昨日の続きみたいな日でしたよ。飲みながら『待つということ』を読み、起きぬけに『プラネタリウムのふたご』を読むという風に。 行きの電車と休憩でもってバカテク博覧会といった趣の『高瀬川』を堪能。「これ真に受けちゃダメだよね?」などと嘯きつつ、ちゃっかりと真に受けるのが正しい? 受容の仕方かもしれませんな。 休憩の残りの時間と帰りの電車で『須賀敦子全集」第1巻の最後のページまでたどり着いてしまう。だが、余韻にひたるまもなく鞄から取り出してきたのは『近代日本文学の誕生』。漱石を扱ったところに 荒正人の製作した『漱石研究年表』にこういう一節が見られる。<朝晴、南方にスマトラ島を見る。午前十一時頃から、風雨となり波浪高くなる> 一方、同じ日の熊楠の日記に、こういう一節がある。<船長航路失しスマトラ島を左に見るに及び大に路を転ず。夜雨甚だし> 思わずニヤリと。 帰宅して引き続き『日本の政治学』を。第4章