日本語入力方法として、10年前までは自作の行段系8母音ローマ字配列「やつがしら」を使っていたが、ここ10年は普通のローマ字入力を少しだけ拡張した配列(「ん」「っ」「ー」を専用キー1打で、拗音を2打で打てるように拡張したもの)に戻っていた。しかし、やはりローマ字では快適さに限界がある。ここらでローマ字入力に見切りをつけて、かな入力の導入を検討しよう。 要件 現在使用しているキーボード(次の3種類)のどれでも使えること。 μTRON (職場) エスリル NISSE (家) ThinkPad X1 Tablet (外出先) IMEのローマ字カスタマイズだけで実装できること。 以上の要件を満たすのは中指逐次シフトの月配列系である。 既存手法の評価 月配列系は各作者が数値評価を行っているが、どれもサンプルが小さすぎてアテにならない。そこで、国立国語研究所の現代日本語書き言葉均衡コーパスを使って既存の