやSCSIなどのインタフェース

    パラレルからシリアルへの変更は,現行製品との互換性に大きな影響を及ぼす。これまでATAやSCSIの新規格が登場しても,それぞれの規格の中で下位互換性は確保されていた。だが,ATAとシリアルATAの間,SCSIとSASの間には互換性がなくなる。その半面,生い立ちの異なるシリアルATAとSASが,実は部分的に互換性を持つことになる。こうした点を踏まえ,ATAとSCSIの新旧規格の基礎を紹介する。 ◆パラレルATA ストレージ向けインタフェースの基として,まずATA(Advanced Technology Attachment)を取り上げる。ATAは,1986年に開発されたPCの内蔵HDD用インタフェース「IDE(Integrated Drive Electronics)」を基に,互換性を高めた規格である。1989年にANSIによって標準化された。 さらに1998年には,HDD以外の機器との接

    Part3 ATAやSCSIなどのインタフェース
  • 中古PCに買い替える時代が来た!

    2016年の中古PCは一味違う。「一昔前のパソコン」が最新のPCとそん色ない性能を持つばかりか、重厚なキーボードなどむしろ使いやすい部分もある。弱点のHDD容量は、米Googleや米Amazon.comのクラウドストレージで補える。OSはLinuxで“最新”になる。実際にUbuntuで、国内サービスが始まったばかりの容量無制限サービス「プライム・フォト」を使ってみた。 日経Linuxで記者をしていると、新製品はもとより中古市場が気になる。Linuxをインストールして復活・再生できるPCを探して、中古PCを扱う店舗やサイトを見て回る。価格とスペックのバランスからお得なPCだけが自然と目に飛び込んでくるのだが、2015年の後半から潮目が変わった。お得と感じるPCの数が、明らかに増えたのだ。 そうしたPCの共通項は製造年。ほとんどが2010年製のPCだ。法人のリース契約が切れたPCが、中古市場に

    中古PCに買い替える時代が来た!
  • Windows 8.1のSurfaceを修理に出したらWindows 10になって返ってきた

    写真1●代替機との交換後、OSがWindows 10になって返ってきたSurface Pro 3(タイプカバーは互換性のあるSurface Pro 4版を使用) 自宅と仕事の移動先などで使用しているSurface Pro 3の動作が不安定になったので修理に出したところ、OSがWindows 8.1 UpdateからWindows 10になって返ってきた(写真1)。 修理に出した原因はタッチスクリーンの不調だ。何も操作していないのに勝手にタッチスクリーンが反応する症状が出てしまった。指で画面を触ったり、マウスカーソルを動かしたりしても、タッチスクリーンが連続して反応し続けるため正しく操作できない。 マイクロソフトのサポートに問い合わせたところ、一度は電源ボタンと音量を上げるボタンを同時に長押しするシャットダウン方法で、症状が改善した。しかし、しばらくするとまた同じ症状が出た。 これは修理する

    Windows 8.1のSurfaceを修理に出したらWindows 10になって返ってきた
  • あの悪夢が再び?マクロウイルスの逆襲が始まった

    10年以上前、世界中のインターネットユーザーを恐怖のどん底に陥れた「マクロウイルス(マクロ型不正プログラム)」が“復活”の兆しを見せている。一度は廃れたマクロウイルスだが、新たな手口により感染を拡大している。新手口の特徴は、「ユーザーをだましてマクロ機能を有効にさせること」。安全であることが確認できない文書ファイルについては、マクロ機能を安易に有効にしてはいけない。 メールサーバーを次々落とした「Melissa」 マクロウイルスは、Microsoft Officeなどのマクロ機能を悪用するウイルス。文書ファイルを開くと悪質なマクロが動き出してメールで感染を広げたり、別のウイルスを実行したりする。 以前からのパソコンユーザーならご存じのように、マクロウイルスの歴史は古い。1995年に出現した「Concept(コンセプト)」が、史上初のマクロウイルスとされている。ConceptはWord文書に

    あの悪夢が再び?マクロウイルスの逆襲が始まった
  • この場所に!? リニア詳細路線を歩いて分かった

    JR東海が9月18日に公表したリニア中央新幹線の環境影響評価準備書をもとに、起点となる品川駅から神奈川県の橋駅の先まで主要施設の計画地を見てきた。

    この場所に!? リニア詳細路線を歩いて分かった
  • 横浜環状で完成間近の「北線」、トンネル内をお披露目

    首都高速道路会社は、建設を進めてきた横浜環状北線について、開通時期を2017年3月、および開通後の名称を「高速神奈川7号横浜北線」(以下、横浜北線)と発表。9月15日、延長全体の7割強を占める「横浜北トンネル」の線部を報道陣に公開した。 同線の総事業費は3980億円。首都高速は従来、開通時期を16年度中としていた。報道公開では、防災・照明設備の設置といった最終盤の作業が進む同トンネルの線内で、点灯式も開催した。

