ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ(Sarajevo)近郊の村で、洪水の水が引いた場所で地雷除去作業を進める専門家(2014年5月20日撮影)。(c)AFP/ELVIS BARUKCIC 【5月22日 AFP】洪水で壊滅的な被害が出ているバルカン半島(Balkans)のボスニア・ヘルツェゴビナで20日夜、1990年代に起きたユーゴスラビア紛争(Yugoslav War)の際に埋設されたままになっている地雷の1つが流出し、爆発した。負傷者はなかったという。関係当局が21日、明らかにした。 ボスニア政府の地雷対策センター(BHMAC)によると、洪水により流出した地雷が爆発したのは同国北部のブルチコ(Brcko)行政区。ボスニア国内には、紛争時に埋設されたまま処理されていない地雷が推定12万個あるとされ、記録的な洪水被害の後始末に伴う危険の高さが改めて浮き彫りになった。 BHMACによると他にも