私がアワードを出したからって、なんなんだ…? そんな疑問はまあ、置いといて。 今年読んだ本、しびれた本を総括したいと。そんな企画でございます。 ・2007年度新刊部門(2007年1月1日〜2007年12月29日初版発行) ・旧作部門(2007年以前に初版発行) 以上、ふたつに分類して行ないます。 ・・小説・・ ○2007年度新刊部門 第1位 山田詠美『無銭優雅』(幻冬舎) 次の日が仕事だというのに、深夜三時まで読んでしまい、おもしろすぎてそのまま寝れなくなった。 どうしてもっと騒がれないのかが分からない、最強、を実感させられる傑作。 もしかして、文学的にハイ・ブラウすぎたの?? 「恋愛」というテーマに比べたら知られていないかもしれませんが、 山田詠美は、一貫して「死」を書いてきた作家です。とくに「最後の資料」以降の作品には、いつも、 隣に「死」がただよっている。生活の中に、生命の中にある「
![2007・極私的ブックアワード - 森井の記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0e74e8d71b8180941263df0e0fbc1af1b9fdf677/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F61w1cBwqtNL._SL160_.jpg)