    横浜環状で完成間近の「北線」、トンネル内をお披露目
  • 熊本城復旧に歴史ファンの記者があえて暴論

    文化財としての価値の維持と、最新の技術による耐震化など安全性の向上――。熊地震で被災した熊城の復旧に関して、熊市の大西一史市長が7月に表明した方針の一部だ。そのとき記事に書きながら、「確かに理想はそうだが、果たして可能だろうか」と思った。 熊城の「二の丸」という区域から見た城の中心部。手前は地震で損壊した「西出丸」の石垣と長塀。その後方に小天守(左端)、「宇土櫓(やぐら)」、大天守が建ち並ぶ。宇土櫓は国指定の重要文化財だ。8月11日に撮影(写真:日経コンストラクション)

    熊本城復旧に歴史ファンの記者があえて暴論
  • 旅客化か廃止か、東京の貨物線はどうなる

    鉄道のストック活用策として、貨物線がにわかに注目を集めている。東日旅客鉄道(JR東日)が8月に発表した羽田空港アクセス線は、休止中の貨物線を整備して空港と都心を結ぶ。同社が2015年春に開業予定の上野東京ラインや01年開業の湘南新宿ラインも、貨物や回送のための路線を活用したものだ。 ほかにも小岩と金町を結ぶ新金貨物線、小岩と越中島を結ぶ越中島支線など、都内には現役の貨物線が複数、存在する。王子から北に延びる北王子支線は7月に廃止されたばかり。これらは今後どうなるのか、写真を中心にみてみる。 原宿駅に進入する山手線内回り電車(左)と、山手貨物線を走る湘南新宿ライン(特別快速小田原行き)の電車。顔つきは異なるがともにE231系。三角の白い建物は「宮廷ホーム」の上屋。山手貨物線は山手線を“線増”するかたちでつくられたが、次第に貨物列車は郊外を環状で結ぶ武蔵野線を走るようになる。その後に駅や軌

    旅客化か廃止か、東京の貨物線はどうなる
  • 日本初の「フルMVNO」誕生で、格安SIMは変わるのか

    ISP大手、かつMVNO市場で大きな存在感を示すインターネットイニシアティブ(IIJ)。同社は2016年8月30日、NTTドコモに加入者管理機能の連携を申し入れ、承諾されたと発表した。これによりIIJは国内で初めて、自社でSIMを発行できるなど自由度の高い通信サービスが提供できる「フルMVNO」となる。IIJがフルMVNOになることで、同社のサービスはどう変わるのだろうか。 IIJが日初のフルMVNOに 端末代金実質0円の事実上の禁止措置を受け、一層活況を呈しているMVNO市場。料金競争の激化やサービスの均質化が進み、生き残り競争が厳しさを増している。 そうした中、新たなMVNOの差異化要素として、昨年頃から注目されているのが「HLR/HSS」の開放によるMVNOの「フルMVNO」化だ。 HLR/HSSとは「Home Location Register/Home Subscriber S

    日本初の「フルMVNO」誕生で、格安SIMは変わるのか
  • 第39回 SFA/CRMとの連携は必要か?

    前回は、「すぐに成果の出る、具体的なキャンペーンシナリオを知っているか?」というクライアントからよくいただく質問を解説した。今回も同様に、クライアントから受けることの多い質問を取り上げてみたい。 質問 SFA(営業支援)と連携させないで、マーケティングオートメーション(MA)単体で利用できるか? 多くのBtoB向けマーケティングオートメーションツールは、セールスフォース・ドットコムなどとのSFA/CRM(顧客関係管理)とのAPI(アプリケーション・インタフェース)データ連携を標準機能として提供している。しかし意外なことに、クライアントからは「SFA/CRMと、どう連携できるか?」ではなく、「SFA/CRMと連携しなくてもMAで成果を出せるか?」という質問を受けることが多い。 これにはいくつかの理由があるようだ。 1つは、SFA/CRMを活用しているのが営業部門であったり、メンテナンスしてい

    第39回 SFA/CRMとの連携は必要か?
  • 優勝賞金2億円のCTFにアダルトグッズのハッキングも、「DEF CON 24」現地リポート

    DEF CONの登壇者には身元を明かしたくない人も。核開発に関して発表したスピーカーは覆面のまま講演。そのため発言がしばしば全く聞き取れず、そのたびにブーイングが起きた 世界中のハッカーが集い、技術力などを競う国際的なセキュリティイベント「DEF CON(デフコン)」。1992年開催の初回から数えて24回目となる今回の「DEF CON 24」は、米ラスベガスの「パリス ラスベガス ホテル & カジノ」と「バリーズ ラスベガス ホテル & カジノ」で、2016年8月4日から4日間の日程で開催された。 DEF CONは、ラスベガスで同時期に開催されるBlack Hatと並び、世界最大のセキュリティイベントと位置付けられ、Black Hat参加者の半数以上がDEF CONにも参加するという(関連記事:続々とハックされるIoT、「Black Hat 2016」現地リポート)。DEF CONの参加人

    優勝賞金2億円のCTFにアダルトグッズのハッキングも、「DEF CON 24」現地リポート